浪人することを決断したときに知っておいてほしい3つのこと

浪人を決意した or 浪人するか迷っているみなさん、こんにちは!元浪人生かつ最大手予備校で数年間スタッフの経験があるみーたです。

各大学の受験日程も残り半分ほどとなり、浪人することを決めた方もそろそろ出てくるかと思います。

浪人する理由は個々で様々かと思いますが、多くの方は自分の希望する大学への進学ができなかったという理由だと思います。僕もそのような理由で浪人をしました。

浪人とはみなさん自分にとって辛い決断であると思います。

浪人をするのはある程度の覚悟と強い気持ちが必要に思います。なぜそのようなことを言っているのかというと、浪人したからといって成績が上がるとは限らないからです。これは本当に一種の賭けのようなものです。滑り止めの大学には合格したけれど、第一志望の大学には合格できなかったから浪人をして第一志望の合格を目指したい。という人は多いと思いますが、厳しいことを言うと、浪人したからといって次の年に第一志望に合格することはおろか、去年合格していた滑り止めの大学に合格する保証すらないのです。

それでも1年間浪人をして頑張るという覚悟と強い気持ちがあるならば、浪人をして次年度にリベンジしましょう!

 

浪人をするとなった際には大きく分けて、予備校浪人自宅浪人仮面浪人の3種類になると思います。それぞれのメリット、デメリットを紹介していこうと思います。

予備校浪人

予備校浪人の多くの学生は、河合塾・駿台予備校・代々木ゼミナールなど割と大手の予備校に通うことになるかと思います。

メリット

一番のメリットとしては何と言っても質の高い授業を受けられるということです!多くの授業が学校で受けていた授業よりもわかりやすいです。また、カリスマ講師と呼ばれる各予備校の中でもトップクラスの講師の授業も受けられます

受験を知り尽くした講師の方々や予備校スタッフに悩みや相談もでき、浪人する環境としては一番いいです!

同じ浪人をしている仲間がたくさんいるのも、いいことだと思います!

デメリット

なんといってもお金がかかってしまうことです。コースや授業数によって変わってもきますが、1年間通う場合には50〜80万円くらいに夏期講習や冬期講習まで受講するとさらにお金がかかってきます。

また、授業を受けていることである意味安心してしまうことも心配要素です。授業を受けるだけでは足りず、自習を徹底できるかの視点が抜けやすく自己管理を放棄しがちになってしまうのも不安要素です。

自宅浪人

メリット

浪人生活で必要なお金を抑えることができます。自宅で浪人をするため、かかる費用は参考書や問題集の費用と、模試を受けた際の受験料です。一番経済的に優しい浪人の方法と言えます。

授業などもないので時間を自由に使えます。モチベーションが高い状態で効率を極めるのであれば、自分で時間を使える時間が最も多い自宅浪人は、成績が伸びるスピードが早いです。

デメリット

自宅浪人は一番モチベーションを維持するのが難しいです。毎日家や図書館、カフェなどで勉強することになります。そのため、会話を交わすのがほとんど家族になり、孤独を感じてしまいがちです。毎日同じような生活を送るため相当な根気も必要になってきます。自宅浪人は最も覚悟と根気が必要です。

成績が伸びるスピードが早い裏面として、成績が落ちるスピードも一番早いです。

仮面浪人

仮面浪人とは大学に通いながら次年度の大学入試に備える勉強もしていく方法です。滑り止めの大学に通いながら第一志望の大学を目指す場合が多いです。

メリット

もし、次年度の入試に失敗した場合でもそのまま大学に通い続けるという選択ができるので進路の安心材料になりますね。

デメリット

とにかく成功しません。僕の周りにも何人も仮面浪人をしている人はいたのですが、誰も成功しませんでした。現役時代には合格を勝ち取っていた大学に仮面浪人をしてから落ちた人も何人もいました。さらに、受験中は大学のテスト期間とも重なるため、大学のテストの多くに出席できず、単位をいくつも落とし中には留年する人もいました。

正直言って、大学での勉強と受験勉強はどちらも片手間でどうにかできるようなものではありません。僕個人の意見としては最もおすすめしない浪人の方法です。

 

浪人生活においては浪人生として大切なこと、考えるべきことがあります。現役の頃とは違った受験生生活になりますので、現役のときの考え方そのままでは通用しないこともあります。

浪人生だからこそ規則正しい生活を送る

浪人したからといって、適当に生活し、適当な時間で勉強をするというのはもちろん良くないです。毎晩遅くまで勉強し、朝は早朝から勉強するというようなやり方が自分に合うのならばそれでもいいと思いますが、多くの方は続かないと思います。続かない勉強をしても意味はありません。

大切なのが、ある程度自分の生活のリズムを作ることです。現役生のときには、朝学校に登校し、決まった時間から授業が始まり、午後4時くらいに授業が終わるというような生活のリズムがあったはずです。高校生のころには学校があったため、あまり気にしなくとも決まった生活があったのですが、浪人生は自分で生活のリズムを作る必要があります。

そこで、毎日朝は7時に起きて夜は12時までには寝る、1日の間で勉強をする時間はだいたい午前◯時間で午後△時間というように決めておくのがいいと思います。自分である程度のリズムを作ると、時間になれば頭が勉強モードになってくるようになり無理なく勉強を続けることができます。

浪人生の成績は簡単には上がらない

正直言うと、成績が急激に上がることはほとんどありません。継続して勉強を続けていくことで、少しずつ成績が上がっていくというのが多くの浪人生の成績の上がり方かと思います。

勉強をしているのに成績が上がらないといって悲観するのではなく、何が足りなかったのか自分で自分の分析ができることが大切です。継続は力なりという言葉がありますが、浪人生にはこの言葉がすごく大切だと思います。結果としては現れにくいですが、勉強を続けることで必ず自分には力がついていきます!

周囲への感謝を忘れない

一番大事なことです。浪人とは自分一人の力でできないもので、必ず家族や周囲の方々の協力が必要になります。勉強に没頭するのはいいですが、勉強する環境、大学挑戦へのチャンスをもらえているという気持ちを忘れず、浪人している自分に協力し、支えてくれている家族や周囲の方々への感謝を忘れてはいけません。

浪人しているときには、周りの友達の多くは大学生や社会人になっていて新たな生活をスタートさせて楽しんでいるかもしれません。それでも、浪人することを決めた以上、もう1年だけ頑張りましょう!浪人生活での努力や経験は自分にとって必ず役に立つものになります!

僕も浪人して頑張るみなさんをサポートしていきたいと思います!


自宅浪人を経たイクスタスタッフの記事もぜひ読んでみてください。

> 浪人を決めた人は一度見てほしい!自宅浪人を経た私が教える浪人生活のすべて - イクスタ

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     記事更新日 2019.11.29
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     記事更新日 2015.9.18