一橋大学の英語の過去問を徹底分析し合格した僕が教える、おすすめ参考書と勉強法

こんにちは。一橋大学の笠原です。

イクスタ編集部

今回は一橋を受験する上で最も大切な科目「英語」の対策法について説明していきます。

一橋英語の配点や難易度、過去問の使い方、おすすめの参考書や問題集、勉強法など僕が持っている情報すべてここに記載しました。

一橋を目指している受験生の皆さん、ぜひこの記事を読んで一橋英語の対策法について学んでください。僕は英語が受験時代苦手だったので、英語はとことん勉強しました。特に過去問に力を入れて勉強したので、一橋英語の対策法は自信があります!

僕が受験期にしていたことをすべて教えていくので、ぜひ最後までお読みください!

◇目次◇


1.一橋大学の英語の難易度と配点 一橋英語は他の大学より難易度が高い 英語の配点が高く、特に重要 試験時間は120分
2.過去問の活用法と時間配分 過去問は9月から本格的に始める 試験時間の配分を決める 長文問題は35分、英作文は30分程度
3.おすすめ参考書と勉強法 「基礎英文問題精講」で構文を把握 「頻出英文法・語法問題1000」で文法を強化 長文問題や英作文の対策に重点を置く

一橋大学の難易度

まず、一橋大学の難易度について説明していきます。一橋大学は商学部、社会学部、法学部、経済学部の4つの学部に分かれています。学部間で偏差値は変わりませんが、東大、京大と引けを取らないぐらい難しい大学です。

一橋英語は難しい

一橋英語は他の大学の入試問題と比べて当然難しいです。単語のレベルも高く、文章を読みながら意味を捉えていくしかない難易度の単語も出てきます。長文も一文一文が長く構文も複雑なので、非常に読みずらいです。

時間をたっぷり使えるのが特徴

しかし、一橋英語は時間をたっぷり使えるのが特徴です。文章題は2題しか出されず問も少ないので、一問に時間を多くかけられます。難しい分考える時間をしっかりくれるのが一橋の入試の特徴です。

一橋大学の配点

次は一橋大学の配点について説明していきます。

上の表の通り学部によって一橋は配点が違います。全学部に共通して言えることは英語の配点が高いということです。見ての通り一橋は英語ができないと非常に受かるのが難しい大学なのです。学部によっては英語の配点が全配点の3分の1を占める学部もあります。それほど一橋入試において英語はとても大切な科目です。

一橋英語の過去問

ここからは一橋英語の具体的な対策法について説明していきます。一橋の入試は何といっても過去問研究がとても大切です。一橋の入試は傾向がかなり偏っているので、研究すればするほど合格に近づいていきます。一橋英語の過去問を勉強する上で大切なことを説明していきます。

いつから過去問を始めればいいか

まず受験生の疑問として始めるタイミングはいつなのかという疑問があると思います。過去問はまず夏休み前の7月あたりに1,2年分解いておきましょう。早い段階から入試のイメージを頭に入れておくことは非常に重要です。どんな問題が出るのかを把握しておくことで、勉強の姿勢が変わります。最初は解けない問題ばかりだと思いますが、気にしないで行きましょう。

過去問を本格的に始めるタイミングは9月からです。まず夏休みに基礎を固めておきましょう。共通テストで80%が目標です。160点が取れたら、9月以降は過去問を徹底的に研究しましょう!もし夏以降も共通テストで80%取れなかった人も過去問をやりつつ基礎の勉強をしていきましょう!

どのように過去問を活用したらよいか

次は過去問の使い方について説明していきます。

一橋英語の試験時間の時間配分を決める

まず過去問を解いていく上でしなければいけないのが時間配分を決めることです。どの大問にどれだけ時間を費やすかというのはとても大切です。一橋英語のは試験時間が120分なので、この120分をいかに使っていくかが合格の鍵です。


上の表は時間配分の目安です。大体このくらいの時間配分で解いていくと良いでしょう。長文問題は1題35分かけてじっくり解きましょう。英作文は30分ですが、慣れてくれば20分でかける人もいるでしょう。余った時間は長文に割いてください。リスニングは時間が決まっているので大体15~20分ぐらいです。

これは目安なので、最終的には自分に合った時間配分を研究してください。もし長文が解くのが早い人は英作文に40分かけてもいいかもしれません。過去問を解いていく上で自分がどこに時間を割くべきなのかを常に意識しながら問題を解いていきましょう。

 

一橋英語の傾向と形式を掴む

先ほども少し触れましたが、一橋英語は出題傾向が偏っています。出題形式としては長文2題に英作文、リスニング問題の4つの構成となっています。基本的に一橋英語の形式は変わりません。長文問題は論文形式のものが多く、読みにくい問題が多いです。問としては和訳問題、説明問題、要約問題が頻出でたまに選択問題が出題されます。ほとんどが字数制限付きの記述問題なので、しっかりと対策しましょう。英作文の問題は三つのトピックから一つのトピックを選択して解く問題で、150語前後の英作文を書いていきます。リスニング問題は英語を聞いて問に英語で答える形式のものが頻出です。

一橋英語の過去問の参考書紹介

過去問を解く上で持っておきたいおすすめ参考書を紹介します。

上の参考お書は一橋英語が15年間分入った参考書です。この参考書は最低2周はしてください。一橋英語はとにかく過去問を研究することが合格の鍵なので、徹底的に研究して下さい。

一橋英語を対策する上で持っておくべきおすすめ参考書

一橋英語を対策する上でおすすめの参考書を紹介していきます。

基礎英文問題精講

一橋英語の長文問題は構文が複雑な文章が出題されます。構文を把握することが一橋英語の文章を読む上で大切です。構文を勉強する上でおすすめなのが「基礎英文問題精講」です。この参考書は構文の種類によって問題が分けられているので、すべての英語構文を網羅することができます。詳しくは以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

頻出英文法・語法問題1000

この参考書は長文対策にはもちろんのこと、英作文対策としても利用可能です。後述しますが、英作文では文法をしっかりと使えるかで得点が大きく変わります。文法を知っていないと英作文は上がりません。

この参考書は長年受験生に愛用されている参考書で、僕も使っていましたし、僕の周りの難関校に受かった人達も使用していました。とにかく分量が特徴でとても分厚いです。分厚い分解説も丁寧なので、英語の文法がすんなり頭に入ってきます。

一橋英語の勉強法

ここから問題別で勉強法・対策法を教えていきます。

長文問題の勉強法

一橋の長文問題の特徴として早く読むことをそこまで求められないことです。早慶に比べて分量は少ないので、速読力は求められていないのです。しかし文構造や内容が早慶に比べて難しいので、理解するのが大変です。

まずは、参考書で練習しましょう。上で紹介した「基礎英文問題精講」で英構文をしっかりと勉強しながら、長文の参考書を併用して勉強していきましょう。おすすめの長文読解の参考書は以下の記事の「早慶・上位国公立志望の受験生向け」の参考書を参考にしてください。

ある程度参考書で練習したら過去問を解いていってください。

要約、和訳問題

長文の問題として和訳の問や要約の問などが頻出です。大体100~200字程度で論述する問題が多いので、短く文章をまとめて得点を取っていく必要があります。

要約の対策としては文章の中でどの要素を入れるのかを意識することです。箇条書きで要素を書いた後文章にしましょう。

和訳問題は文章の構文を意識しながら和訳しましょう。「基礎英文問題精講」で勉強した構文を和訳すると気に意識することで、採点者が採点しやすい文章になります。

英作文問題の勉強法

英作文はとにかく量をこなしましょう。文法を学んだのであれば後は自分の中で言い回しをつかむだけです。ある程度定型文を自分の中で作ってしまいましょう。まだ文法の勉強が不十分だなと感じたら「英語頻出問題集」に戻って勉強しなおしてください。

リスニングの勉強法

リスニング対策としては日頃から英語を聞きなれておくことです。参考書にCDなどがついていたら、CDを聞きながら音読をしてみましょう。発音しながら英語を聞くことで、耳が英語になれていきます。共通テストのリンスニング問題も対策になるので、5年分ぐらいは解いておきましょう。

一橋は過去問対策が大切

ここまで一橋英語の対策法について述べてきましたが、一橋英語の対策で一番大切なのは過去問研究です。一橋はどの科目も傾向が偏っています。過去問を研究すればするほど合格に近づくのです。一橋は一橋の入試をしっかり対策してくるような人材がほしいのです。

一橋に合格したければ、過去問を徹底的に勉強しましょう!

一橋英語だけでなく、一橋数学の対策法についても知りたい人は以下の記事を読んでください。

参考:一橋数学の過去問を徹底分析し、合格した僕が教える一橋数学の傾向と対策 - イクスタ

一橋は社会科目の入試形式がかなり特殊とされています。対策になかなか苦しんでいる受験生も多いのではないでしょうか?以下の記事では日本史と世界史の対策法について述べているので、社会科目の対策に困っている受験生はぜひ読んでみてください!

参考:一橋世界史の過去問を徹底的研究し、合格した僕が教える一橋世界史の勉強法 - イクスタ

参考:一橋日本史の過去問を徹底分析し、合格した僕が教えるおすすめ参考書と勉強法 - イクスタ



*この記事は一橋対策特集の記事です*

一橋対策特集では一橋の対策法を科目ごと紹介しています。

一橋対策特集の詳細はこちら >

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