立教大学文学部ってどんな学部?現役在学生に入試や授業のリアルをうかがいました!

Marchの学部紹介

◇目次◇

立教文学部の入試について

難易度について

どの予備校の模試でも偏差値はおよそ60程度です。学科によってばらつきはありますが、文学部だと大体58~60が目安になります。
倍率は他学部よりやや低めで、3.3~3.7倍です。

入試科目

国語(現代文・古典)、英語、地理歴史(日本史Bか世界史B)の3科目型です。

英語は語法と長文がバランスよく出題される

例年、大問は全部で5つです。

ⅠとⅡが長文、Ⅲが選択式の空所補充問題、Ⅳが選択式の正誤問題、Ⅴは記述式の空所補充問題です。
長文はMarchの標準レベルの難しさなので、できれば誤答を1~2問に抑えたいところです。

Ⅲ~Ⅴは語彙・文法・語法に関する問題がバランスよく出題されています。私個人としては、Ⅴが一番難しく感じました。記述なので選択肢を自分で絞らないといけません。

私は自己採点では5問中1問しか正解できていませんでした。長文でほぼ満点をとれたので良かったのですが、もう少し語法をしつこくやるべきだったと反省しています。長文を読むトレーニングも大事ですが、Next stage等の英文法・語法に特化した問題集をしつこくやることをおすすめします。

国語は古文、漢文が出題される

大問は3つ出題されます。

大問一が現代文です。漢字の読み・書き・語彙問題が3つずつ出ました。漢字は記述式なので、正確さが求められます。
大問二が漢文です。内容を問う問題がほとんどでしたが、1問だけ漢字の意味を問う問題が出題されました。

大問三は古文で、私の受けた年は源氏物語から出題されました。私は原文を読んだことはありませんでしたが、源氏物語は「あさきゆめみし」を(少々しんどかったですが)5周くらいして内容は頭に入っていたので内容を問う問題は全問正解することができました。

息抜きに著名な古典は読んでおくべきです。中にはどうしても作者を理解できなくて読むのが億劫なものもあるかもしれませんが、自分の得意・不得意分野を知るのもいいかもしれません。

余談ですが、私は、蜻蛉日記を読むと作者にすごくイライラして、入試当日も問題を配られてから試験開始までの時間では「蜻蛉日記が出ませんように」と念じていました(笑) 
出なかったときの安心感から余裕が生まれたので、いろんなものを読んでよかったと今は思います。

日本史は近代と現代が重要!

私は日本史選択でしたので、日本史について触れておきます。

大問は2つです。どちらも問題の形式は似ていて、まず複数の文章を読んで空所補充をして、あとは傍線部の出来事についての問いがあるタイプです。

空所補充は記述式なので、漢字は普段からしっかり覚えましょう。私は山川の教科書を1章分読んでから、山川の一問一答を解くスタイルで毎日勉強していました。

年代順に並び替える問題がいくつか出題されていたので、細かい時代の流れを覚えておくことをおすすめします。2015年度では高度経済成長の景気の名前の並べ替えが出たのですが、私は悉く不正解でした…。

近・現代もおろそかにしないように、というのが私からの忠告です。

合格点の目安

立教大学の公式ホームページや過去問集を見ればわかると思うのですが、立教は合格最低点や合格平均点などの点数の目安を公表していません。

過去問を解いていてどのくらい取れればいいのか不安だと思うので、参考までにですが、私の自己採点結果(得点率)を載せておきます。といっても年ごとに基準は変わる可能性もあるので、あくまで参考にするくらいでお願いします。

国語 67.5%
英語 63%
日本史 80.35%

立教文学部の学部紹介

文学部は、文学科・教育学科・史学科・キリスト教学科の4つに分かれています。
文学科は英米文学専修、ドイツ文学専修、フランス文学専修、日本文学専修、文芸・思想専修に更に分かれていて、各々の専修のもとで専門的に学んでいくことになります。

日本文学専修と文芸・思想専修の違い

日本文学専修と文芸・思想専修の違いが分からないという声をたびたび聞くので、この二つの違いは述べておきます。まず日本文学専修ですが、古典的文学から近代文学と様々な時代の日本文学を扱うほかにも授業があります。

例えば日本語学といって、敬語や文字の成り立ちを学ぶ学問があります。中には古典を読み解くうえで必要な素養である崩し字の解読を目標とする授業もあります。

私が所属している専修である文芸・思想専修ですが、文学にまつわるものならなんでも扱います。日本の近代小説や他国の海外文学はもちろんのこと、サブカルチャーと呼ばれるものも取り扱います。

広く浅い学びをしやすい専修ではありますが、もちろん自分の勉強したいことを深めていくこともできます。個人の自由によって学びが大いに異なる専修、と言うのが適切かもしれません。

文学部の授業について

続いて文学部の授業について詳しく述べていきます。文学部では科目の種類が何種類かあるので、詳しく説明していきますよ!また、受講する授業を学年別にまとめてみたので、参考にしてみてください。

1年生の時に受講する授業

必修科目

1年のうちの必修は、言語科目(英語)・第二外国語・入門演習が主たるものです。

言語科目

まず言語科目ですが、私の時はディスカッション・プレゼンテーション・ライティング・Eラーニングの4つがありました。この項目は年々多少変わっていくようですが、2016年度入学時点でのものをここでは紹介させてもらいます。

ディスカッションは1年を通してあります。6~7人程度の少人数制で、1人先生がつきます。言語科目におけるクラス分けですが、4月1日にTOEIC IPテストがあるので、その試験結果に基づいて割り振られます。学力に差はないので心配はしなくて大丈夫です。

テキストに沿って、定められたファンクションを使いながら全員で提示された話題について英語で話します。アットホームな授業なので、盛り上がることもしばしば。

プレゼンテーションは、20~25人程度のクラスで発表をすることが主な授業内容です。提示されるトピックをもとに自分で原稿をつくり、学期に3回程度発表をしました。授業内容は先生によって多少異なるので、発表の頻度もまた違うかもしれません。ディスカッションと同じく通年の授業です。

ライティングでは、プレゼンテーションの際に割り振られた同じクラスのメンバーで英文法や英文の書き方についての授業を受けます。一言で言うなら、高校の英語の授業の延長です。学期の半ばや終りにエッセイの提出を求められます。

Eラーニングは、パソコンを使った授業です。WEB上の問題集をみんなで一斉に解いていく、というのが一番わかりやすいかもしれません。リスニングや速読力を鍛えられます。

第二外国語

第二外国語は、中国語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・ロシア語・朝鮮語から一つ選んで学ぶことができます。そして、ロシア語と朝鮮語は文学部生しか取れない言語なので、ロシア語と朝鮮語の履修者の存在自体は結構レアだったりします。

入門演習

学籍番号で割り振られたクラスで受ける授業です。レポートの書き方等、文学部でこれから学んでいくにあたっての一番基礎的なことを学ぶことが出来ます。

グループに分かれて発表をし、そのリアクションをするという形式の授業なので、意欲をもって参加をするとより楽しめるでしょう。

単位について

1年生の必修の単位は、落とすと時に再履修をしないとならないので確実に取っていくべきです。2年生に進級しても、1年生の中に紛れて授業をまた受ける…という状況が起きかねません。

ちゃんと授業に行って真面目に取り組んでいれば単位は取れます。が、油断大敵なのでしっかり勉強すべきことを今から心がけておいてくださいね。勿論、2年以降の必修もしっかりとりましょう。

2年生

職業と人文学と、演習が必修授業になります。

職業と人文学は、外部からゲストスピーカーを招いて講演をしてもらう講義形式の授業です。様々な業界の人が話してくれるので、3年生から始まるインターンや就活・進路の参考になります。
演習は、入門演習の延長版という形です。だんだん先生から求められる発表のレベルは高まっていきます。

3年生

演習と、卒業論文の予備演習があります。
卒業論文を書くか書かないかは自由ですが、予備演習は受けなければなりません。

選択授業

1年生のうちは、上記に述べた基幹科目を取るべきでしょう。卒業必須単位に基幹科目はある程度必要です。2年・3年のうちに文学講義を取り終えておくと、4年生の就活が楽になります。就活の時期は授業に出られないことがほとんどだと思うので、なるべく授業は減らしたいものです。そのためにも、コツコツと選択授業を取る必要があります。

内容についてですが、2年次からとれる講義系科目は本当に多岐にわたります。他の学部・学科・専修の授業も履修が可能なので、興味のある分野をより掘り下げた学びができます。

例えば、私の今期とっている授業内容だけでもヒップホップ(ラップ)、江戸文化、源氏物語、アニメ・マンガの歴史等が挙げられます。

全科目共通カリキュラム(全カリ)は選択必修科目にあたります。他の科目と違い抽選登録が必要になるので、受けたい授業が取れないこともあります。本当に取りたければ、もし抽選に外れても教室に行けば授業を受けられます。

最近では池上彰さんや鈴木明子さん等の著名人が授業をしてくださる時もあります。自分の専門分野以外に果敢に挑める授業枠、と言っていいでしょう。

文学部の時間割の組み方

必修科目以外は自分で選べる!

学期のはじめの1週間に、履修登録期間が1~2週間ほど設けられています。

必修科目については自動登録がされているので何もしなくても授業を履修できるのですが、そのほかの自由科目は自分で登録をしないと履修ができません。

講義内容が書かれたシラバスを参考にしながら、自分で時間割を組んでくことになります。必修科目は日時が決まっているので、それ以外のコマに自分の受けたい授業を入れていきます。

学年ごとで取れる授業が変わる!

文学部の1年生はあまり取れる授業に幅がないので、文学部基幹科目といって、あらゆる文学にまつわる基礎的な授業を受けることになります。2年生以降になると文学講義といって専門的な学びに進むことができるのでその下準備ですね。

履修できる科目数は上限があるので、そこに気を付けながらバランスよく授業を取っていきます。1年生のうちは必修科目があるので出来ないこともあるのですが、時には平日に全く授業を入れずに休みにしてしまうこともできます(俗称・全休)。必修が少ない文学部の強みです。

1年生では基幹科目を受講しておこう

上記に述べたように、1年生のうちは基幹科目を取ることをおすすめします。心理学・日本語学・日本文学等、ほかの専修で取り扱うような授業の履修ももちろんできます。

そのほかに、全科目共通カリキュラム(略称・全カリ)を履修することもまた強くおすすめします。というより、卒業のためにはこの全カリをコンスタントにとらないと最悪留年します。

この全カリの半期の上限は6単位と決まっているのですが、卒業には全カリの単位を20単位とらないといけません。ちゃんと上限いっぱいにとっていけば最速で2年生のうちにとりおわるのですが、中には全カリをおろそかにしていたせいで4年生の就活で忙しい時期に単位の為に授業にはちゃんと出なければならない…と必死になる人もいます。

ここは気を付けるべき点です。余裕ある就活をするためにも、単位はきちんと取りましょうね。

2年生になると文学講義といって、基幹科目よりも専門的な授業があります。この文学講義はとるべき単位数が多いので、2年生のうちから着々ととらないと4年のころにひいひい言う羽目に全カリと同じようになります。

文学部は他学部に比べて出席点が高い傾向にあるので単位は落としにくいはずなのですが、時々落としている人がいるので気を付けてくださいね。

文学部のゼミ

文学部にもゼミがあるところはあります。が、申し訳ないことに私の所属する文芸・思想専修にはゼミがありません。なので、聞きかじりの簡単なことだけ述べさせてもらいます。

ゼミとは?

学校から提示されるゼミナール型授業の略称です。これは必修科目ではありませんので、ノンゼミライフを送っている人もいます。が、取得単位は卒業単位に換算されますし、ゼミ合宿と言ってゼミに参加している生徒と先生で合宿に行ってよい経験ができる等、よい面は多いです。

色んなゼミがある!

文芸・思想専修にはゼミがないので詳しいことは述べられませんが、先生によって真剣さや内容はまちまちな模様です。週5で毎日やるところもあれば、週1のところもあるという具合でしょうか。詳細は直接同じ専修の先輩のお話を聞くことをおすすめします。

自分が楽しめるゼミに入ろう!

自分に合いそうなところ、が一番です。たとえば部活動に専念したいけれどゼミも少しはやりたい…という場合には週1~週2のところに入るなど、このゼミは面白そう!このゼミで深く学びたい!と思われたらいわゆるガチゼミといわれるところに入るのもいいと思います。
こればっかりは人それぞれなので、入学したら知り合いから情報収集をこまめにしてくださいね。

立教文学部の授業料や奨学金について

授業料はいくらなのか

文学部の年間の授業料は、1,084,500円です。これを授業一コマ(90分)に換算すると、4,400円が支払われていることとなります。

奨学金はあるの?

立教大学には様々な奨学金制度があります。勉学優秀者向けのものが多いので、奨学金をいただくにはやはり勉学に励む必要が大いにあります。入学した後に奨学金説明会が開かれるので、その際に資料や申請書等をもらうことができます。

立教文学部の就職について

どんな職業に就く人が多いのか

金融機関(銀行)や保険会社等、案外文学以外の道へ進む人の割合のほうが多いです。文学部だからメディアや出版社以外需要がない、ということはまずありません。すべての職業で人文学を学んだ経験というのは生かすことができます。

立教文学部の留学について

派遣留学(いわゆる交換留学)と、授業内プログラムを用いた短期留学の2つの制度が存在します。派遣留学のなかでも在学留学と休学留学の2種類があるので、立教大学公式ホームページの説明等をよく確認することをおすすめします。

留学の人数や期間は?

人数制限は二人と絞っているところもあれば、20~30人、はたまた無制限としているところもある等、対応は様々です。期間も一週間程度から一年と、自分の行きたい年数に応じられる仕様となっています。

学費に関しては、留学先の学費は免除されるが、ほかは自己負担というところが多いです。アジア・ヨーロッパ・南北アメリカ・オセアニア・中東地域へ留学をする学生が多いです。プログラムも上記の国に挙げたものに沿う形となっています。勿論、大学が用意したプログラム以外を利用しての留学は可能です。
 

以上、立教大学文学部のご紹介でした!

 

*この記事はmarch学部特集の記事です*

march学部特集ではmarchの各学部について学部紹介をしています。

march学部特集の詳細はこちら >

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