受験化学界の聖典「化学の新研究」 を使い難関大の化学で合格点を取る方法
今回は「化学の新研究」という参考書について、「化学の新研究」の特徴から難易度、使い方まで詳細に説明していきますよ!
※実際に「化学の新研究」を使った人にインタービューをして情報をまとめました。
◇目次◇
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1.1 「化学の新研究」とは?
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2. 「化学の新研究」のレベル
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2.1 二次試験対策におすすめの参考書
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3. 「化学の新研究」の特徴
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3.1 全6編の構成
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4.1 「化学の新研究」の始める時期は?
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4.3 他の参考書と併用しよう!
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4.5 じゃあ、いつ頃から始めるべき?
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5. まとめ
化学の勉強法や参考書についてさらに詳しく知りたい受験生はこちらもおすすめです!
「化学の新研究」の基本情報
出版社
三省堂
値段
¥2,754
難易度
★★★☆☆~★★★★★
「化学の新研究」とは?
「化学の新標準演習」や「化学の新演習」など大学受験における数々の化学の参考書を出版していることで知られる卜部吉庸さんが著したのがこの「化学の新研究」です。
通称「新研究」と呼ばれるこの参考書はなんといっても775ページに及ぶ圧倒的物量と徹底的に追求した解説で、昔から難関大受験生の「バイブル」として愛されています。
化学の勉強をしていて「どうしてこうなるのか?」と疑問に思うことも多いと思います。そしてその「もやもや」した感じのまま勉強を続けているのではないでしょうか?
しかし、化学の新研究はそんなもやもやした皆さんの疑問を解決してくれること請け負いの参考書です!
それでは「化学の新研究」についてこれから更に詳しく説明していきますね!
「化学の新研究」のレベル
二次試験対策におすすめの参考書
この参考書で扱っている内容は非常に到達点が高く、化学の新研究を完璧にしたのであれば難関大学であっても対等以上に戦えます。
こう聞くと新研究は難解な参考書と勘違いされやすいのですが、特に取っ付きにくいものではありません。どの分野でも丁寧に解説してあるので基礎が出来ていれば読み進めることに苦は無いでしょう。
結論として、新研究はどの大学であれ二次試験や一般入試で化学を使うのであれば持っていて損はありません。
変な言い方になってしまいました。しかしそれには理由があります。先ほども述べた通り化学の新研究は総ページ数が775ページ…
時間がない受験生は辞書として使おう!
そのため、新研究をゼロから始めてすべて終わらせるには「膨大な時間」が必要になってきます。時間が無い人は「辞書」として使いましょう。しかし、難関大学を目指す人で時間があるのであれば積極的に活用していきたいですね!
共通テストで60点取ってから始めよう!
レベルに関わらず化学で受験する人すべてにオススメできるものとなっています!
とは言え、ある程度基礎力が無いと理解に時間がかかるかもしれません。最低でも共通テスト形式の試験で60点は取れるようになってから使うことで最大の効果を発揮します!
共通テストで60点取れるようになる基礎的参考書
まず基礎を固めるためにおすすめしたいのは「理系標準問題集化学」です。
高校化学の3分野である有機化学、無機化学、理論化学の基礎問題が練習できる参考書です。基礎的な問題ですが化学の苦手な受験生のために解説が丁寧に書かれています。基礎固め目的の参考書には最適です。
理系標準問題集化学について詳しく特徴や使い方について知りたい受験生は以下の記事を読みましょう。
「化学の新研究」の特徴
化学の新研究一番の特徴は、何度も繰り返すことになりますがその「内容」です。ここをさらに掘り下げていきましょう。
全6編の構成
新研究は全6編で各編それぞれ3章前後の構成となっています。本文中の重要語句は赤の太字で、強調したい内容には波線が引かれ、更に本文の記述をより深く理解するための「詳説」や「補足」もあります。他にも「参考」や「注意」など、これでもか!というほど化学の知識が詰め込まれています。
「SCIENCE BOX」では高校レベルを超えた内容も記載されていますが興味深い内容となっているので大学でも化学を使うのなら目を通しておきたいところ。
また、図やグラフも多く記載されてあるので視覚的にも強くまさに「最強」と言えます!
「化学の新研究」の使い方や勉強法
「化学の新研究」の始める時期は?
これは化学に限った話ではありませんが、皆さんは参考書で「無理」をしていないでしょうか?
例えば皆さんが難関大学志望だったとしましょう。しかし点数も思ったように伸びず試験まで後少し…、すると焦りが生まれ、今使っている参考書を終わらせていないにも関わらず難度の高い参考書に手を出してしまうということも…。
それだけはやめましょう。
確かに時間は無いかもしれませんが中途半端な状態で他の参考書に手を出しても十中八九そちらも中途半端になります。
時間が無い場合は今まで使ってきたものを復習するのが最善です。案外、基礎的な部分に戻ると何か発見があるかもしれません。
もしも「化学の新研究」が終わったら?
新研究を完璧にマスターしたら次に何をするか?それもやはり「復習」です。新研究を終わらせたのであればすでに皆さんは難関大学と対等以上に戦える知識を備えているはず。後は己の武器を磨き上げるのみ!何度も復習して身に染み込ませましょう!
ここで注意なのですが、新研究を完璧にすればもちろん知識は十分すぎるほどです。しかし受験には「経験」も大事です。問題集や過去問も解いてたくさん経験を積みましょう。
他の参考書と併用しよう!
基本的に複数の参考書を同時にこなすのはオススメしていないのですが、新研究は「辞書」みたいなものです。なので、他の参考書だったり問題集だったりをしながら「あれ?どうしてこうなるのだろう?」とわからないところがあれば新研究に戻り「もやもや」を解消しましょう!
この繰り返しで化学の力がグッと上がるはずです!
新研究と一緒に使いたいおすすめの参考書!
じゃあ、どの本と併用すればいいの?と思われた人も多いはず。そこでオススメの併用書を挙げていきますね!
「化学の重要問題演習」
共通テストレベルから難関大レベルまで幅広い問題が収録されており、解説も丁寧で化学の定番問題集となっています。難易度別にA,Bと分かれているので、自分のレベルに合わせて勉強できます。
化学重要問題集についてもっと詳しい特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読みましょう!
化学基礎問題精講
化学標準問題精講
問題精講シリーズの化学版です。こちらも解説が丁寧なのですが新研究を併用すれば知識をより昇華させることができるでしょう。
化学の新演習
> 理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録(Amazon)
新研究と同じく卜部吉庸さんが著者です。難関大学向けの問題がずらりと並んでおり、一つ一つが歯ごたえのある内容となっています。難しい問題が数多く載っているので、進めるのには時間がかかります。難関大を受験する受験生は早めに始めましょう!
化学の新演習についてもっと詳しく特徴、使い方を知りたい受験生は以下の記事を読みましょう!
いかがでしたでしょうか?他にも参考書はたくさんあるので自分だけの最強コンビを見つけるのもいいかもしれませんね!
じゃあ、いつ頃から始めるべき?
難関大志望者であれば遅くとも2年生の時点で触れておきたいところですね。しかし、それは新研究を完璧にマスターするならの話です。「辞書」として扱うのであれば3年生になってからでも遅くはありません。是非ともこの機会に手に取ってみてください!
まとめ
化学の新研究について述べていきましたが、どうだったでしょうか?
勉強は参考書次第で成績の伸び方は変わっていきます。色んな情報を集めて自分に合った参考書を選びましょう。
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