【2025年最新】世界史のおすすめ参考書ルート|旧帝大・早慶・MARCH関関同立
ゼロから難関大に合格するためのおすすめの参考書ルート3種類を徹底紹介します。
◎ 完全無欠の旧帝大ルート
◎ 早慶上智の最難関私大ルート
◎ 最速でMARCH・関関同立合格ルート
参考書ルートの選定基準:
①独学でゼロからでも合格のために必要な理解・知識・技術を漏れなく重複なく学ぶことができること
②同じ役割を持つ競合の教材よりも優れていること
③複数の教材で解く問題のレベルが被っていないこと
それぞれの参考書のレベルや特徴を踏まえながら、カテゴリごとに参考書を選択します。
代替可能な他の教材も提案します。
この記事でご紹介している参考書を組み合わせれば、全ての大学に合格することができます。
全ての検証はイクスタが行なっています
監修者:土井万智(どいまさと) 独学で大学受験に効率よく成功する攻略法
早稲田大学教育学部出身。大手予備校スタッフの経験から大学受験にかかる費用や時間に疑問を持ち、在学中にウェブメディア「イクスタ」を立ち上げ。現在ウェブメディアとYouTubeチャンネルとオンライン予備校の【イクスタコーチ】を運営。イクスタコーチ卒業生の進学先の平均偏差値63.4(偏差値は東進ハイスクール参照)著書に『独学で難関大学【理系】に逆転合格する』。
世界史参考書5つの分野
完全無欠の旧帝大ルート
テーマ:二次試験で120文字以上の記述問題が出題される最難関大学
対象大学:東京大学、京都大学、一橋大学、筑波大学など
早慶上智の最難関私大に合格ルート
テーマ:大学受験最高峰の細かい用語と正確な理解、地図問題の把握
対象大学:早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学
最速でMARCH・関関同立ルート
テーマ:出来るだけ短い時間で効率的に標準レベルまで完成
対象大学:明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学、関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学
世界史参考書の難易度比較
おすすめの世界史の参考書を役割と難易度順に整理しました
完全無欠の旧帝大ルート
テーマ:二次試験で120文字以上の記述問題が出題される最難関大学
東大や一橋大学や筑波大学などでは長文の記述問題が出題されます。長文の記述問題は事柄ごとの正しく深い理解を盤石することで得点できるようになります。
ある事件や政策の背景にはどのような必要性があったのか、どのような人物が関わっているのか、そのあと社会にどのような影響を与えたのかなどを文章でしっかりと把握することで記述問題に対応できます。
このレベルに仕上げるには3つの段階をステップアップします。
①教科書の内容を抜け漏れなく理解(補助教材として参考書を使用)
②頻出の用語(事件・人物・政策など)の暗記
③二次試験の文字数に合わせた記述練習
この3ステップです。
それぞれの役割と参考書の特徴を詳述します。
通史
教科書を軸に進めます。教科書の記述内容を抜け漏れなく完璧にすることを当面の目標とします。
教科書は背景に関する説明が省略されていることが多く、ゼロから勉強する場合には教科書だけで勉強しても長期記憶に残りにくいという欠点があります。
教科書は最重要なことのみが密度高く記載されている一方で、無駄な記述がなく、事件や人物の背景を連想しにくくなっています。
そこで市販の参考書を使用します。
おすすめはタテから見る世界史、横から見る世界史シリーズです。
「流れと枠組みを整理して理解する」もおすすめです。
歴史総合では、「事件や政策など世の中の大きな変化が、その後の社会にどのような影響をもたらしたか」が重視されます。
この点で深い説明があり、この参考書はおすすめです。
世界史で起きた主要な変化を深く理解するためにとても役に立つ、他に類を見ない教材です。ただ、大学受験合格レベルには達していないのであくまでも補助教材という位置付けです。
400文字の記述問題が出題される場合には詳説世界史研究(山川出版社)がおすすめです。世界史研究の本文は東大や一橋対策になります。
頻出用語の暗記
教科書と参考書で通史を何度か読み、主要な変化を大まかに把握することができたら、時代ごとに用語をインプットします。
用語をインプットする際には山川用語集を使用します。山川用語集の頻度5以上の用語を中心に覚えます。教科書や参考書と併用しながら、古代・中世・近世・近現代に分けて順番にしっかり用語と説明をインプットします。
また、一問一答形式で用語ごとに最重要用語を覚えているかどうかをチェックしながら進めます。国公立におすすめの一問一答は時代と流れで覚える(文英堂)です。
この参考書は、最重要な単語に絞って出題されます。見開きの左側にそのテーマが表や地図でまとめてあり、右側に用語リストが掲載されています。このバランスが絶妙で、国公立志望にはちょうど良い難易度になっています。
一問一答のおすすめ
時代と流れで覚える(文英堂)
資料集
資料集で分野ごとに最重要事項を、図やグラフでまとめ直します。
資料集を使うタイミングは、教科書と一緒に1周目から使う場合でも良いですし、問題演習を始めから復習の際に使用する方法でも良いです。
論述
最後に、志望校の論述形式に合わせてこれまでの総復習をします。
今までに理解したことと覚えた知識を組み合わせて1つの文章に仕上げます。これらの参考書では最重要なテーマを扱っています。参考書を使って頻出テーマを自分で書くことができるように繰り返します。
おすすめの参考書
世界史述のトレーニング
考える世界史論述
世界史の論点
この参考書が一通り終わったら過去問演習を始めます。
早稲田・上智に勝てる世界史参考書ルート
テーマ:大学受験最高峰の細かい用語と正確な理解、地図問題の把握
通史と用語集
通史
参考書を使って、教科書で仕上げます。
各分野を広げて深めるのが参考書で、大事なところに絞って仕上げるのが教科書です。参考書と教科書の太字と太字の前後を文章ごと覚えます。
最終的には教科書に書いてあることを覚えることができれば合格点は取れるのですが、教科書のみだと暗記の効率が悪いと感じる受験生が多いです。
教科書は限られたページ数に重要事項のみがぎっしりと詰まっていて、それぞれの事件や出来事の前後関係や因果関係が省略されているため覚えにくいのです。
長期記憶にするためには物事同士の「関係」ごとマルっと覚えるのが最も効率が良い方法です。
教科書を仕上げるために、通史の参考書を使用します。
通史の参考書は4冊に分かれているので、通史の参考書を基準に1冊ずつ進めるのがおすすめです。
通史の1冊目を3〜4周読んで、教科書で対応する範囲を読んで黒文字の前後を何度も音読します。
講義系のおすすめ
実況中継(語学春秋社)
ナビゲーター日本史(山川)
用語のインプット
通史の参考書を2〜3周したら、用語をインプットします。
山川の用語集を使用します。
用語集の頻度5以上の用語が最重要です。早慶上智志望であれば頻度が低い用語も暗記できるようにしたいです。
問題集と用語集
講義系と教科書でインプットしたら、問題集を使用して大学入試レベルの問題が解けるようになっているか確認し、大問ごとにこれまでの教材を使って復習します。
おすすめの世界史問題集
実力をつける世界史100題(Z会)
HISTORIA世界史精選問題集(学研プラス)
東進世界史問題集完全版(東進ブックス)
世界史標準問題精講(旺文社)
これらの参考書は解説も充実しているため、違う角度から理解を深めることができます。問題集を解いて分からない用語が出てきたら山川用語集を使って用語を復習します。
早慶上智レベルであれば用語集の頻度5以上はほぼ完璧に仕上げることができるように進めます。
資料集・図録
問題集や過去問の復習で資料集・図録を使います。資料集の関係図や表をまとめることで重要事項を整理できます。
文化史の絵や写真を確認するために使用します。 特に世界史は難関大学になればなるほど地図問題が頻出です。時代ごとの主要な都市の位置をカバーします。
過去問演習
問題集を2〜3周し、旧センター試験の過去問で70点程度が安定するようになったら過去問演習を始めます。
成城大学や成蹊大学から始めて70%程度得点できるようになったらMARCHや早慶上智へとステップアップします。
MARCH・関関同立に最速で勝てる世界史参考書ルート
テーマ:出来るだけ短い時間で効率的に標準レベルまで完成
通史
参考書を使って、教科書で仕上げます。
広げて深めるのが参考書。大事なところだけを仕上げるのが教科書です。入試で最頻出の箇所は教科書ですが、教科書だけだと背景知識や前後関係がなく覚えにくいので通史の参考書を使用します。
参考書と教科書の太字と太字の前後を文章ごと覚えます。
古代・中世・近世・近現代の4つに分けて、それぞれ3〜4周して次の時代に進みます。
講義系のおすすめ
実況中継(語学春秋社)
ナビゲーター世界史(山川)
一問一答
参考書と教科書を3〜4周したら、時代ごとに最重要な用語を暗記できているかを一問一答で確認します。
重要度が高いものを中心に正確に暗記します。
問題集
時間があればぜひ使いたいですが、余裕がなれば通史と一問一答を重要視します。
一問一答の最重要用語を6〜7割程度固まったら使用します。
問題集を使用して入試レベルの問題に慣れることで、より実力が安定します。
用語集
時間があればぜひ使いたいですが、余裕がなれば通史と一問一答を重要視します。
問題集を解いたその復習や過去問演習の総復習の際に使用します。
用語集の頻度が高い用語を抜け漏れなく読み込むことで、MARCH関関同立の点数が安定します。
過去問演習
旧センター試験で70点を安定したら過去問演習とその復習サイクルを始めます。
まずは成城大学や成蹊大学の過去問から始めて、70%程度が安定したらMARCH・関関同立の過去問を開始します。
土井万智/(どいまさと):
早稲田大学教育学部出身。大手予備校スタッフの経験から大学受験にかかる費用や時間に疑問を持ち、在学中にウェブメディア「イクスタ」を立ち上げ。都内のIT系スタートアップ企業に勤務したのち、現在はイクスタでウェブメディアとYouTubeチャンネルとオンライン予備校のイクスタコーチを運営。イクスタコーチ卒業生の進学先の平均偏差値63.4(偏差値は東進ハイスクール参照)著書に『独学で難関大学【理系】に逆転合格する』。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。

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