【セミナー化学】共通テスト85%、国公立二次65%を安定させたセミナー化学の使い方と勉強法
受験生のみなさんこんにちは!直生です!2022年の3月まで東京都内の都立高校に通っていました。その高校の同年代の進学実績は、国公立60人ほど。
そんな学校で2年の時には模試で学年半分以下の成績をとってしまったことがあります。そこから勉強計画を自分なりに工夫して立て直して国立の東京農工大学に進学しました!東京農工大学について気になる方は調べてみてください!!いい大学です。ちなみに明治大学の農学部も全学部で合格しています!
そんな私がセミナー化学をいかにフルで活用したかや、勉強の質を維持し続けるために心掛けたことなどご紹介します!
セミナー化学 第一学習社 | |
役割 | 化学で最も長い時間使うことになる、中心的な役割を持つ参考書 主に基本問題と発展問題に分かれており、実力や目標レベルに応じて進める範囲を選ぶことができる |
特徴 | 最も基礎的な知識から、準難関大学の入試問題として出題されるレベルの文章題も掲載されている 授業を聞いていて旧帝大や早慶など難関大学でなければ化学はこの1冊だけで網羅することもできる |
おすすめ度 | 大学入試で出題される頻出問題が網羅されておりとてもおすすめ 特に基本問題までを十分に解けるかどうかで基礎力がついているかを判断できる良い指標 |
どんな課題を解決するのか | 各分野における主要な公式と典型的な問題が掲載されているので、 基本問題までを完璧にすることができれば 基礎〜標準レベル(共通テスト60%程度)を安定させることができる 発展問題以降はMARCHや地方国公立大学の入試レベルに対応している |
始めるレベル | 授業の内容を覚えているようであれば、セミナー化学から始めることができる 授業の内容を覚えていなかったり完全に独学の場合には、 宇宙一わかりやすいシリーズなど講義系の参考書と併用する |
完成後のレベル | 基本問題までが十分に定着していれば共通テストで60~65%程度 発展問題までを十分に解けるようであれば、 偏差値60程度の国公立大学と私立大学で合格点を取ることができる |
志望校のレベル | 最難関レベルから一般レベルまで、どのレベルにもおすすめできる |
前にやるおすすめの参考書 | 宇宙一わかりやすいシリーズ ゼロから劇的にわかるシリーズ |
後にやるおすすめの参考書 | 化学 重要問題集 |
この参考書を使う上での注意点 | 典型的な問題が揃っており非常におすすめなセミナー化学だが、 特に理論分野における仕組みの解説は省略されているため、 例えば酸化還元の仕組みを十分に理解していない段階でこの参考書を始めるのは危険。 |
ページ数 | 335ページ |
価格 | 非売品 |
第一学習社 | 第一学習社 |
独学で化学を伸ばすためにいくつかの視点で記事を作ったのでこちらもぜひ読み込んでください!
> 【化学】高3の5月にほぼゼロから共通テスト85%、農工大でも65%取れるようになった化学の勉強法と参考書 - イクスタ
> 現役生が詳しく語る農工大の化学で合格点を取るための勉強法と教材 - イクスタ
1.セミナー化学の基本情報と役割 | 基本から発展まで幅広くカバーする問題集 | 問題数が多く、全体の知識を網羅 | 基本問題と発展問題に分類されている | 基礎力と実践力を養成するための教材 |
2.セミナー化学の効率的な使い方 | 基本問題を最初にマスターする | 発展問題は重要問題集と併用して確認 | 問題の習熟度を可視化するために付箋を使用 | 繰り返し解くことで定着させる |
3.成果と実践への応用 | 基本問題の完了で共通テスト8割弱を目指す | 発展問題の習得で二次試験への対応力を強化 | インプットとアウトプットのバランスを意識 | 定期的なレベルチェックで理解度を確認 |
共通テスト85%、国立二次60%のために欠かせなかったセミナー化学
化学は11月~1月の共通テスト・センター過去問では安定して8割くらいを取れ、二次の過去問では6割は安定して取れるようになっていました。共通テスト本番では84点で、農工大の二次は自己採点で65%となりました。8月の東進の共通テスト模試では53点で、ここまで伸ばすためにはセミナー化学は欠かせない教材でした。
セミナー化学はどんなポジションの教材?
セミナー化学とは、大学受験化学において導入の部分として用いられます。「受験 化学」と調べるとセミナーをすすめている記事を見かけることもあるでしょう。セミナー化学は1からかなり強い知識力と実践力を磨ける問題がそろっているためです!
問題数は1000問を超えていて、すべてこなしたらかなり自信を持てる量ですね笑 自分も実践問題を除く問題はすべてやり切ったので、やり終えたころには自信がついていました。
最初の私のセミナー化学の印象として、
分厚くて基本しか取り扱ってないワーク的な存在 だと感じていました。
ので、そんなに魅力を感じていなかったのが本音です。
「こんなので実力つくのかな。」
と不安に感じていました。
受験期になると、YouTubeの見過ぎで学校で配られる教材に対して信用が下がる現象がおこる人が多いです笑 しかしセミナー化学や4stepなど、実力をつけれる良書が多数存在します
ですが、進めていくうちにセミナー化学の良さに気づいていきます。
ほぼ必ず。
問題が多くてつらいと思うかもしれないですが、あれ、これめっちゃ実力つくじゃん!!と感覚的に思えるようになるはずです!!そう思えてきたらひたすらに続けていくのみです。
では、進め方について見ていきましょう!!
セミナー化学の効率的な使い方
進め方について見ていこうと思います。
セミナー化学は、大きく基本問題、発展問題に分かれています。
基本問題を最速で丁寧にマスターする
とりあえず、基本問題を進めていくわけですが、かなり多いです笑
でも最初は意外と簡単な問題が続いていきます。なので、最初は自分の忍耐力との勝負です。この基礎分野に関しては、別の参考書は必要ないように感じました。学校でやった範囲であれば授業で済ますというのが賢明だと思います。
授業の進みが遅すぎ!!という学校に通う人は参考書を追加するのも検討しましょう。
セミナー化学は、無機分野に関して若干物足りなさを感じますので、無機に関しては個別に参考書を使うのがいいと思います。自分はDoシリーズの福間の無機化学を使いました。
まあ問題をやる部分に関しては単調になりがちですが、耐えて耐えて、、、でも、途中くらいから初見では難しく感じる部分が出てきます。
さあここでも、めげないで!!
頑張ってぶつかった結果が良いものとして還元されます、きっと。
1周目はとりあえずすべて一通りやりましょう。そのときに考えるべきなのが、参考書の知識を落とし込むためにやり方を工夫することです。
参考書の使い方を工夫して!
では、なぜそんなことをするのか?(少し脱線します)
それは、
「効率」を求める必要があるから。
大学受験では、この「効率」という言葉がキーワードになってきます。
受験生の大半がスタートする3年生の一学期からの1年間でほかの受験生と差をつけないといけないからです。
なかには、1,2年生のときから受験勉強を始めてアドバンテージを獲得している人もいるでしょう。だからこそ、参考書一つ一つに対する意識を並み程度であっては追いつかないのは明白です。
受験生として飛び抜けるためにも、参考書の内容をしっかり落とし込むためにも、参考書の進め方には熟考する必要があるのです。
効率を上げるための方法として例えば、できる問題とできない問題を仕分けるために付箋を貼り問題を仕分ける作業がありますね。自分なりの合う方法はあると思いますので、ぜひ探す努力をしてください。
自分が考えて実践していた工夫をご紹介します。
直生の参考書マスター効率化アイデア
◯ とりあえず問題は前に進めて、詰まって時間を使いすぎないこと。
◯ 付箋を貼って問題ごとの習熟度を可視化する。
◯ わからない問題については必ず2,3周目で解決する。
特に3つ目に関しては、ずるずる長引かせないことが大切です。
「とりあえず後でやっておくか」となると無限ループに突入してしまいます。
全然理解できない場合は先生に聞くというやり方もありますし(自分自身先生の電話番号を聞き出して、夏休み中はショートメールで質問をしていました笑)、YouTubeで類題の解説動画を探してそれを見て理解するのもおすすめです。
これらをはじめとして、まだまだ工夫の余地はあります!!
常に効率を考えながら進めていきましょう。(脱線終了です笑)
セミナー化学の基本問題を周回してマスターすること
そうして、進めていくと基本問題が終わっていることでしょう。
ちなみに終わりとは、何度やっても正解できる状態を指します。
そのため、1周では絶対に足りないはずです。
自分は3周で基本問題が終了したのですが、周りもそのくらいで終わったといっていたのでみなさんも2-4周することになるでしょう。これより多くなってしまったという人も心配ないですよ。それだけ定着するチャンスが増えるということです。
セミナーは基本アウトプットがほとんどですが、何かを習得するためのいいバランスはインプットとアウトプットが3:7と言われています。私の経験的にもその比率は最適だと感じています。そのため、インプットもやらないといけないわけですが、基本はアウトプットが重要です。
セミナー化学はインプットとアウトプットが同時にできると考えているのでこの比率に限りなく近いものだと思います。
セミナー化学の発展例題以降の扱い方
これまで、基本問題についてお話してきましたが、発展例題以降は基本問題のようにするする進まないはずです。発展例題以降をまとめて発展問題と呼ぶことにします。
別記事でも紹介しましたが、私は化学はセミナーの基本問題を終えてからそのまま重要問題集に移行して、セミナーの発展問題は重要問題集の確認として使いました。
> 【化学】高3の5月にほぼゼロから共通テスト85%、農工大でも65%取れるようになった化学の勉強法と参考書 - イクスタ
この流れを理解してもらうためにセミナーの発展問題の特徴を説明します。
セミナー化学発展問題の特徴
セミナー発展問題は重要問題集のA問題と同等の難しさがあります。
しかし、セミナーは初見の問題から容赦がありません。よくわからない近似をさせられたり、数値が煩雑であることが多かったです。重要問題集はそれに比べて解き方を覚えやすい構造になっています。
答えまでやり方を知っていればスッといく場合が多いので、私はセミナーの発展問題を後回しにすることで重要問題集の定着確認として扱いました。
結果として、定着度が上がっていったので流れとしては最高だったと思います。
発展問題すべてが完璧になれば、どこの大学の過去問でもかなり高得点を取れるようになっているはずです。
セミナー化学をゴールすることで得られること
セミナー化学はかなり基本の部分から発展の部分を網羅的に反復学習できる教材です。基本のところを網羅するだけでも共通テスト8割弱は取れるようになってくると思います。
つまり共通テストは基本的なところを理解しているかが試されるわけです。なかには難しいのもありますが、着実にこなしていくことで定着していきます。
大事なのは、折れずに頑張ることです。
それが終われば応用レベルの問題に進み、共通テストよりもレベルの高い二次試験を突破できるようにレベルを上げることができます。すべて完璧にして次のステップに進むのはかなり厳しいので、基本的に8割ほどできるようになったら進む方が効率がいいです。残った問題は後でやるとして、とにかく進んでいくことが重要です。
しかし、何周もしていると、
ああ、またこの問題か。
と答えを覚えてしまいセミナーだけでは習熟度が測れない場合があるので、もし自分の今の定着度が分からなければセンター過去問などで定期的にレベルをチェックしてください。
まとめ
セミナー化学はとっても奥の深い参考書です。そのため、人によってやり方が千差万別なので、基本的には自分のやり方にこだわる方向でいきましょう。でも、私の記事でも他の人の記事でも、良さそうだなと思うものは積極的に取り入れていきましょう。それぞれの人に当たり外れが違うので、トライアンドエラーの繰り返しです。他の人の記事も参考にしながらセミナー化学を攻略してください!!
しかし、次のことは何においても言えることです。常に正しく効率的な勉強法を考えて行動計画することがとても重要ということは肝に銘じておいてください!のちのち生きてくる心掛けだと思います!
では、セミナー化学を通して化学力を向上させて、合格を掴み取ることを願っています!
独学で化学を伸ばすためにいくつかの視点で記事を作ったのでこちらもぜひ読み込んでください!
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現在はWebサイトやYoutubeなどのメディア運営と、オンラインの面談で受験生の独学を支援。東京都や神奈川県、埼玉県、千葉県など首都圏を中心に、愛知県や兵庫県など、北海道から沖縄まで全国の受験生がイクスタコーチで志望校に合格。
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