予備校がなくても闘える!ゼロから始める受験生活

 

はじめに

 私の大学受験は 「失敗」 でした。

 

3月6日午前10時。スマホ画面に映る無機質な数字の羅列。

何十回も見直しました。カレンダーの曜日も確認しました。

その中に私の番号はありませんでした。 

 

とまあシリアスな始まりですが、受験生には私のようにはなってほしくないのでこの記事を書きました!つらい!

 

私の受験結果

不合格:東京学芸大学教育学部
合格:上智大学文学部、中央大学文学部、武蔵大学人文学部、日本大学文学部

 

私は楽観的な性格です。この性格が災いしました。

 

「今の成績なら大丈夫だよ」

「うちの高校でこのくらいの順位なら難関大学はいける」

「まあ何とかなるでしょう」

 

はい。

 

高校の名前や校内順位で大学受験は受かりません。

大学受験は全国の高3生、浪人生、社会人と多くの人が受けます。

高校受験とは全く規模が違います。

なんとかなる?

なりません。身をもって経験しました。なりませんよ。

 

進学校に通っているというプライド、楽観的な思考は今すぐ捨ててください。

時間は待ってくれません。

 

 

しかし

皆さんが進学校(自称含む)またそれ以外でも学校や予備校に通っているということはチャンスです。

つまり先生(勉強を指導してくれる大人)がいる空間に所属していることがチャンスなのです!

 

 

 私は予備校には通っていませんでした。そもそも大手の予備校が近場にありませんでした(涙)

 

しかし学校の先生が

「教員は 無料の予備校講師 だと思ってどんどん質問に来なさい」

とおっしゃっていたのでそのお言葉に甘えました。

 
 

私の勉強法

学校の先生を全力で活用しよう!

 部活をやめた高2以降、毎日昼休みと放課後は職員室に通って先生に特別課題を出していただいたり、世間話をして過ごしました。

この方法は成績アップと楽しく勉強することには効果的でした。

なぜなら


先生は受験指導もするので良い参考書を熟知し、また授業では教えてくれない面白い知識も話してくれます。

先生と仲良くなることで内申も上がるかも!?

 

 学校が閉まると市の図書館へ行き、閉館時間まで勉強を続けました。

同じ場所だと飽きるので、たまには場所を変えてカフェや公民館にも行きました。

帰宅後は課題や予習をして就寝しました。毎日この繰り返しです。

 

また私は飽きやすかったので勉強する教科は必ず2、3教科と決めていました。(例 月:数学1Aと世界史、火:古典と化学基礎と英語)

 

国語:古典が苦手だったので古典単語と文法を中心に勉強しました。河合塾の「ステップアップノート古典文法トレーニング」はよくまとめられていてよかったです。漢文も河合塾の「ステップアップノート漢文句形ドリルと演習」を使いました。

 

英語:「速読英単語」で単語を増やし、文法は「ネクステ」を使いました。長文、英作文は先生にいただいた課題で対応していました。

 

世界史:教科書、資料集、用語集を駆使して勉強しました。センター対策には「センター試験への道」、私大対策は旺文社の「標準問題精講」を使っていました。記述は先生にいただいた課題で対応していました。歴史の漫画を読むのもおすすめです。ex)キングダム、ヘタリアetc.

 

数学:「focusgold 1A、2B」を使っていましたが私には難しかったので授業の演習課題をひたすら解きなおしていました。

 

理科基礎:私は化学基礎と地学基礎を選択していました。化学基礎は㏖計算ができるかがミソでした。どちらもセンター対策で行った各予備校の模試の過去問を何度も繰り返したら本番は9割近く取れました。

 

アプリも有効!?

 スマホも連絡手段としてではなく勉強ツールとして活用しました。私が使用していたアプリを紹介します!

 

「study plus」
 勉強時間を記録できます。各教科の勉強時間を集計してくれるので勉強のムラが見つけやすいです。模試の成績も入力できるので成績推移も一目瞭然です。友達の勉強時間も見られるのでいい刺激になります。志望校のコミュニティに入るとライバルが目に見えてやる気アップ&励ましあえます。参考書のレビューもあるので参考書選びに有効です。私は参考書を「先生から聞く+スタプラのレビューを見る」の作業を経て購入していました。

 

「えいぽんたん」
 自分のレベルに合わせて英単語が勉強できます。問題形式が複数あり、発音の確認もできます。最近リスニング機能も追加されますます便利になりました。かわいいキャラクターも魅力的です。TOEICの勉強にもなります。

 

「ロジカル記憶シリーズ」
 古典単語から倫理や政治経済まで幅広いシリーズがあります。移動時間、勉強の合間やお風呂に入りながらぽちぽちいじっていました。反復演習で頭に残ります。

 

「ikusuta LINE@」
 私は友人から教えてもらいikusutaの存在を知りました。勉強の相談はもちろん、家族や友達には言えない受験の悩みも聞いてもらっていました。

 

おすすめ勉強アイテム

ミニノート:英単語はもちろん歴史用語や公式をメモっておけばいつでもどこでも見返せます。覚えたらそのページは破り捨ててくださいね!

 

付箋:特に大きな紙の付箋がおすすめです。机、壁、筆箱、ノート、トイレといろいろな場所に張り付けて難しい用語や単語を何度も見て覚えましょう!授業に飽きても付箋を眺めていれば時間の無駄になりません。
 

 

私の受験校選び

 高3は模試が毎月あります。「こんなにいらねぇ!」と思うかもしれませんが、1回1回目標を設定してを大事に受けてください。模試直しもしてくださいね!

判定も気になりますが大事なのは点数ですよ!

(私はB判だった学芸大に落ち、D~E判をさまよっていた上智に受かりました。あてになりませんね涙)

 

私は英語が苦手で成績に伸び悩んでいたとき英語の先生にTEAPの存在を教えていただきました。

実際に私はTEAP利用で上智に受かったので受けてよかったと思っています。

 

TEAPについて


 TEAP(ティープ)とは、上智大学英検協会が共同で開発した、大学で学習・研究する際に必要とされる英語運用力をより正確に測定するテストです。テスト形式は総合的な英語力を正確に把握することができるよう「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能で構成しています。(公益財団法人日本英語検定協会HPより要約)

 

メリット
・私大だけでなく国立大学も採用しているところがある。
・TEAP利用で英語試験が免除または入試本番の点数に点が加算される。
・私大の英語対策をする必要がなくなるので、他の科目に集中できる。
・英語が苦手な人でも高得点を狙える。(レベルは英検2~準1くらい)
・受験回数が増えるので合格のチャンスが増える。

 

デメリット
・TEAP 利用の定員が少ないので倍率が高い。
・新しい試験(今年で3年目)なので参考書選びが大変。
・speakingの対策をどうするかがミソ。

 
 

 私は春から対策をはじめ、夏休みに受験しました。

見本問題をHPから印刷し構成を確認し、参考書を購入して勉強をしました。

ネットにも対策まとめサイトがいくつもありますよ!とにかく英語に慣れるのが大切です。

writingやspeakingは英語の先生に添削や面接指導をしていただきました。   

 

そして滑り止めの私大はTEAPが利用できる大学を選択し、第一志望は教育系に進みたいと思っていたので東京学芸大学を志望しました。

 

私の不合格ポイント

1.過去問対策が遅い
高3の夏休み明けに初めて志望大学の過去問をちゃんと見ました。

受験科目が1教科なのでセンターの勉強だけすればいいやと油断していましたが、問題はすべて記述式でした。

記述量も膨大で夏から勉強をはじめた私は結局間に合いませんでした。


2.勉強量が少ない
平日は6時間、休日は10時間以上が目標で、夏休みは400時間が目標でした。

なにかと誘惑に抗えませんでした。


3.情報収集の不徹底
教育系の大学は他にもたくさんありましたが、私は情報収集を怠ったため志望する分野にはすすめませんでした。

(なんと上智にも教育学科があったのです、、、)


4.進学校に通っていたという油断
進学校に通っているからといって皆受験がうまくいくとは限りません。

A判でも落ちる人は落ちます。

 

 

自分に合った要領の良い勉強法を見つけましょう!時間<質を忘れないでください。

 

まとめ

 ここまで読んでくれてありがとうございます!最後に言いたいことを簡単にまとめると、、、


・英語の外部試験を活用しましょう。
・センター対策は早めに終わらせて私大と国公立二次対策に費やしましょう。
・志望大学の過去問は早めに確認しましょう。
・情報収集をきちんとしましょう。

 

最後に

 皆さんは毎日勉強を夜遅くまで頑張っていると思いますが睡眠も重要です。

睡眠をとることで今日覚えたことが脳に保存されます。(起きていると脳にどんどん情報が追加されて忘れてしまうのです。) また模試でいい成績を修めていても、試験当日体調が万全ではなく時間内に回答しきれなかったら悔しい思いをしてしまいます。 

大学生活は本当に楽しいので最後まで勉強をあきらめないでほしいです。いろいろな背景を持った人が全国から集まり、交友範囲や行動範囲が格段に広がるからいろいろな経験ができますよ! 

 

 

 

私の受験体験が皆さんのお役に立てたら幸いです!

 
 
 
    
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イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成

本気で合格するためにはどの教材を、いつまでに、どれくらい終わらせる必要があるのかを志望校データや教材のレベル別に全ての教科で洗い出し、明確に予定を立てます。
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。

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