国公立泣かせの共通テスト国語、大問を解く順番を変えるだけで得点アップ?
国公立大学志望者にとって最初の関門が共通テスト試験だが、とりわけ国語は大きな障壁として毎年多くの受験生を苦しめている。難関国立大を目指す受験生には共通テスト試験で90%前後の得点が求められ、そのためには一つの科目でも80%を下回ることは絶対に避けなければならない。
そうした状況の中で、得点を損ねてしまう危険性が最も高いのが、国語なのである。他の科目で90%を超える得点をしていながら国語だけ70%を下回ってしまい、東京大学への出願を諦めなければならなくなった受験生は特に多い。
共通テスト国語は点数を安定させるコツが掴みにくい科目です。共通テスト国語の成績が安定せずに悩んでいる受験生はこちらの記事も参考になるはずです。ぜひ参考にしてください。
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◇この記事の目次◇
共通テスト国語の概要や特徴とは?
共通テスト国語は、非常に試験時間がシビアなテストである。時間制限の厳しさは共通テスト試験全体に言えることではあるが、国語は特にその傾向が強い。そのため共通テスト国語で失敗しないためには、何よりもまず、素早く、効率よく問題を解く必要がある。効率よく問題を解くとはつまり、解ける問題には全て解答するということである。難しい問題に時間をかけ過ぎて、時間があれば分かるはずだった問題を取りこぼすということは絶対に避けなければならない。簡単な問題は時間をかけずに解き、残った時間で難しい問題をじっくり考えることが望ましい。
共通テスト国語は評論、小説、古文、漢文の四つの大問からなるが、これらの解く順番を予め決めておこう。自分なりに一番やりやすい順番があればそれでも構わないが、ここでは古文漢文を先に解き、次に評論を解き、最後に小説を解くという順番をおすすめする。
共通テスト国語、大問ごとのポイントと注意点
共通テスト古文は最も時間を必要とする大問だ。正確に読解するために時間をかけなければならないが、問題分を読めたかどうかを問う問題がほとんどなので、読解さえできれば設問に答えるのは簡単だ。また基礎問題もある。そのため時間をかければ高得点が望めるので、時間に余裕がある内に多少時間をかけてでも解くことをおすすめする。
共通テスト古文の勉強法について知りたい人は以下の記事をチェックして下さい!
共通テスト漢文は共通テスト国語の中では最も簡単だ。全体的に基礎知識を問う問題が多く、十分に対策してきた受験生ならば15分前後で解くことができる。そのため最初に解くか、古文で余計な時間をかけてしまった後に、遅れを取り戻すようにして解くことをおすすめする。
共通テスト漢文の勉強法について知りたい人は以下の記事をチェックして下さい!
共通テスト評論を効率よく解くには、問題文を素早く正確に読むことが必須である。コツは、「ゆっくり一回で」読むことだ。ただ速く文章を目で追うだけでは、設問に答えられるほどにしっかりと理解することはできず、その結果、設問に答えるために何度も問題文を読み返すのは時間の無駄だ。そこで少しゆっくりでもいいから、文章の構造を整理しながら一回で文章を読みこむ練習をしよう。一度文章全体の構造が頭に入れば、設問に答える際にどこに注目すればいいかが直ぐに分かり、結果的に速く解くことができる。
共通テスト小説は最後に解こう。小説は例年かなりの奇問、難問が多く、時間をかけても間違うことが多い。時間をかける価値は一番低いと言える。ただし、適当に解いてもいいわけではない。よくセンター・共通テストの小説を解くのに必要なのはセンスと考える受験生がいるが、これは誤りである。問題として出題されている以上、センター・共通テスト小説の解答には必ず根拠がある。過去問や模試の解答を読めば、必ず正解を導くための根拠と理論が書かれているので、よく読んでもらいたい。どのような点が根拠とされるのかを知っていれば、考える上での指針となり、速く解ける上に高い得点が見込めるのである。
共通テスト現代文の勉強法について知りたい人は以下の記事をチェックして下さい!
ちなみに、共通テスト国語では選択肢を2つまで絞り込めることが多い。最後の2択で迷ったときは、両者の相違点を注意深く探し、どちらが出題者の意図に沿うものかを丁寧に吟味しよう。
最後に、大学受験でもっとも重たいテストと言われる共通テスト本番ではかなりの緊張を強いられることになる。普段は、本来の試験時間よりも10分短い70分で全ての問題を解ききる練習を心がけよう。
この記事で紹介した記事
*この記事は共通テスト国語特集の記事です*
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