これで明日から勉強すべきことが分かる!大学受験の勉強計画とスケジュールを立てるためのマニュアル完全版!
「大学受験のために勉強しているけど、どうやって計画を立てたらいいか分からない」
「高校や予備校では授業はあるけど、自分に合った計画を立ててくれない」
「先生や予備校で言われた通りにやっているけど、伸びる気がしない」
そんな悩みや不安はありませんか?
その不安はとても重要で、まさに「自分に合った計画」を準備してそれに合わせて勉強することができないと、国公立大学やMARCH以上の難関大学に合格することはできません。
高校1年生からコツコツ定期試験でも毎回1桁順位を取り続けるくらい頑張っていればその時点である程度の力はついていることもありますが、それでも難関大学は高い壁です。例えばイクスタコーチでは各県のトップ校の生徒さんもいますが、模試などの成績表で学校の順位を見てみると、県内トップ校であっても学年中位くらいだと旧帝大や早慶は厳しいレベルです。
特に東京や神奈川、埼玉で中位以上の高校に通っていると男女ともに
「いい感じにそこそこやっていけばMARCHくらいは行けるでしょ」と認識している受験生がいますが、とても甘いです。そうした甘い思い込みのままだと高校卒業時に涙を飲みます。高校の偏差値から7をマイナスした大学が同じレベルだと言われています。
それくらい厳しい大学受験。失敗しないためには自分に合っていて優れた計画が必要です。
そこで今回は、イクスタコーチで使用している大学受験の計画法をもとに、改めて記事にしてご紹介します。
進学校や予備校、塾に通っていても正しい計画を立てていなければ十分ではありません。
高校や予備校などの授業は「教材」の一部であって、その「教材」を何のために・どんなタイミングで活用するかという俯瞰した視点からの受験計画が必要なのです。
本当はこうした視点からの計画が必要なのですが、計画の重要性に気付いている受験生は少数派のため、正しい計画を作ることができればそれだけで差をつけることができます。
この記事では私が運営しているイクスタコーチの存在を知ってもらいつつ、この記事だけでも勉強の計画法を詳しく知ることができる内容にしました。ぜひ、Step By Stepで自分の計画を振り返りつつ、もしご興味があればイクスタコーチで、
『いつまでに何を終わらせればいいのかをハッキリ理解できているので、毎日やる気が続いて勉強に熱中できている』
こんな受験勉強をスタートしてほしいと感じています。
戦略不足と計画不足で負けるなんて悔しくないですか?正しい戦略と間に合う計画を本気で教えます! - イクスタコーチ
イクスタコーチでの受験勉強計画法は6ステップあり、それぞれ順を追って詳しくご紹介していきます。
毎日のやるべき内容は論理的に決めるべきでなんとなくの感覚で「重要そうなところ」から感覚的に勉強するのは成果に繋がりにくいので、できるだけ今回ご紹介するような手順で勉強を進めていくことをおすすめします。
① 志望校を決める
② 志望校の合格に必要な点数を調べる
③ 今の自分のレベルを測定する
④ 入試までの残り時間から、いつどの教材を完成させるかロードマップを作る
⑤ 2ヶ月ごとの中期計画を立てる
⑥ 毎週の計画を立てる
イクスタコーチの面談で一人ひとりの受験計画を立てる際に使用している方法をご紹介しています。
①志望校を決める
まず最初にやるべきは志望校を確定すること。といっても志望校を決めることが意外と難しいと感じている受験生もいるかもしれませんね。
志望校2-3校を決めることができれば、それらの大学の入学試験で合格に必要な科目ごとの点数を出し、それに合わせた計画を立てることができます。
志望校を決めるための資料
まずどんな大学や学部があるのか、受験を始めたタイミングではいまいちピンときていないこともあることかと思います。そんな時は以下の資料を使って大学や学部の知識を仕入れましょう。紙とウェブそれぞれの良さがあります。
書籍の大学受験案内(各出版社)
有名な大学や学部の概要が載っています。学部系統などで絞るのもいいですし、自分が住んでいるところで絞るのもいいですね。本屋で立ち読みするのでもいいですが、できれば家に1冊置いておいてほしいです。イクスタコーチでも購入を推奨しています。
東進と旺文社、晶文社から同じ趣旨の大学案内が出版されています。それぞれ見てみて好きなものを購入すれば良いですが、迷ったら東進のもので大丈夫です。
大学の公式ホームページ
志望校の候補がある場合には、実際に大学の公式ホームページに行って学部で学ぶ内容や進路を調べてみましょう!学部や学科まで調べることで、自分の興味があるキーワードが出てくるかもしれません!
志望校に迷ってしまったら偏差値61前後の商学系か化学系を選ぼう
調べてみて考えてみても志望校をいまいち決められない場合、あります。そんな場合には難易度から決めます。東進の大学ランキングの偏差値61-62あたりの中から選んでみてください。
東進ランキングの61-62であれば、イクスタコーチの受講生はゼロからでも1年間本気で頑張れば安定して合格点を取ることができるようになることが多いです。偏差値50の高校で全く勉強ゼロからでも本気の本気で毎日やれれば65まで伸びる受験生も毎年数人います。
また、学部は文系であれば教養系か商学部系、理系は化学系を選んでおけば就職の時に選択肢を広く取っておくことができます。
②志望校の合格に必要な点数を調べる
志望校を絞ることができたら、その学部に合格するためにどんな試験でどれくらいの点数を取る必要があるのかを調べます。
国公立大学
国公立大学は共通テストと個別試験と2つの試験の合計点で合格します。大学のホームページに前年までの合格最低点が公開されているのでその点数をチェックします。
注意点として、公開されているのは共通テストと個別試験の合計点であることです。それぞれで何点取ればいいのかは公開されていません。
それでも受験するにあたっては目標点を作る必要があります。そこで、二次で60%の得点が必要だと考えて共通テストの目標点を立ててください。
例えば共通テストの配点900点+二次試験の配点500点の合計1400点満点で合格最低点が900点の学部の場合
二次試験で60%得点するとして二次試験の得点→300点
つまり共通テストで600点を取ることができれば合格最低点に乗ることができます。
900点満点の共通テストで600点を得点するということは得点率が66.6%になります。
つまりこの学部に合格するためには共通テストで66.6%、二次試験で60%を取ることが必要、という計算になります。
実際には二次試験の難易度や科目数によって状況は変わってくるのですが、どの大学も二次試験は57-65%程度得点するように想定されていることが多いです。
私立大学
私立大学は一般試験の点数のみで合否が決まります。得点調整などの調整が行われる学部もありますが、全科目でおおよそ65-68%得点できていれば合格最低点を突破しています。同志社大学や立教大学、青山学院大学など全学部共通形式の試験では合格最低点が75-78%程度と高くなる学部もあるので注意が必要です。
合格最低点は大学の公式ホームページで公開されているので、自分の志望校の過去3年分の合格最低点の得点率を把握してください。
今の自分のレベルを測定する
無駄なく合格するためには自分の科目ごとの状態を正しく診断する必要があります。簡単すぎる教材でも難しすぎる教材でも効率が下がってしまうため、今の自分の状態を正しく把握します。そのために、最もよく使えるのがセンター試験の過去問です。
「共通テストじゃないの?」と思うかもしれませんが、共通テストは知識よりも文脈やスピードが求められる試験のため、国公立二次や私立大学で得点できる力を測るのは共通テストでは適切ではなく、センター試験の過去問の方が趣旨に合っています。
昨年のイクスタコーチ受講生でも、読解力は非常に優れていて共通テストでは高得点を取れるものの私立大学やセンター試験過去問ではほとんど点数が取れないという受験生がいました。共通テストは読解力が点数に現れやすい少し特殊な形式だと考えてください。
1科目2回ずつ解いて大問別に点数を出す
自分が国公立大学や私立大学の一般試験で使用する科目を主要科目と呼びます。この主要科目についてセンター試験の過去問を2回ずつ解いてください。このタイミングでセンター試験を解く際には制限時間は本来のプラス30分で解きましょう。例えば英語の筆記であれば110分、数学であれば90分で解きます。
じっくり時間をかけて解いた後に大問別に採点します。
数学や国語、社会や理科は大問によって明確に求められる分野が異なっているので、大問別に得点を出すことで、どの教科のどの分野を苦手としているのかを把握することができます。
60%を安定させるためには何が足りていないのか
センター試験の過去問では60%が一つの目安となります。大問ごとに60%の得点を境に、基礎レベルが定着しているかどうかを判断することができます。
得点率が60%に達してない大問については、今後どんな知識・理解・技術があれば60%を安定して得点できるようになるのかを自分なりに推測して、これから使うべき教材を絞っていきます。
知識・理解・技術という考え方
大学受験で「知識・理解・技術」と言われても馴染みがないかもしれませんが、重要な概念です。高校や予備校に通っているとやるべき授業やテキストが配られて、それを順番に進めているかと思います。高校受験まではそうした詰め込みでも合格点を取ることができますが、大学受験では、それぞれの教材がどんな力を育てることに役に立っているのかを自分なりに理解する必要があります。
先述のような東進偏差値60以下の大学であれば、時間をかけて教材をまる覚えすれば合格点を取ることができますが、世の中で難関大学と認定されるような大学では与えられた教材を順番にこなしていくだけでは対応できません。自分の今の力と大学の合格に必要な力を客観的にメタ的な視点から把握して対策をする力が求められます。
そのため、センター試験過去問などで今自分が必要な知識・理解・技術を出来るだけ詳しく言語化する必要があるのです。
入試までの残り時間からロードマップを作る
ここまでで、志望校のレベルと自分のレベルを把握することができました。
そこで、これから入試当日までの残り時間でどの教材をどのように進めればいいのかを可視化します。基礎のレベルから入試問題に対応できるレベルになるまで抜け漏れのないようにロードマップを作成します。
◯ 国公立志望の場合には12月1日から1月15日までは勉強時間の8-9割は共通テスト対策をする必要があり、1月16日以降は私立大学の入試に向けての調整があるので、11月終盤までには標準レベルまでは全て終わらせておく必要があります。
◯ 後述の過去問サイクルは早ければ9月から、遅くとも11月頭には開始したいです。
これらのスケジュール上の都合を考慮しながら、自分のレベルと志望校に対応させたロードマップを作成します。
2023年 国公立文系のイクスタコーチ受講生のロードマップ(実物)
見える化して整理する
紙に同じように書くのでも良いです。重要なのは、可視化することで実際にイメージすることです。計画は「頭ではなんとなくイメージできているけれど...」が可視化してみると、意外と時間がない...など新しい気付きにできたりします。
実際にロードマップを作ってみて初めて気付くことや修正が必要なスケジュールも出てくるはずです。こうしたロードマップは常に修正していくものなので、一度作ってみても変更したいところがあれば随時変更していきましょう。
このステップで重要なのはやるべきこととそのスケジュールを可視化・見える化することです。
自分の今のレベルや志望校のレベルから、どの教材をいつやればいいのか、いまいち分からないということもあるかと思います。志望校の過去問をじっくり見れば分かることもあるのですが、大学受験を何度も経験しないとなかなか身につかない感覚でもありますので、専門家に相談しながら進めると失敗は少なくなります。
2ヶ月ごとの中期計画を立てる
ここからが、実際に世の中でイメージされている計画を立てるステップになります。これまでのステップで作ってきたロードマップを、さらに具体的な行動指針とするための計画です。
イクスタでは1ヶ月半から2ヶ月ほどの期間で中期計画を作成します。受験を始めたタイミングや学校の定期テストや模試など、受験生によってスケジュールを調整しながら約2ヶ月弱の期間で作成します。
中期計画の期間の例
① 2月初旬〜3月中旬
② 3月中旬〜4月初旬 【春の大計画】
③ 4月初旬(春休み明け)〜5月中旬
④ 5月中旬〜7月中旬
⑤ 7月中旬〜8月下旬 【夏休み大計画】
⑥ 9月初旬〜10月中旬
⑦ 10月中旬〜11月末
⑧ 12月初旬〜共通テスト本番
この中期計画では、その期間が終わった時点でそれぞれの教材のどの範囲がどのような状態になっているのかの計画を立てます。
教材・範囲・定着率
この計画を立てるために、主に6つのステップに分けて、さまざまな要素を使って逆算していきます。イクスタコーチではこの中期計画を作成するのに2週間かけて約60分ほど使って作成することが多いです。
① 中期計画の期間終了までに実際に勉強できそうな時間の合計
平日の勉強できる時間、休日の勉強できる時間を足して、あとは学校行事などで勉強できない期間も考慮しながら、中期計画の終了日までに勉強できる時間の合計を出します。気持ち少なめに出しておくのがいいでしょう。
例えば平日は毎日5時間、土日はそれぞれ12時間だとして、7週間の合計は208時間です。つまりこの中期計画では208時間の使い方を決めていくことになります。
②科目ごとに割り振る
期間の合計時間を出したら、その時間をどの教科にどれくらい割り振るかを決めます。
優先科目の決め方
主要科目のうち、センター試験の過去問で60%得点できていない科目があればその科目を第一優先にします。文系であれば英語、理系であれば数学に最も多くの時間をかけます。受験の序盤であれば英語に50%、数学に50%程度の時間を割り振ることもあります。使用科目や科目ごとの成績によって受験生ごとに最適な配分をする必要がありますが、例として受験序盤の割り振りをご紹介します。
文系(数学あり)
英語 40・数学 20・国語 20・社会 20
文系(数学なし)
英語 50・国語 25・社会 25
国公立理系
英語 40・数学 40・理科 10・理科 10
(画像)
③教材ごとに割り振る
教科ごとの時間を割り振ったら、教材ごとの時間を割り振ります。
例えば英語は40時間使えるとしたら、単語・文法・長文などそれぞれの教材にどれくらいの時間を割り振るのか。これもセンター試験過去問の分析結果から、どの教材に割り振るべきかを決めます。迷ったら基本レベルに優先して時間をかけるようにしてください。
④これまでの経験から、その教材にその時間をかけたらどれくらい定着できそうかを予想する
教材ごとに割り振る時間を決めることができたら、中期計画終了時点でその教材のその範囲がどれくらい定着しているかを予想して言葉でまとめてください。完璧に定着している状態というのは、他の人にその参考書の内容をクイズで出題されてもスイスイとすぐに答えられる状態のことです。
例えば、「全範囲を完璧」「4章までは80%」「とりあえず1周」などの言葉で整理します。
⑤見直し
ここまでの4つの段階で中期計画の具体的な内容を決めてきましたが、実際に決めてみると思っていたのと違う、ということがあるのではないでしょうか。
そんな時は科目ごと、教材ごとの少しずつ修正してバランスを整えていきましょう。注意点としては、やるべきことを詰め込みすぎないことです。イクスタコーチで最も勉強量が多い受講生でも、なかなか計画よりも前倒しに進むことは少ないです。
中期計画で立てる勉強すべき分量は気持ち控えめでちょうどいいくらいになるでしょう。
⑥定着確認テスト
中期計画の終わる頃に、実際にそれぞれの計画を終わらせることができているかを測定するために、定着確認テスト(TKT)を行います。計画倒れにならないように、また緊張感を持って毎日勉強することができるように、実際にテストを行います。ページ数や問題番号の範囲を指定して、中期計画の最終日に自分でどれくらい定着しているかのセルフテストを行います。
定着率も60%から95%の範囲で目標を立てて、実際に達成できているのかどうか自分でテストをします。
イクスタコーチでは中期計画と同時に3-4週間後の定着確認テストを設定して、面談の中で実際にテストを行います。
面談で行う定着確認テストの予定
毎週の計画を立てる
イクスタコーチでは毎週定刻に面談を行います。毎回の面談で、次の面談までの1週間の予定を宣言します。ここまで読んでお気付きの方もいるかと思いますが、毎週の宣言は中期計画を元に行います。
今日から来週の同じ日同じ時間までの行動計画を立てます。
毎週の計画の立て方は中期計画の方法と似ていて、まずは1週間で勉強できそうな時間を数字で出します。そこから教科、教材ごとに時間を割り振って、それぞれの教材のどの範囲がどれくらい定着していそうかを予測して言葉で整理します。
毎週振り返る
週に1度立てた計画は、1週間後に振り返ります。この振り返りを行って言語化することで、自分のペースや勉強のクセ、傾向などが分かってきてその後の勉強計画をさらに精度の高いものに改善し続けることができます。
例えば「英単語は1週間でこれくらい進むと思っていたけど、意外と定着していない」「数学は1問あたり10分で解く予定だったけど、実際は20分くらいかかっていた」「英文法に意外と時間をかけられていない」など...
受験勉強をしていると毎日「思っていたことと違った」ことが出てきます。勉強しなければ分からなかった新しい事実を計画に組み込み続けることが重要です。
週に1度、全教科の進み具合を俯瞰で把握することで、次に何をやればいいかが見えてきます。
ここまで、受験計画の立て方を大きく6つのステップに分けてご紹介していきました。志望校決定から中期計画、毎週の計画までは一連の関係として繋がっているんですね。このステップを続けることで、無駄がなく後悔のない計画を立てて実行することができます。
次のパートでは、これらの計画と勉強を続けて、どうやって自分の志望校合格に結びつけることができるかをご説明していきます。
受験計画作成の6ステップを志望校合格に繋げるために
前のパートでご紹介してきた計画に沿って実行しながら成績を上げ続けて志望校に合格するには、最終段階で過去問演習サイクルに入る必要があります。
普段の勉強と過去問サイクルをどう両立するかをご紹介します。
2ヶ月に一度、共通テスト模試かセンター試験の過去問を受験する
自分の今の成績や状態に関わらず、主要科目は2ヶ月に一度、共通テスト模試もしくはセンター試験過去問を受験してください。ここでの得点が、過去問サイクルに入ることができるかの判断基準になります。
センター過去問で最低70%が過去問サイクルに入る基準
センター試験で70%を安定して取れている科目は、上位の地方国公立大学やMARCHであれば個別試験でも40-50%は得点できているような力になっているはずです。
センター試験で80%を安定している科目では、旧帝大や早慶でも40-50%得点できているレベルにあります。
センター試験レベルで70%を安定して取れるようになっている科目は、過去問サイクルを始めることができます。逆にセンター試験レベルで70%を安定して取れていないようであれば、志望校の過去問を始めるにはまだ知識や理解が足りないということなので、これまでの教材を振り返りながら定着させてください。
センターで70%が安定した科目は、志望校の過去問を時間を測らずに解いてみる
センター試験の過去問で安定して70%を得点できるようになった科目は、過去問にチャレンジすることができます。まだまだ合格点までは遠いかもしれませんが、実際にどれくらいの難易度なのかを体感する準備ができていると言えるでしょう。
センター試験で70%に到達していない科目に関しては、知識やパターンの量が少なく、大学の過去問を解いても得られることは少ないので、まずはセンター試験で70%を取れることを目標にしてください。
第一志望と第二志望の過去問を時間を測らずに、できる限り粘って解いてみましょう。
解き終わったら採点をして、今の実力でどれくらいの点数が取れるようになっているかを見極めます。過去問は問題ごとの配点は記載されていないので、自分で配点を予想して得点をつけてみてください。
国公立でも私立でも65%程度得点できていれば合格できるとして、自分が65%を安定させるためには今後どんな方向性の努力・勉強が必要かを言葉で整理します。
過去問で45%以上取れる科目は過去問サイクルを始める
志望校の過去問にチャレンジして45%以上得点できる科目は、過去問演習サイクルを始めることができます。過去問演習サイクルでは定期的に過去問を解いて見直し&復習を繰り返していきます。
志望校の過去問を解いてみて、65%を安定させるために必要な知識・理解・技術を言語化して洗い出し、これまで使ってきた教材をどう進めたらそれらの知識や理解や技術をマスターすることができるかを整理します。場合によっては新しい教材を始める必要があるかもしれませんね。
過去問こそが最高の指針
過去問サイクルに入った科目は、過去問での得点率こそが最大の勉強の指針になります。あとどんな力がついていれば65%を安定させることができたのか、残りの期間でそれらの力をつけるためにはどのような努力が必要なのか、という点から勉強を進めてください。
一度過去問を解いて、対策を立てて知識を補強しながらまた2-3週間後に違う年度の過去問を解くというペースを繰り返します。
自分が受験予定の学部4-8学部それぞれで過去問を解いて、自分は今どのレベルの過去問を解くべきか、どんな勉強をするべきかをその時々で判断しながら進めていきます。
過去問を続けるレベルの基準
過去問で合格最低点+5%が安定するようになったら上のレベルの過去問を解く
過去問で十分に合格最低点を上回れるようになったら、そこから大きな波は起こりにくいので、その学部よりも難しい学部の過去問に移行することができます。
逆に過去問を解いて40%程度しか得点できないようだと、その学部の過去問を始めるにはまだ力が足りないということです。今の教材の定着率をさらに高めてから、3-4週間後以降にもう一度チャレンジしてみてください。
過去問を解いて分析→これまでの教材の総復習を繰り返しながら、入試日当日まで力をつけ続けて合格を目指してください!
ここまで長い文章で詳細にご紹介してきました。一度で全て覚えて実践するのは簡単ではないかもしれませんが、ぜひこれを続けてください。
イクスタコーチでは土井本人が、こうした計画法をサポートしながら合格まで導いていきます。
今後の人生にも大きく関わる大学受験。一度きりの大学受験を本気でやりきってみませんか?
土井とのオンライン相談やご質問、イクスタコーチの詳細については以下のページからご覧ください!
戦略不足と計画不足で負けるなんて悔しくないですか?正しい戦略と間に合う計画を本気で教えます!