英文法を定着させるためには同じ参考書を最低3周繰り返すべし
早稲田大学政治経済学部のmomoです。
英語の長文読解対策をしていく上で、私は 「文法的な説明ができなくても英文の意味がわかれば良いだろう」という方針で以下のような勉強方法を取りました。
まず基礎を徹底的に固める
使用する参考書:高1~高2用の文法書
私の現在のオススメは「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」
参考:大岩のいちばんはじめの英文法はいつまでに完成させるべき?レベルや問題数、使い方は? - イクスタ
※中学レベルの英文法知識があやふやな場合は、中学生用の英語参考書を1冊やった方が良いです。私の現在のオススメは「> くもんの中学英文法 - Amazon」です。
文法的な説明はできなくても英文の意味はつかめますがさすがに文法を全く知らないと英文の意味もつかめません。英文読解の問題の中には英文法が絡んだ問題が出てきます。そのような問題に対応するためには英文法も勉強しなければいけません。
参考書の使い方
1回目
解説を読みながら例文を和訳→英文の順に読む
※「この英文はこんな意味なんだ、ふーん」って感じで眺めたり、英文を書く。→覚えようという気持ちは必要ですが、完璧主義はいけません。 「何度も繰り返していくうちに覚えよう」とゆったり構えて勉強して下さい。
※解説は、理解できなくても読むこと。→最初は、理解できなくても繰り返していくうちに、用語もだんだん覚えていき、理解できるようになります。
※知らない英単語は全て単語集と辞書で調べる
→簡単そうな単語、例えば「at」や「of」でも意味がわからなければ全部調べる。そして自分流の直訳を作り、参考書の和訳と比較すれば、英文がなぜそんな意味になるのかが理解しやすくなります。
なお、調べた単語は、参考書の欄外に書き込んでおけば復習が楽になります。
英語が本当に苦手な受験生のための、英語長文の対策法です。今高校でやっている英語がほとんどわからない場合は、勇気を持って中学英語に戻るのもアリです。
2回目
英文を読んで意味がわからない例文に×印をつける。
①意味がとれた英文→特に何もしなくてもOKです。
②意味のとれない英文→解説を読んだり、欄外に自分で書き込んだ単語の意味を見ながら、自分なりになぜそんな意味になるのか考えてみましょう。
※完璧主義にならないように注意→解説を読んでもわからないことがあると思いますが、どうしてもわからないことは、あやふやなままで結構です。「何度も繰り返すうちに理解できるようになれば良い」という方針で勉強しましょう。ただし、「理解しよう」という気持ちは持っていなければいけません。(矛盾するようですが、このことは大切です。)
・3回目以降:×印のついた例文のみ2回目の作業を繰り返す。
※2回目のやり方と同じです。
同じ参考書を最低3回は繰り返す
(3)目標:英文を見て日本語訳が言えるようになる
※2~3回繰り返しているうちは、ほとんど×印が付くと思いますが、回を重ねるごとに「この英文見たことがある」という例文が増えていくと思います。 10回以上繰り返せば、どんどん日本語訳が言えるようになると思います。
※8割位が、英文を見て日本語訳を言えるようになれば、この本は卒業です。英文解釈や長文読解等の勉強に移りましょう。その後は、参考書(英文解釈等)の解説を読んで理解できないところが出てきたら、この本を文法辞典的に使うと良いと思います。
このように、しつこい位に繰り返していくとやがてマスターすることができます。
勉強方法がとてもよくまとまっています。この「しつこさ」というのは、どの合格体験記をみても思いますが、必要なことなんですね。
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