一度見てほしい!奨学金について、大学生が調べたこと・知ってほしいこと。
早稲田大学文化構想学部でイクスタ文系メンターのみさです!
突然ですがみなさんは、奨学金申請を考えたことがありますか?
大学入学、留学、お金がかかるのが今の現状です。
やりたいことがあるけど、お金がない。
それを実現させるための手段に、奨学金という手段があります。
今日はその奨学金について書こうと思いますが、自分には関係ないとか思わずにちゃんと読んでほしいです!
奨学金の種類とは
奨学金には給付型と貸与型の二つの種類があります。
給付型は返済不要、貸与方は返済義務があるものです。
今の日本では、全体の約90%が貸与型であると言われています。
ここで衝撃的なデータなのですが。
延滞者の方が、圧倒的に返還義務に対する認識が薄いということ。
’知っている’ということの大切さがわかります。
また、こんなデータもあります
借りる手続きを誰が行ったのかという切り口ですが・・・
延滞者と非延滞者を比較すると、延滞者の方が自分で行っていないのです。
それも結構な割合で。数字にするとはっきり違いがわかりますね。
他にも、「学生支援機構のHPを閲覧したかどうか」。
これもまた同様、延滞者の方が、断然見ている人数が少ないんです。
お金を借りるというのはとても大きなことです。事前にしっかり調べて、しっかり意志を持って決断する必要があります。
奨学金:貸与型について
学生支援機構の奨学金の話ですが。
月3万~12万の中から選べます。
一番高額な12万で試算した場合ですが、12万×4年(48カ月)=576万円
それに加えて有利子のものだと月額5760円の利息がプラスされます。
新卒の平均月給は19万円と言われています。
家賃・水道代・電気代・通信費・食費・・・・返済が容易でないことはわかると思います。
ちょっと具体的な数字を挙げてみます。
授業で諸学金問題について考えたとき、いろいろ試算をしました。
一人暮らしの子を中心に、調べつつ試算したのですが。
東京あたりで社会人として暮らすのにどれだけお金がかかるのか。
アクセスの良いところだと家賃6万ほど。水道光熱費1万ほど。
お昼はワンコイン以内におさめて、朝夜自炊で、食費5万くらい。
それに加えて誰かに食事に誘われたら、食べ飲み放題のコースで一回3000円以上はかかります。
新しい洋服は?雑貨は?将来への貯金は?
利息は完全返済するまで毎月かかります。
一気に返済できれば良いですが、先ほどの例からだいぶ削った生活をしても、ひと月に返せるのは数万円。
それが全額返せるまでずっと続くんです。
貸与型を利用することを考えるなら、将来自分の得られる収入や、四年間でいくらかかるのか、現実的に考える必要があると思います。
給付のものについて
学生支援機構にも給付のものはありますし、各大学にもあります。
ただし、成績がかなり重要になってきます。
GPA(大学における評定のようなもの)が審査対象ですし、成績不良で打ち切られることもあります。
各大学のサイトなどで検討してみてください。
返還義務がないものが給付型なので、将来のリスクは全然違います。
奨学金を貰う以上、遊びほうけて成績低下・・・なんてことにならないよう努力が必要です。
じゃあ、奨学金は借りない方がいいの?
奨学金を借りることはもちろん悪いことではありません。
夢の為に必要な場合がほとんどです。
自分が何がしたいのか、その決断によって苦しまないか、どんなリスクがあるのか、後悔のないよう考えることこそが大切なことです!!
①申し込む前に仕組みについてちゃんと知ること②できるだけ色々な大人の意見を聞いてみること ③最後は自分で決めること
奨学金を考える際は、どうかこの三つを考えてほしいと思います!!!