大学受験をする意味がしっくりきていない受験生へ。現役大学生が語る大学受験の意味8選
こんにちは!イクスタ編集部です。
イクスタは独学の大学受験生をサポートするメディアです。この記事をお読みになっているということは、大学受験を始めようとしている、もしくは大学受験を始めたけど、何でこんなに時間をかけて勉強をしなきゃいけないんだ、って悩んでいるのかもしれませんね。親や先生に聞いてみても、いまいち納得できる答えって帰ってこないですよね。過去の受験生もそんな悩みを持っていました。そして、一定の勉強を終えた元受験生が、本音で勉強の意味をお伝えします。
結論から言うと、大学受験は人生において必須なものではありません。東京のある私立大学の職員として働いている私の友人も同じことを言っていましたが、大学受験は人生にとってなくてはならないもの、ではありません。また、有名大学を卒業したからといって安泰が待っている時代でもなくなりました。
ではなぜ大学受験をするのか。他の選択肢もあるのではないか、という意見もあって当然ですね。
その一方で、大学受験で自分の目的に合った大学に入学すれば、人生における選択肢が圧倒的に増えることは間違いありません。
悩んでいる受験生に、同じ悩みを持ったことのある現役大学生と社会人が意見をお送りします。悩みの解決の糸口が見つかると嬉しいです。
👉 大学を卒業してからが人生の本番。社会に出てから苦しまないために、いま夢を持て
『「夢なんて勉強に別に関係ない」とか「大学に行ってから探せばいいんじゃないの?」と考えていた私はいざ受験を始めてみると、これらのことが本当に大事なんだということがわかりました。
またもっと早いうちに真剣に「夢」に関して考えて置けば良かったなと思いました。』
第3志望だった大学から第一志望のIT系の一流企業に就職したたーゆさんが、受験生が夢を持つ意味の大切さを語ります。
👉 自分は努力できる人間だという社会的証明を得るために勉強するべし
論理的思考力や暗記力など、大学受験を経験することで鍛えることができる力はたくさんあります。また、これらの力は社会に出てからも求められる力です。(だからこそ大学は入学試験でこれらの力を試します。)
大学受験で自分の望んでいる結果を出すためには自分の状況を冷静に分析し、自分が次にやるべきことを客観的に決め、やるべきことを淡々と続ける必要があります。これらのプロセスを正しく進めることができた受験生が自分の志望校に合格します。さらに、社会に出てから求められる結果を出すために必要なのもまさしくこれらのプロセスなのです。
大学受験では、社会人になってから成果を出す上でも求められるこれらの力も培われます。
どんな大学があるのかを知る
高校生になると学校や親から「良い大学に入りなさい」というメッセージをもらうことが増えます。でも、ではどんな大学があるのかということはあまり教えてもらえません。困りますよね。
そこで自分の志望校になりそうな大学のパンフレットの一括で自宅に届けてくれるサービスを利用してどこの大学で何ができるか知りましょう。今なら図書券1,000円分がついてくるので、その図書券で参考書をもう1冊買って志望校に近づきましょう。
「大学生活がまだイメージできていない高校生へ」 スタディサプリ進路で大学の資料を無料で取り寄せる
スタディサプリ進路であれば個人情報などが漏れたりすることはないので安心して利用することができます。
21世紀に入ってから、難関大学に入学して一流企業に勤めることが人生の成功ではなくなりました。年金の破綻、国際政治の複雑化など、人生においての不安定要因は増えています。
だからこそ、高校生であっても将来の人生について考える必要があります。情報化社会は、便利でもありますが、同時に情報を持っている人と情報を持っていない人で圧倒的な差がついてしまう残酷な社会でもあります。今のうちから大学、就職、就職以外の生活の仕方について、情報を集め深く考えておく必要があります。
20年ほど前までの、難関大学に入学して一流企業に勤めれば安泰だという時代とは違う時代に生きていることを自覚して、自分が本当にやるべきことを自分自身で判断してください。
もしわからないことがあればイクスタの現役大学生にも相談してくださいね。
👉 大学受験、大学に行く意味が分からない?同じ悩みを持っていた私が社会人になって見えた結論
早稲田大学から大手新聞社に入社したmomoさんが振り返る、大学の意味とは。
難関大学に合格するためには大変な大学受験を乗り越える必要があります。辛い時期ほど「なぜ自分は大学受験をしているのだろう」と悩みます。
『間違いなく言えるのは大学に入った方がより可能性は広がるということです。大学に行かなくたって道を切り開いた人はいくらでもいます。ただ、自分の道が決まっていない人ほど、有名な大学に入学した方が、確実に将来の可能性は広がります。』
なぜ、自分は今の志望校にこだわっているのか悩んでしまったら、社会人の話を聞いてみて、自分の今の志望校は将来の自分にとって妥当なものなのかを判断してください。
『受験生の中には一度はこんなことを考えたことがないでしょうか。「大学受験は受験勉強以外役に立たない」とか「ただキツイだけ」とか。実際私自身、モチベーションが下がる時は大体こういった疑問がきっかけになることが多かったです。
しかし、先日まで就職活動をしていて、大学受験は人生を生き抜く基礎力を身に着けることができるものだと感じました。これから受験勉強を始めようと思っている人も、受験勉強のモチベーションが落ちてきている人もぜひ一読して参考にしてほしいなと思います。
特に「自己認知力」と「計画性」こそが大学受験で鍛えることができ、就職活動でも生きる能力です。大学受験をしている皆さんはこの2つの能力を意識して勉強を進めることで、大学受験と就活、ひいては社会に出てからも思い通りに仕事をすることができるでしょう。』
👉 就職活動を終えた大学4年生が語る、「勉強する意味」とは?
高校を卒業し、大学、社会人になると個人の実力を問われそれであなた自身を評価されることが多くなります。自分の実力で生きて行かなければならず、頼りになるのは自分だけです。何が正しいのか、間違っているのかを自分で目で見極める必要があります。
そんな環境において「知らない」ことこそが最も怖いことです。社会ではそんな「無知」につけ込んでくる人が多いのも事実。そこで唯一の対抗手段が「自ら知識をつけること」なのです。
大学受験で培われる論理的思考力や客観性を持つ能力や、大学でのネットワークやすごい人からの刺激は、正しいものの見方をする上でとても役に立ちます。
溢れる情報から自分の役に立つ情報を選び抜いてそれを活用するのは現代社会において必須のスキルと言えます。そんな力をつけ、人生の要所要所において「適切な判断をする」ために大学受験と大学進学はとても意味のあるものになるでしょう。
👉 夢や目標の見つけ方~名前や就職に強そうだからで大学を選ぶのはやめませんか?~
大学受験をゴールにしてしまったことで、大学生になってからの就活で苦労する人は数多くいます。明確な人生のゴールや成功の像がない時代だからこそ、人生の岐路である大学受験のタイミングで自分のこの先の人生をどうすべきなのか自分の頭で考える必要があります。
これから、良い意味でも悪い意味でも日本は差が広がる社会が進んでいきます。周りと同じことをしていても将来の安泰はありません。だからこそ自分の頭で考える必要があるのです。
これから変わることがあっても良いので、「現時点での自分の一番の目標・ビジョン」は何かを考える時間を作ってください。むしろ、人生のステージが変わったり新しい経験をして、目標やビジョンが変わることは当然のことです。
これらのビジョンや目標は、一見、大学受験勉強にとって無駄なことに見えるかもしれませんが大学受験がきつくなってくる時期に、これらの考えた目標やビジョンは必ず役に立ちます。
自分の目標やビジョン、大学受験の意味を考えたことのない人は、30分でもいいのでこれらの意味を考えてみてください。必ず、役に立つ時が来ます。
大学受験の意味にピンときていない受験生に、同じ悩みを抱えたことのある先輩からのアドバイスをお送りしました。まだ納得できていない受験生は、イクスタで相談してくださっても構いません。