起業家に見えて現実主義!?女性として歩む理想的なキャリアとは。【前編】


by エース

公開日 2017年 2月16日

みなさんこんにちは。今回はイクスタ特別コンテンツへ、ようこそ。ここでは、みなさんの先輩である現役大学生に、当時の受験勉強や今の目標をざっくばらんにインタビューし、みなさんの夢や目標を考えてもらう場所です。


今回は中央大学4年生の滝口さゆみさんにインタビューしてきた。彼女はアルバイトリーダーや学生団体の副代表を経験し、一見アクティブな人間に見える。しかし彼女のなかにはある想いがあった。1時間に及ぶインタビューに答えてくれた彼女の素顔を公開する。


ひとちゃん1

●プロフィール
滝口さゆみ(Sayumi Takiguchi)
中央大学商学部4年生。高校1年生までは大阪の私立高校に通い、高校2年生で上京。高校では音楽と勉強、遊びにと普通の高校生活を送る。大学に入り、アルバイトリーダーや学生団体「Trigger」の副代表を歴任し、今に至る。


● どんな高校生だったか?
高校1年生の時は大阪の私立高校に通っていたんだけど、大阪の高校って「国公立至上主義」で、私立大学に行くやつはダメなやつだみたいなレッテルを貼られるんだよね。

まず高校に入学して先生に言われることは、志望校が決まってなかったら「とりあえず京都大学にしとけ」なんだ。だから基本的には京大を書いていたんだけど、ある時東京に引っ越すことになって、東京の高校に通うことになったの。

そうしたらその学校の子たちはみんな、私立大学を第一志望で書いていて、「そんな堂々と私大志望って書いていいんだ」って驚いた。

でも私は流されず、東京の国公立だったらどこだろうなって調べて、横浜国立大学とか首都大学東京を志望していた。そのころは、教育系とか発達心理とかを学びたいなって思っていた。

● 当時はどんなことに興味あったの?
小さいころからピアノを習っていて、そのころは幼稚園の先生になろうと思っていた。

でも親からは、「幼稚園の先生とか保育士さんとかは結構過酷な労働環境だからキャリアを積むには厳しい環境だよ」って言われて、そこでいろいろ考えたんだけど諦めたんだよね。

心理学にはすごく興味があって学びたかったから、心理学の中でもどんな分野がいいんだろうか考えていて。その時に「私ってモノを買うな」って考えて消費者心理学がおもしろそうだと考えたんだよね。

あとは広告とかマーケティング、消費者心理とか「いかにものを買ってもらえるか」っていうことを学びたくて、両方勉強できる商学部にした。

● 受験を意識したのはいつごろ?
そんなことを考えていたのが、高校2年生くらいかな。

商学部に行きたいと思ったのが高校2年生の秋~冬くらいで、自分の学力でも目指せそうだとおもった首都大学東京の都市教養学部の経営学科を第一志望にした。

それでその年の冬に塾に入って受験勉強し始めた。だけど高校3年生の8月の模試のときに、主要科目は得点が伸びてよかったんだけど、どうしても数学が伸びなくて。そのときに国公立に壁を感じてしまった。

このままだと中途半端になるなと思って、首都大を受験することを諦めた。私立に絞って、商学部でもアカデミックな部分よりも実学を学べるところってことで立教大学を第一志望に変えた。

● 今までの話を聞いていて、物事を切り替えるのが早いというか決断がはっきりできる性格だと思うんだけど、自分なりの切り替えるポイントはある?
幼稚園の先生を諦めたときは、もともとキャリアを積みたいって考えていたから、「やっぱり幼稚園の先生だとそれは厳しいかな」ってわかって諦めたかな。

志望校を変えたのは、「やっぱり大学の名前じゃないな」って思って、本当に学びたいことを学べればいいと思ったからすぐに変えられたのかな。

タッキー2

● たっきーの中で「キャリア」ってキーワードだと思うんだけど、キャリアを積みたいと思ったきっかけは?
お父さんの影響かな。お父さんがマーケターだからそういう姿をみてかっこいいなと思っていたからだと思う。

一方でお母さんは専業主婦。看護師の資格持っているんだけど、その姿にはちょっと憧れなくて、やっぱり外に出てバリバリと働いていたいなと思った。

マーケティングもお父さんに教えてもらってから興味を持ったし、高校生のときはよく新聞の切り抜きとかも見せてくれたから、お父さんの影響はすごく強いと思う。

● 勉強以外の高校生活は?
基本的に、高校1年生の時は吹奏楽部でずっとサックスを吹いていた。

部活は休みもないから遊べないし、学校の勉強の予習復習も多くていつも居残りで大変だった。

東京来てからは部活とか勉強とかは自由だったからどちらもそこそこにして、友達とたくさん遊んでた。本当に普通の高校生だったね(笑)。

● 大阪と東京の学校の違いは?
大阪の高校は「国公立至上主義」で、とくに私立高校だと1年生からクラス分けがあって、「早いうちから進路を決めなさい」っていう指導方針だった。

それに対して公立高校は自主性を伸ばす方針だから「国公立」にがんじがらめにはならないけど、やっぱり国公立が一番みたいな風潮はある。東京の高校は逆に、早慶とかMARCHにいったほうが就職って有利みたいな感じだから私立大学を志望する子も多いんだよね。

● 東京に来て感じたギャップは?
そんなになかったけど、東京の高校生は意外に塾に通っていない子が多いなと思った。大阪では私立ってこともあったけどみんな塾に行って勉強していた。

それに対して東京の友達は「塾に行ってない」とか「中学校のころは通ってなかったんだ」という人が多くて、意外だった。

でもそんなに学力レベルが違うとは思わなかったから、「東京は高校の先生の指導がいいのかも」なんて考えていたよ。

● 学校の勉強はどうだった?
大阪の高校にいたっていうのもあって勉強する習慣はあったから、定期テストはすごく真面目にやっていて評定も高かったんだ。でも模試みたいな試験範囲の決まっていないテストはものすごく苦手だった。

● 推薦は考えなかった?
めっちゃ考えていたよ。

高校2年生の時と高校3年生の時の評定だとMARCHレベルの大学は推薦で行けるくらいの成績だったから、本当は推薦で行きたかった。

だけど大阪の高校と東京の高校では評価の仕方が異なっていて、高校1年生の時の評定がかなり低く設定されちゃったから、推薦入試は使わなかったんだよね。

● 受験へのモチベーションは?
大きなモチベーションの一つは、志望校に行きたいっていう気持ちかな。

中学受験も高校受験も失敗していて、ずっと負けていたから勝ちたいっていうのと、その後の就職活動とかにも響いてくるから頑張らなきゃなと思っていた。

でも途中で「私のやりたいことはなんだろうな」って思った。それで「マーケティングを学びたい」と強く思って。8月に首都大学東京を諦めた時に大学の名前じゃないなって感じて、行きたい学部に行ければいいというモチベーションで受験してた。

幼稚園の先生からマーケ―ティング。京大から首都大から立教。彼女の中に溢れるエネルギーと意外な選択の数々に圧倒された30分。ここからは彼女のなかの価値観と女性として歩むキャリアに目を向けて、話をしていきたい。



後編はこちら!

起業家に見えて現実主義!?女性として歩む理想的なキャリアとは。【後編】

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