【現代社会】いよいよ共通テスト直前!おすすめ参考書・問題集7選+オススメサイト4選

共通テスト現代社会の勉強法

みなさんこんにちは。イクスタ編集部のエースです。今回は、共通テスト現代社会のオススメ参考書と問題集、そしてサイトを紹介します。ぜんぶで11選、厳選してお送りします。これを読めば、現代社会の勉強法と対策がわかります。

共通テスト現代社会の勉強法

目次

共通テスト現代社会の特徴

みなさんは、「現代社会」と聞かれてどんな科目だと想像しますか?政治経済の簡単な科目?中学の公民みたいな科目?どれも正解で、どれも不正解です。

現代社会は平たく言えば、政治・経済・倫理を組み合わせて少し知識を浅くしたものに環境問題、時事問題がついてくるというイメージです。内容はほぼ政治経済の範囲と重複するのですが、環境問題や時事問題がついてくるので、その分野に興味関心がないと勉強しづらい科目でもあります。勉強すれば、確実に伸びる科目であり、参考書なども良質なものが多く、対策もしやすい科目だと思います。

しかし共通テスト現代社会は、社会科目の中では比較的点数が出づらい科目と言われています。原因は諸説あるが、一つは全く対策せずに試験に臨む人が多いこと、もう一つは時事問題や倫理といった政治経済の分野ではないところで苦戦するということが挙げられます。

とくに時事問題は、教科書や参考書では対策しづらいので、日ごろから新聞やニュースに目を通すなどしておく必要があります。

今回は、そんな不思議に満ちた現代社会のオススメ参考書・問題集、サイトを紹介していきます。ぜひお気に入りのものを見つけ、共通テスト現代社会や定期テストで高得点を取ってください。

 

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現代社会のオススメ参考書・問題集7選

①共通テスト 現代社会 集中講義 四訂版(大学受験super lecture公民)

①《新入試対応》共通テスト現代社会集中講義 四訂版(大学受験super lecture公民)

参考:共通テスト 現代社会 集中講義 四訂版(大学受験super lecture公民) - Amazon

【集中講義の特徴】

共通テスト現代社会の勉強法

河合塾の昼神先生が手掛けている現代社会の大人気参考書。共通テスト「現代社会」対策が,この1冊で効率的にできます。僕もこの参考書を使っていましたが、これと問題集と過去問だけ勉強しただけでセンター現代社会は8割以上得点できました。共通テスト現代社会を受ける人は必読の1冊。

集中講義のオススメポイント①

センター・共通テスト「現代社会」をデータベース化,出題傾向を徹底分析しているから確実に出るところが対策できます。

過去15年分のセンター試験を分析し、「どのような問題がよく出題されるか(頻度)」「その問題はどのレベルまで理解が必要か(深度)」を徹底研究し、効率的に学習できるように構成されています。

集中講義のオススメポイント②

豊富な演習問題

政治分野、経済分野、国際社会分野、現代社会分野、の4つに大きく分けられてさらにそこから細かく50テーマに分かれています。50のテーマごとに、演習問題が約3題ずつ掲載されています。

1冊解けば約150題、約4年分のセンター試験を解いたことになります。もちろんこれ1冊でもかなりの演習ができますが、さらに別冊の一問一答問題集で対策するとさらに力がつきます。

【集中講義の使い方】

まずは、各テーマの解説をしっかり読み込みましょう。見開きで2ページにわたり、詳しい解説がついているのでマーカーをひいたり、付箋を付けたり工夫しながら読み込みましょう。

この参考書自体がよくまとまっているのでノートに写すというような時間がかかる勉強法はオススメできません。次のページには、そのテーマのまとめと問題がついています。まずは問題を解いてから、まとめで最終チェックというやり方がオススメです。

苦手な分野やテーマはしっかり付箋などでチェックをつけておき、すぐに復習できるようにしておきましょう。共通テスト現代社会に多くの時間を割ける受験生はいないと思うので、1回の勉強時間をできるだけまとめて取り、一気に完成させるのがオススメです。

ちなみ僕は3週間でつめこんで、センター試験本番で80点を取りました。あまり直前に詰め込むのはオススメできませんが、高3の夏休みに1周、直前に2周目という感じで勉強できればいいと思います。

【利用者の声】

僕自身は、3週間この参考書とセンター過去問を少し解いて、センター本番で80点取りました。教科書を出るところだけ詳しく抽出した感じなので、短期間で一気に仕上げたい人にもオススメだし、定期テストにも有効な参考書だと思います。(センター現代社会80点得点者)

 

②大学入学共通テスト 現代社会の点数が面白いほどとれる本

②大学入学共通テスト 現代社会の点数が面白いほどとれる本

参考:②大学入学共通テスト 現代社会の点数が面白いほどとれる本 - Amazon

【特徴】

共通テスト現代社会の勉強法

第一位の集中講義はポイントに絞って効率良く勉強できる参考書だとすれば、こちらの面白いほどとれる本は全体を理解するのに適した参考書といえます。参考書自体は分厚くて、手にとったらちょっと「うっ」となりそうですが、中身をのぞいてみると非常にすっきりしています。

オススメポイント

学校の授業で現代社会がない人には一番とっつきやすい参考書。

アマゾンなどのレビューやほかのサイトにもいろんなことが書かれていますが、まとめると、効率よく短期学習に適している集中講義に対して、概念理解や流れの理解など時間に余裕があり、深く理解したい、学校でやってないけど共通テストで使いたい人に適している面白いシリーズという感じがします。

問題などはほとんどついていないので、本当に参考書という感じです。教科書を持っていない人は、この面白いシリーズで学習してから問題集に移るといいと思います。

【使い方】

現代社会自体がそれほど時間をかけて勉強する科目ではないので、期間を決めて一気に学習することをオススメします。30章に分かれてるので1日1章もしくは2章学習を進め、どんなにかかっても1カ月で1周しましょう。

集中講義と違い問題がそれほどついていないので、これを学習しながらでも終わってからでもいいのですが、問題集形式の本は1冊やりましょう。

学校の定期テスト対策で使い人にも対応したいい参考書ですので、定期テスト対策したい人にもオススメです。僕の友達はこちらの参考書を使っていましたが、センター本番で84点を取っていたので受験対策でも有効な1冊だと思います。

【利用者の声】

センター・共通テスト現代社会のとっかかりとしては良質な参考書だと思う。ただ別で問題集を使う必要があるので、参考書を何冊も使うのが嫌いな人には向かないかもしれない。(センター現代社会84点得点者)

 

③共通テスト対策問題集 マーク式実戦問題編 現代社会

参考:共通テスト対策問題集 マーク式実戦問題編 現代社会 - Amazon

【特徴】

大手予備校・駿台が、毎年出しているセンター・共通テスト形式の問題集。駿台で行われた模試問題の中から、特に優れた問題をピックアップした、予想問題5回分を収録しています。解答・解説編の巻頭には、共通テストに必要な重要事項をまとめた「直前チェック総整理」、問題編各回の扉には標準所要時間・難易度を掲載している。

オススメポイント

センター・共通テストの過去問+αで対策ができる。

この問題集のいいところは、駿台模試の過去問から良問をピックアップしてつくられており、共通テスト・センター試験の過去問だけでは物足らない受験生も、時間がなく共通テスト・センター試験の過去問ではなくよりまとまった問題集を解きたい人のどちらにもオススメできるところです。

共通テスト・センター試験の過去問は解答解説がやや弱く、総まとめとしては使いづらいのに対し、こちらの問題集は解答解説が充実しており、さらに直前チェック総整理表があるので本番直前まで愛用できるのがオススメです。

【使い方】

センター試験・共通テスト形式の問題集なので、時間配分に気を配りながらまずは問題を解きましょう。解答解説が充実しているので、復習にもしっかり時間をかけて間違えた箇所とその周辺事項を同時に抑えるようにしましょう。

個人的にはまずこの問題集をやって、余力があればあとで紹介する共通テスト・センター試験の過去問をやるのがいいと思います。参考書を使っている人は、チェック表は必要ないと思いますが、教科書でしか学習していない人はあってもいいと思います。

【利用者の声】

予想問題集はあくまでも予想でしかないので、これが出るというよりかは最後の確認で解くようにしていました。共通テスト・センター試験の過去問とどっちをやってもいい気はしますが、解答解説が充実しているので復習はしやすかったです。(センター現代社会88点得点者)

④共通テスト過去問研究 現代社会 (2023年版共通テスト赤本シリーズ)

参考:共通テスト過去問研究 現代社会 (2023年版共通テスト赤本シリーズ) - Amazon

【特徴】

共通テスト・センター試験の過去15年17回分を掲載。共通テスト・の基礎知識、共通テスト・現代社会の傾向と対策、攻略アドバイスなども収録している。

オススメポイント

しっかりがっつり共通テスト対策したい人向け。

上述の予想問題集と違うのは、量と時事問題の質だと思います。こちらは本当の過去問なので、とくに時事問題はあまり対策になりません。

ただ現代社会は、試験範囲が狭いのでたくさん対策すればするほど、類似問題に出会う確率は上がります。ほとんどの受験生は、それほど現代社会対策に時間が割けないと思うので、この共通テストセンター試験の過去問をがっつり1冊やるのもありだと思います。ただ概念理解は必須の科目なので、せめて教科書は1周してからやるべきだと思います。

【使い方】

共通テスト・センター試験の過去問題集なので、時間配分に気を配りながらまずは問題を解きましょう。そのあとの復習は、解答解説+教科書や参考書を利用して、出てきた問題の周辺の部分も理解するようにしましょう。

また冒頭の傾向と対策、攻略アドバイスには必ず目を通しておきましょう。17回分すべてやる必要はないです。過去問は古い年度からやる受験生も多いですが、こちらは新しいものから解いていきましょう。

【利用者の声】

現代社会は共通テストのみの科目なので、問題集をやるなら共通テスト形式のものがオススメです。王道の過去問をしっかりやるだけでも力になるので直前期はこちらで対策するといいと思います。(センター現代社会80点得点者)

 

⑤現代社会一問一答【完全版】 東進ブックス

参考:現代社会一問一答【完全版】 - Amazon

【特徴】

共通テスト「現代社会」で高得点を狙うためには、従来の単なる事項羅列型「一問一答集」では不十分ということで、東進の有名講師清水先生が立ち上がり、監修した1冊です。制度・仕組みの存在理由とその問題点、対策までを含めた共通テスト・センター試験の出題傾向に完全対応した「一問一答集」を追求し、新たに改訂。

今回の改訂においても、過去の共通テスト・センター試験の出題内容を分析し、繰り返し出題されているポイントを抽出、厳選しました。特に注力したことは、「受験生の弱点になりやすいもの」ということでこれによって共通テスト現代社会の完全版が完成しました。

オススメポイント

共通テスト現代社会で高得点を取りたいなら絶対にやるべき

この一問一答の最大の武器は圧倒的知識量。参考書では網羅できない細かい知識、用語の背景知識を含めて、知識量でいけば間違いなくNo.1。

これさえ完璧になれば、共通テスト現代社会では9割以上は確実に取れると言ってもいい内容です。過去問の分析もよくしてあり、時事問題対策もできます。ただ知識量が多いので、それほど高得点を狙っていない受験生や時間がない受験生は手を出さないほうがいい。

【使い方】

これ1冊でも概念理解から知識定着までできるものになっています。ただ流れや大まかな事象理解がしづらいので、まずは参考書や教科書をさらっと勉強してから使うといいと思います。

日本史や世界史の一問一答と違い、完全に共通テストに特化しているのでいきなり一問一答をやっても十分理解できると思います。期限をしっかり決めて、やるのがいいと思います。知識量が膨大なので、どうしても高得点を必要とする受験生のみが使えばいいと思います。

【利用者の声】

正直大体の流れがつかめている人ならこれ1冊で十分。ただやらなければならないことが増えるので共通テストで8割5分以上確実に取りたい人にはオススメだが、それ以外なら無理な手出しで中途半端にならないように注意するべき。(センター現代社会92点得点者)

 

⑥直前30日で9割とれる 河合英次の 共通テスト現代社会

⑥直前30日で9割とれる 河合英次の 共通テスト現代社会

参考:直前30日で9割とれる 河合英次の 共通テスト現代社会 - Amazon

【特徴】

タイトル通り、1カ月間で仕上げられる参考書となっています。使ったことがある人が周りにはいなかったので、ネットのレビューと本屋で立ち読みしましたが、確かに重要事項がきれいにまとまっています。ネットでも賛否両論分かれる参考書です。

オススメポイント

本当に時間がない人にオススメ

共通テスト1か月前で、ほとんど対策していない人がある程度の点数を取るのに適した参考書だと思います。重要項目に絞って掲載されており、とにかく細かい部分はいいから概要を押さえて得点したい人にはオススメです。

【使い方】

上述した通り、正直最もいい勉強法はわかりません。アマゾンのレビューでは、これ1冊で9割は厳しいという意見も多く、僕も本屋で立ち読みしましたが確かに物足らなさを感じます。

一番いい勉強法だと思うのは、この参考書+上述した駿台の問題集もしくは共通テスト・センターの過去問を解くことだと思います。これなら本書でカバーしていない箇所にも触れることができ、最低でも7割は取れるようになると思います。絶対に8割以上狙うのであれば、他の参考書がいいと思います。

 

⑦現代社会用語集

現代社会用語集 山川出版

参考:現代社会用語集 - Amazon

【特徴】

こちらは特徴だけのせておきます。正直共通テストレベルでこの用語集は重すぎると思います。高等学校公民科「現代社会」の教科書に記載されている用語から、学習に必要と思われる用語を選び、体系的に理解できるように配列し、適切な解説を加えた用語集で、収録語数約6,000もあります。

すべてやっていたらとてもではないけれども他教科には手が回らないと思います。一番いい使い方は、手元に置いておいて問題集などのわからなかった箇所のみ確認するということだと思います。

マニアックに現代社会を理解したい人以外はあまり使わないかもしれませんが、内容自体はすごく良くできていると思います。

定期テスト対策や共通テストの傾向を知れるオススメサイト

現代社会は大きく分けて、4つの分野があります。(政治分野、経済分野、国際社会分野、現代社会分野)高校の授業では必修科目として現代社会を定めているところも多く、ほとんどの高校生が1度は勉強する科目だと思います。

それぞれの分野で特徴があり、1つの科目内でも好きな分野と苦手な分野が分かれる科目でもあります。ここでは、定期テスト対策にも役立つオススメサイトを紹介していきます。

①定期テスト対策サイト(Benesse)

①定期テスト対策サイト - Benesse

このサイトでは、定期テスト対策として分野ごとの概要の解説と勉強法が掲載してあります。図なども用いて、シンプルで見やすく作られているので定期テスト対策でつまずいた人にはオススメです。

8割超えは確実!僕のオススメ現代社会の勉強法

それでは、センター現代社会で8割以上得点した僕のオススメ勉強法を紹介します。センター試験本番20日前から勉強を始めて、3週間で8割得点することができました。共通テストを受験する方にもぜひ参考にしていただける内容だと思います。

用意するもの

◎ 現代社会 集中講義

◎ 現代社会 過去問研究

◎ 現代社会 実戦問題集現代社会

流れ

1~7日目 集中講義を1日7テーマで進める。

8~14日目 共通テスト・センター試験の過去問を1日2年分解く。

15~21日目 共通テスト・予想問題を1日1題解く。

解説

集中講義は出るポイントが良くまとまっています。基本的には1日7テーマ取り組み、1週間で参考書を1周します。

僕は大事なポイントはマーカーをひいて、間違えやすい箇所に付箋を貼っています。この作業で1日3時間くらいかかります。こうして1週間で勉強を一通り仕上げたら、共通テスト・センター過去問を1日2つ解きます。最初は5~6割くらいしか得点できませんでしたが、間違えた箇所を重点的に参考書で復習していました。

これで大体1日4時間くらいかかりました。これを1週間続けると大体7割を切らなくなるので、ラスト1週間で駿台の予想問題集を1日1題解いて復習すると、過去問でも8割を超えました。あとは間違えた箇所を重点的に復習しておけば安定して8割を超えると思います。

正直ラスト3週間で詰め込むのは危険です。僕もセンター試験までのラスト3週間という大事な時期に1日の勉強の3分の1程度を現代社会に充てなければならなかったです。

結果的に現代社会はよかったものの、他教科の復習がおろそかになり、全体として、いい結果は出ませんでした。できれば高3の夏に参考書は1周しておくのがいいと思います。

現代社会の分野別勉強法

2024年の共通テスト現代社会で少しでいい点数を取れるように、直前からでも何をどれくらい勉強すれば効率的に少しでもいい点数を取ることができるのかをお伝えします。

そこで現代社会という科目の全体像と、2023年の共通テストで実際に出題された問題のテーマを分析してみましょう。

現代社会には大きく分けて4つの分野が存在します。例えば学校で授業を受けていても、受験のことを意識していない段階だと意外と何をやっているのかさっぱり把握していませんよね。笑 改めて整理しますね。
◯ 政治分野
◯ 経済分野
◯ 国際社会分野
◯ 現代社会分野

政治分野と経済分野は現代の社会を理解するために土台となる分野です。範囲としては政治経済分野とほぼ被っているのですが、現代社会の方が求められる知識は少ないです。国際社会分野や現代社会分野に入る前に基礎中の基礎として理解しておいてほしいという意図を感じます。

国際社会分野と現代社会分野が最も出題頻度が高く、現代社会という科目でしか学べない内容ですので、この2分野からの配点が最も大きいです。 勉強するのであれば、国際社会分野と現代社会分野に最も時間をかけるべきですが、この2つの分野を勉強する際には結局のところ政治分野と経済分野の知識と理解がないとそれぞれの問題についての深い理解に辿り着けないため、まず政治分野と経済分野を固める必要があります。
共通テストの出題内容を見ても「本当は現代の社会問題を出題したいけど、基礎となる政治や経済のことも知っておいてね」というメッセージが読み取れます。

また、旧センター試験時代から共通テストに入って大きく変化したテーマとして、「新しい時代に必要となる資質・能力の3つの柱」が設定されています。

①生きて働く知識・技能の習得
②未知の状況にも対応できる、思考力判断力表現力等の育成。
③学びを社会や人生に生かそうとする学びに向かう力、人間性などの涵養。

これはつまり、『社会に出てから周りと協力しながら社会に価値をもたらせる(なんらかの仕事ができる)人になってね。机の上で勉強ばかりで社会や他人と関わらない人はダメだよ』というテーマだと読み取ることができます。
特に共通テストの現代社会は、経済やビジネス分野からの出題が多く「将来は常識のある教養人としてビジネスの現場で活躍しなければならないよ」というメッセージを感じます。

では、実際の共通テストの出題例から、現代社会の対策法を見てみましょう。
2023年の共通テストの大問別の出題範囲や問われる内容を簡単に整理します。

第1問:国家間の経済的な取引、法律面の関わるやりとり。
→ 経済や貿易に関する昔からの理論や知識を問われている。

第2問:小問集合。倫理・哲学のようなものも。経済分野の知識も。
→ 各分野の昔からの知識も問われている。

第3問:現代のビジネス。起業やスタートアップなど。最近10年のビジネスの現場の潮流。
→ 教科書を読んでいるだけでは理解できない、普段からビジネスニュースに触れたり考えたりする機会があれば得点しやすい。

第4問:政治や司法など教科書的な古くからある知識。一方でSNSにアップした写真に関する法律的な側面など現代ならではの問題も。
→ 教科書的な昔からの知識と、現代ならではの社会問題について考える機会を持っているかが問われている。

第5問:現代の日本の貧困格差社会に関する出題。絶対的貧困・相対的貧困など最新事情。教科書が追いついていない可能性も。
→ 現代の日本の大きな課題とされている格差社会について。経済分野の知識と、現代の日本の問題について考える機会を設けてきたかが問われている。

共通テストの現代社会は、覚えるべき教科書的な知識が必要ながらも、普段、社会問題を扱うニュースや本を読んでいるかが問われています。直前期からはまず参考書の内容を理解することは絶対ですが、単に暗記すれば取れる点数は70-75点くらいです。そこから先は日頃触れる社会問題をいかに自分ごととして捉えて深く考える機会を取ることができたか、が求められています。覚える知識が比較的少なく普段の思考機会と思考力が求められているという意味では、現代文と近い科目です。

まとめ

共通テスト現代社会は、ある程度一般教養のある人であれば、5割くらいは得点できてしまう科目だと思います。なので安易に受験で使う人も多く、比較的受験者数も多い科目です。しかし、共通テストでは、体系的に知識を理解していないと高得点が出づらい科目であり、最低でも参考書1冊と問題集1冊はやる必要があると思います。

また現代社会という科目は、現代の政治問題や経済問題、時事問題を理解する手助けしてくれる素晴らしい科目だと思います。単なる定期テスト対策や共通テストで得点を取るために科目ではなく、一般教養の一つだと捉えてより深い理解をすることをオススメします。

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