化学の参考書・問題集のおすすめコース4パターン
化学の参考書・問題集コース
化学の教材はその役割によって4種類に分かれます。
志望校の難易度によってそれぞれの役割を使い分けながら揃えます。
化学の参考書は以下の4種類に分かれます。
網羅系問題集…基礎知識から入試問題まで幅広いレベルをカバーする問題集。セミナー化学など学校配布のものや新標準演習など市販のもの。
教科書系…学校で配布される教科書やチャート式などの参考書。指導要領に沿って化学の全範囲の知識や説明、簡単な練習問題が掲載されている。
講義解説系…化学の各分野を分かりやすく解説した参考書。教科書等では理解しにくい分野が重点的に解説されていることが多い。一方で教科書には掲載されていない分野も見られる。
難関問題集…偏差値60程度以上の大学で出題される入試問題を模した問題が掲載されている問題集。旧帝大レベルや早慶レベルを受験する際に、最後の問題集として使用する。
網羅系問題集、教科書系、講義解説系、難関問題集、それぞれから最低1冊ずつ揃えます。
志望校・目的別の参考書・問題集コース
志望校や目的によって異なる参考書・問題集コースを4つご紹介します。
1つ目「時間がたっぷりある完全無欠の旧帝大」コース
志望校が旧帝大や早慶以上の難関大学で、独学でしっかり勉強したい場合の参考書コースです。入試まで最低でも12ヶ月程度の時間がある場合に使いたい参考書コースです。
化学の新研究や重要問題集など、難関問題集を使用することが特徴です。
2つ目「地方国公立に最速」コース
志望校が偏差値60程度までの地方国公立大学で、高3の春から夏にかけて本格的に受験勉強を開始した場合のおすすめの参考書コース。
教科書系と化学の新基本演習を中心に使用します。学校の授業の記憶が少ない場合には講義系参考書を使用します。
3つ目「基本から独学で丁寧にじっくり」コース
基本レベルを丁寧に進めるコースです。リードLightノートから新標準演習に進むのが特徴です。最後に重要問題集か鎌田の化学問題集を使用することで旧帝大にも対応することができます。
4つ目「費用をできるだけ抑えるコース」
市販の参考書をできるだけ使用しないコースです。学校配布の教科書と網羅系問題集のみを使用します。ただ、学校の授業の記憶がない場合には中古等でも講義系の参考書を購入することをおすすめします。各参考書は旧課程版でも95%程度は同内容なので問題ありません。
化学のプロセスマップ
化学をゼロから勉強して難関大学に合格するまでにどのような思考プロセスを辿るのかを図式化しました。まずは理論化学から開始します。
他にも化学の勉強法について詳しくご紹介しています。
【化学】1年で難関大に合格するレベル別参考書と勉強法とは?わかりやすく徹底解説!
化学の基礎完成ってどこまで?分野ごとの勉強法や参考書の選び方は?ーインタビュー
【化学】高3の5月にほぼゼロから共通テスト85%、農工大でも65%取れるようになった化学の勉強法と参考書
(土井万智/どいまさと/イクスタ代表)
【著書】
『独学で難関大学【理系】に逆転合格する』
なぜ、85%の受験生は予備校に通っても第一志望に合格できないのか。
ゼロから難関大学に合格するまでに必要な知識を徹底的に体系化しました。
誰も教えてくれない年間のスケジュールや勉強計画の立て方、各科目の効率的な勉強方法をマスターすることで、旧帝大をはじめとした理系の難関国公立大学に、15ヶ月で合格を目指します。
https://www.ikstudie.com/articles/2714