大学に入ったら貯金が必要?入学後にかかる金額を総ざらい!

みなさんこんにちは!早稲田大学国際教養学部のたかひこです!

突然ですがみなさん大学生活で何にどのくらいお金がかかるかご存じですか?

私自身も高校生の時には大学入学後にかかるお金の大きさは全く分からず、大学入学後にいろいろとわかってきたことが多いので、今回は大学でかかるお金について説明していきます!

 <目次>

1.入学時にかかるお金

2.入学後にかかるお金

3.大学生のバイト・出費のリアル

 

1.入学時にかかるお金

大学入学時にかかる大きなお金は入学料、授業料、施設設備費の三種類です。大学学部によっては実習費も必要な場合がありますが、今回は上記の三種類に絞って説明します。(※金額はすべて税抜きです)

a.入学金

国立大学は平均282,000円、

公立大学は平均393,618円、

私立大学は平均250,000円

入学金は上記のようになります。

入学金は意外にも国公立大学のほうが私立大学よりも高額だとわかりますね。

 

b.授業料

国立大学は平均535,800円

公立大学は平均538,294円

私立文系は平均758,854円

私立理系は平均1,071,560円

私立医科歯科系は平均2,896,848円

授業料は以上のようになります。

国公立のほうが費用を抑えられると言われる理由は授業料にあります。

理系だと国公立大学と私立大学では約2倍もの差がありますね。また私立理系の場合は化学科や生物科など実験が必要な学科と、数学や理論物理など、実験器具があまり必要ない学科によって授業料は大きく変わります。

 

c.施設設備費

私立文系は平均157,246円

私立理系は平均190,565円

私立医歯は平均883,026円

国公立大学は大学によってかからない場合があり、かかる場合にも金額の差があるため、詳しくは各大学のHPから確認してください。大学によっては授業料と施設設備費が合わさっているところがあるので注意しましょう。


d.まとめ

以上の3点を併せると

国立大学は平均549,900円

公立大学は平均663,372円

私立文系は平均614,190円

私立理系は平均791,988円

私立医歯は平均2,461,478円

以上が入学時にかかるお金の総額となります。


計算式は入学金+授業料(前期分)+施設設備費です。㊟大学によっては前後期まとめて納入のところもあります。

理系でも実験が多い学部・学科や、特に文系の国際系の学部は平均よりも高くなるので注意してください。

入学時にはとても大きなお金が動くため、どれくらいの金額は必要になりそうか、事前にご家族と情報を共有しましょう!

 

2.入学後のお金

入学後にかかるお金で一番大きいものは、授業料です。その他にも、人によって留学や、多くの大学生が取得する自動車運転免許を取る際にも必要な費用などをご紹介していきます。

a.授業料

授業料は毎学期の初めに納入するものになっており、大学学部によっては年を重ねる度に高くなるところもあります。

半期(半年)授業料の平均は

国立大学は平均267,900円

公立大学は平均269,147円

私立文系は平均379,427円

私立理系は平均535,780円

私立医歯は平均1,448,424円

となっています。大学では基本的に春学期と秋学期に分かれています(一部の国公立大学では3期制や4期制の場合もあります)。年間の授業料の半額が学期ごとに納める授業料になります。つまり1年に2度、半期ごとに上記の授業料を納めます。

 

b.留学費用

みなさんの中には、大学入学後に留学に行こうと考えている方も少なくないと思います。グローバル化が進んだ現代で大学在学中に留学をしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

留学では自分の成長や他の文化や価値観を学ぶといった意味でも非常にいい機会ですので、チャンスがあればぜひチャレンジしてもらいたいと思います。高額なイメージもある留学にかかる費用について説明するにあたり、種類、期間、地域についてそれぞれ説明します。

 

留学の種類は大きく3種類

留学の種類は私費留学、交換留学、語学留学の3種類に大別されます。

まず、私費留学は留学先の大学や教育機関に直接お金を支払うもので、短期留学の場合は長期休みの間に留学し、中長期留学の場合は一度大学を休学したうえで留学するのが一般的です。大学によっては一度休学しなければならないため、4年で卒業できない場合があります。注意してください。

次に交換留学です。交換留学は自分の通う大学と提携を結んでいる海外の大学に留学します。交換留学の大きな特徴は費用を抑えられるという点です。交換留学は留学先の大学にお金を払うのではなく、自分の通っている大学に支払えばいいため、留学にかかる費用を安く抑えることができます。この理由は記事を読み進めれば理解できます!

最後に語学留学です。私費留学や交換留学は留学先の大学で学問を学びますが、語学留学は外国語を習得するために行うものです。そのため、海外の大学ではなく語学学校に留学する場合が多く、期間は短いです。


留学にかかる期間

定義として、短期留学は3か月未満、中長期留学はそれ以上になります。短期留学は長期休みの間の1,2か月で行い、中長期は休学するか、交換留学のかたちで1年行なうことが一般的です。費用は地域によって異なりますが短期留学(2,3か月)だと安くて約50万円程度で高くて約180万円になります。それより短い1か月であれば安くて約25万円から70万円あれば留学することができます。中長期だと相場は約200万円ほどです。安くて約70万円、高くて約400万円になります。

 

留学先地域

留学先として人気なのは英語圏、ヨーロッパ、アジア圏です。それぞれの特徴や費用について説明していきます。

 

〈英語圏〉

アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダが英語圏の留学先として人気です。英語圏の特徴は、授業を受ける留学先の大学でだけでなく日常生活でも英語を使えるため、英語力の向上には最適です!

ただデメリットとしては費用がとにかく高い!!上記にある交換留学を使えば比較的安く済みますが(それでもアジアよりは高い)、私費留学の場合は短期留学でも100万円近くかかり、中長期留学では400万円に及ぶこともあります。

〈欧州園〉

ヨーロッパの国々も留学先として人気です。メリットとしては英語を学びながら第三言語も身につけることができます。ヨーロッパの大学では英語で授業を行なっているところが多く、世界の中でも第二言語としての英語の能力が高い国が多いです。そのうえ、費用も英語圏に比べれば安く済ませられます。しかし、日常生活で英語が使えない場合が多く、その土地の言語を喋ることができなければ生活が難しい可能性があるので注意しましょう。

〈アジア圏〉

アジア圏はなんといっても安いのが特徴です!一番お金がかかる私費留学でも、場合によっては長期留学を100万円以内に抑えることも可能です。そのうえ、アジア圏の中でフィリピンやセブ島など最近注目されている国では、物価が安い国で節約しながらマンツーマンの質の高い指導を受けることができます。フィリピンやセブ島であれば一か月の留学を20万円以内で行えるため、自分でバイトをして稼いだお金でも十分留学することが可能です。

 

まとめ

もし、大学に入ったら絶対に留学をしたいと考えているのであれば、交換留学制度が整っている大学に進学することをおすすめします。特に早稲田大学は留学制度がとても充実しています。

海外の提携大学が日本の中で一番多く交換留学制度も整っているため、大学生が留学しやすい環境です!私が通っている国際教養学部は一年間の留学が卒業条件なので、交換留学制度を使えば安く留学ができ、そのうえ4年間のストレートで卒業できます!留学のために大学の卒業年度を1年遅らせると就活の時期を若干調整しなければならないため、4年間で卒業できる交換留学は魅力です。

 

おまけ

すべての費用を自費で賄うと大変なことになります。少しでも負担を軽減するためにも、留学をする際にはぜひ奨学金を取得しましょう。留学奨学金は多くが給付制で、一度給付を受ければその後返す必要がないため、家計もとてもやさしいです。「トビタテ」「JASSO」「学内奨学金」の3種類が多くの学生が利用する奨学金です。留学に行くことを決めた際にはぜひ調べてください!

 

c.運転免許証取得費用

大学生の多くが自動車の運転免許を取得します。免許の取り方も、教習所に通う方法と、合宿所に泊まる方法の2種類があります。教習所に通った場合の相場が約24万円です。合宿に通った場合だと2週間の宿泊費も込みで安いところだと20万円以内で免許を取得することができるので、長期休みを利用して免許を取得することをおすすめします。


3.大学生のバイト・出費

みなさんもおそらく大学生になったらアルバイトをすると思います。そこでアルバイトを月にどの程度を行うといくら稼げるのか、また、その稼いだお金がどのように使われていくかも話していきます

アルバイト

以下のデータは私が個人的にSNS等で友人に聞いた情報を元にしています。

現役大学生の約80%がなんらかのバイトをしていると言われています。

その中でも2つ以上を掛け持ちで行なっている割合は25%と高めです。シフトの数は週3日が最も多く、週4、週2と続くため、比較的大学生はしっかりバイトに取り組んでいますね。そんな大学生は月にいくら稼いでいるのかというと、平均が5万円です。5万円というと高校生の感覚だと大金だ!といった印象を受けると思いますが、大学生は平均的な生活をしているとそれらの額でもあっという間になくなってしまいます。

どこにそんなにお金使うの!?と思いますが、一番お金がかかると答えたのが食費・交際費です。高校生の時とは違い、サークルやバイトなど自分の属するコミュニティが増えます。

そのうえ、毎回マックやファミレスなどだけではなく、居酒屋やおしゃれなお店に行くことが多くなり、食事だけで一度につき2,000円使うなんてあたりまえになってきます。それが一週間に何度も続くと...想像できますよね。大学生はとてもお金がかかります、

特に自分のやりたいことを存分楽しもうと思うとお金がかかります。大学生をより充実したものにするためには、アルバイトは何かしらやることになるでしょう! 


以上が大学入学後のお金事情のリアルです。大学は高校よりもお金がかかるところです。ですが、その分楽しいことがたくさん待っているので、お金のトラブルで大学生活を無駄にしないためにも、管理をしっかりできるようになりましょう!


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