伊勢神宮(いせじんぐう)|日本史用語解説
伊勢神宮の概要
神社本庁の本宗として三重県伊勢市にある神社。内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)をはじめとする125の社からなる。
伊勢神宮の解説
正式名称は、地名が付かない「神宮」。祭神は、内宮は天照大神で、外宮は天照大神の食事を司る豊受大神である。その他に別宮・摂社・末社・所管社が123ある。
社殿は、伊勢神宮独自の唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)と言われる建築様式で、持統天皇の時代から始まった式年遷宮により20年に一度新しい社殿に造り替えられる。 斎宮と呼ばれる天皇に代わって奉仕する未婚の皇女が、天武天皇から後醍醐天皇の時代まで置かれていた。
天皇以外の私的奉幣が禁じられていたが、参拝まで禁じられていなかったため、鎌倉時代中頃には、庶民の参拝者が増えだし、室町時代には「伊勢講」と言う集団参宮が行われるようになる。社会が安定したため江戸時代に盛んになり、本人の代わりに代参する代参講も行われた。
家族に無断で参る女性や子ども、主人に許しを得ないで抜け出てきた奉公人たちがする「お蔭参り」「抜け参り」と言う現象が約60年周期で起こった。無一文でも道筋での施しを受けて参詣をすることができた。全国各地からたくさんの参宮者が集まり、文政13年・天保元年(1830年)には約500万人が参詣した。
明治初期の神宮制度の大改革により、天皇の皇祖神を祀る伊勢神宮が国家神道の中心とされた。昭和45年の国家神道廃止令により、神社本庁の本宗となる。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
> 論理的で抜け漏れのない受験計画の立て方が分かる イクスタコーチ