商学部系統で日本随一の名門!一橋大学商学部の授業やゼミを在学生が教えちゃいます!
こんにちは。一橋大学の笠原です。
今回は一橋大学商学部について、僕の友人の商学部の学生に聞いた生の声をまとめてみました。一橋の在学生に聞かなければなかなか知ることができない情報も載せているので、一橋大学志望の受験生は必見です!
入試について
まずは一橋商学部の入試について説明していきます。
一橋大学商学部の難易度
学部の偏差値
各サイトや予備校が出している数字にはばらつきがあるものの、総じて67~70ほどです。商学部の中では日本の中ではトップと言えます。(編集部編※ 商学部は一橋大学の中でも名門と言われている学部です)
受験倍率
足切りを行ったうえで、基本的には3倍を超過します。過去に4倍というものを目にしたことはないので、だいたい3~3.5倍程度です。
商学部の入試科目
二次試験の入試科目は、国語、数学、英語、社会の4科目です。
国語は、現代文が1題、擬古文といわれる江戸中期~明治時代の文章を1題、長い文章を400字に要約する問題が1題という構成が基本です。
数学は、一橋大学独特のとても特徴的な問題が出題されることで有名です。整数問題と確率問題は頻出です。
英語は、文章題と文法、リスニングが出ます。
社会は、世界史、日本史、地理、倫理、ビジネス基礎の中から、入試当日に1科目選びます。試験中にほかの科目に切り替えることもできます。
一橋大学商学部の紹介
次は一橋商学部の学部について説明していきます。まず商学部は何を勉強するのか気になりますよね?高校生があまり知ることが出来ない大学での勉強について詳しく説明します!
商学部では何を勉強するのか
商学部の1年生の必修科目に経営入門、会計入門、マーケティング入門、金融入門の4つがあります。経営者、コンサルタント、アナリスト、会計士といった幅広い分野をカバーした授業を展開します。すべての分野に1年生の時に1度触れ、2年生以降でより自分が学びたい分野を学習することができるようになっています。
また、ゼミが1年生の時からあり、深い議論と思考を行うための場が非常に早い段階で用意されているのも特徴です。
授業について
時間割について(2016年9月現在)
一橋大学の年間の最大取得可能な単位数は、50単位です。そして、週に1回授業がある科目は2単位、週に2回授業がある科目はゼメスター科目と呼ばれ、4単位となっています。たまに週に1回の授業で1単位しかない授業もあります。
商学部の1年生は、上記の4つの大きな入門科目に加え、PACEと呼ばれる独自の英語教育システム等により、ほとんどの授業が決まっています。また、商学部である手前、数学の要取得単位数が多く、初年度はほとんど時間割が決まっているので、多くの大学生にとっての難関である時間割の組み方についてさほど心配する必要性はありません。
学年ごとにどんな授業を受けることができるか
上記の通り、1年生はほとんど自由には選べません。
2年生では、かなり自由が増えます。商学部発展科目といわれるより難しい科目を選択することができるようになります。科目は、自分が興味を持ったものを取ることができます。
3年には、3,4年の2年を通じて受けるゼミが決まり、正式に自分の専門科目を決めることができるので、それに基づいた授業の選択をすることになります。
一橋大学商学部のゼミ
そもそもゼミとは?
ゼミとは15人程度の少人数による議論主体の授業です。一冊の本を読み進めながら、毎回の授業で、その本に関連することを議論します。少人数であるため、自分から動いて議論に参加する必要性があり、知識を最も深めることができる授業です。
どんなゼミがあるのか
商学部のゼミは、担当する教授によって内容は全く異なります。基本的には、経営系、会計系、マーケティング系、金融系の四つに分けることができます。詳しくは、一橋大学のホームページに記載されている各教授の専門を参照してみてください。
商学部は1年生の時からゼミがある学部です。1年の前期、1年の後期、2年、3年と4年のゼミという風に4回異なったゼミに触れる機会があります。
どんなゼミに入ればよいか
ゼミは、本当に知識を深めることができる場です。できる限り自分が興味を持っている分野のゼミを選択しましょう。いくつかの候補がある場合は、1年の後期と2年の時のゼミで比較して、よりよい方を3,4年のゼミで選択することもできます。
ゼミは、良くも悪くも自由です。ただ、一橋大学商学部のゼミはとても環境が整っているので主体的に動かないともったいないです。自分から興味を持って取り組めそうなゼミを選んでくださいね。
授業料について
授業料はいくらなのか
まず、入学料として282,000円かかります。そして、年間の授業料は前期と後期を合わせて535,800円です。この金額は、国立大学すべてで一定です。授業料自体は、全ての大学の中でも最も値段が安くなっています。
奨学金について
奨学金は非常に豊富です。入学金を免除するものも授業料を免除するもの、一定のお金を給付してくれるもの等様々です。詳しくは一橋大学のホームページをご覧ください。今回はその中でも多くの人にかかわる奨学金を紹介します。
「一橋大学学業優秀学生奨学金制度」
これは、学業が優秀な生徒に月に8万円支給する奨学金です。
「中村忠記念奨学金」
経済的にかなり困っている、学業優秀な商学部生のための奨学金制度です。
そのほかにも一橋大学独自の、経済的に困っている人のための奨学金制度がいくつかあるので、奨学金という面ではかなり充実していると言えます。
就職について
どんな職に就く人がおおいのか
銀行などの金融機関に就職する人が比較的多いです。そのほかにも自動車等の製造業・メーカーの業界にも実績があります。一橋大学は就職に強いことで有名であり、商学部も例外ではありません。そもそもの数が少ない(300人程度、他校では1000人ほど)にもかかわらず、多くの企業が一橋生を求めるからです。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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