早稲田国際教養の英語完全対策法〜難易度と時間配分について〜

早稲田大学国際教養学部の英語と聞いて、みなさんはどのような印象を抱きますか…?

 

「とにかく長い!」「リスニングが難しい!」「帰国子女に有利!」など様々なイメージがあると思います。海外での生活経験のない日本人(=純ジャパ)にはとても厳しいと思っている人が多いでしょう。

 

このイメージに対しての答えは、残念ながらYESです…。

 

しかし、私は海外経験0にも関わらずこの学部に現役で合格できました!今日は

・どんな問題が出るのか

・どう対策をすれば良いのか

・時間配分はどうすれば良いのかを大問別に詳しく話していきます!!

 

※先日、早稲田大学により、2018年度の入試から国際教養学部の入試形態を変えるとの発表がありました。このことについては記事の後半部分で触れたいと思います。

 

 

【1】国際教養学部の英語傾向と対策(筆記編)

 

試験時間は85分、大問数はつというのが基本です。

大問別の構成と理想の時間配分としては、

①長文(基本的に論説文)・・・30分

②長文(論説文or小説or随筆)・・・30分

③要約(日本語で)・・・10分

④英作文(100〜120語)・・・15分 です!

 

長文編

〜傾向〜

長文は2つでます。それぞれ1000〜2500語といった、いわゆる超長文です。(解答方式は全てマークシート方式です)

文章の内容としては、年によって異なり、主に下記の3パターンに分かれます。

 

○パターン1→論説文+論説文

○パターン2→論説文+小説

○パターン3→論説文+随筆

 

見て分かる通り、論説文は基本的にあるという感じですが、年によっては小説や随筆といった日本の受験生にはあまり馴染みのない文章もでてきます。

(僕が受けた2016年度の問題はパターン2で、しかも小説が1つではなく、約500語の小説が複数個出てきました←新傾向)

 

ただ、国際教養学部の英語長文の一番の難しさは、その圧倒的量です!!

国際教養だから内容が難しいのでは?と思う人がいると思いますが、内容自体はそこまで難しくありません。

その代わりに1000語を遥かに超えるその圧倒的文章量と、大問1つにつき約20問ほどある問題の多さ、さらに試験時間の短さがこの学部の問題の難易度を高めています。

 

長文に対して、どんな問題が出るかをざっくり紹介します。

①段落ごとの要約を選択肢から選ぶ問題

②空欄補充問題

③内容一致問題

④登場人物の小説を通しての特徴・行動についての問題(小説のみ)

⑤選択肢から最適なタイトルを決めさせる問題

⑤文章中の専門用語の意味を文章から推測させる問題(2016年度の新傾向)

⑥約10個の設問文の内容について書かれていた小説は問題文にある複数の小説の中のどれかを聞く問題(2016年度の新傾向)

 

学部設立当初から続いていた①〜④の設問形式が2016年度から一新されました…(試験本番中、相当焦りましたw)

 

来年はどうなるかはわかりませんが、しっかり赤本などで過去問を見てどれが来てもいいように準備しましょう!

 

 

〜対策〜

国際教養学部は、英語「を」ではなく英語「で」勉強する学部です。なので、この学部は英語を日常的に使える人材を求めています。

そのため、文法問題といった知識一辺倒な問題は少なく、時間勝負の問題構成となっています。

 

そんな受験英語の領域を超えた英語問題に対処するために必要なことは、

「英語に慣れること」です!

1000字を超える英文に慣れること、英語で高度な文章を読むということに慣れることが一番の近道です!

 

なぜなら、ここに入学したあかつきには、英語で授業を受け、課題をやることになります。

テクニックなどに頼って目先の結果を求めるのではなく、入学した後のために本物の英語力をつけてください!

そうすればついでに他の学校でも、対応できない英語の問題はなくなります!

 

具体的に提示できる(実際に自分もやっていた)方法としては以下のものが挙げられます。

 

①英字新聞・英字雑誌を読む

これは論説文で出されるアカデミックな文章に慣れるためです。定期購読まではしなくてもいいと思いますが、隙間時間などで読むために常に1冊は携帯していました!

オススメの雑誌としてはジャパンタイムズです!

これは文章の難易度的にもちょうど良く、この手の学習で良く使われています。

 

②洋書を読む

これは①と同じ意味合いを持っていますが、小説の本を買えば小説対策にもなります!

首都圏に住んでいる人なら、新宿の紀伊国屋書店では洋書専用フロアなどもありたくさんの本をみつけることができますよ!

それ以外の人はネットでの注文もできるので是非探してみてください!

 

③早稲田大学法学部の問題を解く

国際教養学部の英語の問題は早稲田の中でとても特殊なので、多くの練習をこなすのが困難と言われがちです。

しかし、早稲田法学部の英語の長文問題だけは国際教養の長文問題と同じ形式をとっています!

非常に特殊な問題形式ですのでこの類似した問題が多くある法学部の過去問は絶対に活用してください!

 

この学部の英語長文について言えることは、とにかく本物の英語力をつけろ!ということです。受験の範囲にとどまらず、積極的にこれらのツールにも手を出してみてください!

 

〜時間配分〜

時間配分は大問1・大問2合わせて60分です!

なので小説の方が得意だという人は評論に、評論の方が得意だという人は小説に時間をかけて残りの得意な方でカバーして合計所要時間を60分に合わせてください。

当然、それより早く終わるのは構いません。が、60分以上かけると残りの要約・英作文に影響を与えてしまうでしょう。

初めからあの超長文を60分で解ける人はいません。法学部の問題も活用して60分で解くということを体で覚えるまで、何度も練習を重ねてください!!

 

要約編

〜傾向〜

約200〜400語の英文(1〜3段落)を「日本語で」要約します!

文章の内容としては、時事的なものが多いです。大体5分くらいで解きたい問題で、

どれだけ時間を短く解けるかが鍵になってきます。

英文の難易度は平易ですので、どれだけ自然な日本語で要約できるかが勝負です!

 

〜対策〜

これは練習あるのみです!

英文の内容自体はそこまで難しくはなく、いかに自然な日本語で、いかに時間を節約して書けるかなので、とにかく量をこなして慣れましょう!

僕は、普段の問題演習などで出会った長文問題から1〜3段落分を抜粋し、そこを要約して1冊のノートにまとめていました。書いて要約は学校の先生に頼んで添削してもらうこともしばしば行っていました。

正直、この大問は海外経験なしの日本人にとっては点数の稼ぐチャンスです。ここをしっかり対策して、帰国子女の人と差をつけましょう!

 

帰国子女の人は、自分の英語力に甘えることなくしっかりこの問題でも点数を取りにいけばより合格に近付くはずです!!

 

〜時間配分〜

大問1と大問2で60分使ったとすると、残っている時間は25分です。

この25分で要約と英作文の問題をこなさなきゃいけないわけですが、目安としては要約10分英作文15分です。

人によっては逆の方がいいかもしれませんので、自分の得意・不得意で判断してください。

 

やはりこの2つに関しても練習なしではこの時間配分では解けないでしょう。

何度も繰り返し練習をしてください!

 

英作文編

〜傾向〜

シンプルな1つのテーマに対して、約100〜150字の英文を書く。

テーマとしてはそこまで特殊なものはなく、よく英作文で聞かれるようなテーマがほとんどです。

字数制限はなく、与えられた解答用紙のスペースに収まるように書きます。(大体、100〜150語になる)

 

〜対策〜

①文法・構文をしっかり勉強する!

それらの知識がないと正しい英文が書けないですし、細かい減点につながります。

この対策をする上でのオススメのテキストは、ユメサク(アルク)です!

これは英作文で使えるような表現や構文が山のようにのっているので、これを習得できれば英作文の基礎知識は完璧だと思います。

 

②英作文の型を身につける

「主張→具体例→反論→再反論→主張」といったような型を持つことで、迷わず書くことができるだけでなく、論理的な文章が書くことができます!

 

こういった型を学ぶ上でのオススメテキストがこちらです!

これはTOEFLという留学をするときに使う語学試験のWriting対策用のテキストです。

詳しくは説明しませんが、TOEFLのWritingには大きく分けて2種類の問題があり、そのうちこのテキストの前半に出てくる1つ目のタイプの問題は、大学入試の自由英作文と同じような形式です。

国際教養学部に行きたいという人はTOEFLは避けては通れない道ですので、早めからこのレベルの問題に手を出すことで、将来のTOEFLの点数はもちろん、入試では十分な力がつきます。

「TOEFLは・・・」と敬遠する人もいるかもしれませんが、TOEFLだろうが大学入試だろうが、英語で書く文章のルールとテクニックは同じです。

それがより詳しく載っているこのテキストを活用して、将来にもつながる英語力を手にしてください!

 

③ひたすら練習→添削→やり直し

これも要約問題と同じで量が大切です!ただここで大切なのがしっかり添削をしてもらってください!そこで間違いを見つけ、次回からやらないようにすることが英作文上達のコツです!

 

④他学部の問題を活用する

早稲田大学の中では法学部・政治経済学部が同じ形式の英作文を出題します。

これらの問題を練習の素材として活用してください!

 

英作文も、要約と同じで量が大切です!身近に添削をしてくれる先生などを是非見つけてください!

 

〜時間配分〜

要約編を参照してください。

 

 

【2】国際教養学部の英語傾向と対策(リスニング編)

 

おそらく海外経験のない日本人が最も苦しむのがこのリスニングだと思います。

センター試験とは比べものにならないような長さのリスニングですし、内容自体も他の大学の紙に書かれている長文問題の文章くらいの難しさです。

 

でも、海外経験のない人もこれに少しでも食らいつくことはできます!

(センターリスニングで40点いけば万々歳だった僕ですら、リスニングを数ヶ月でこのレベルまで持ってくことができました!)

 

〜傾向〜

・大問数…2つ

・試験時間…50分(ただし試験放送なども含むため、実際に問題を解くのは15分程度)

・問題形式…①T/F問題 ②内容一致問題

 

このリスニング問題のいやらしさは、放送形式、放送回数が年によって全く違う、つまり、問題文を開けるまで分からないというところです!

 

パターンとしては以下の4つがあります。

①放送2回・問題文がテキストに記載

②放送1回・問題文がテキストに記載

③放送2回・問題文もリスニング

④放送1回・問題文もリスニング

 

2つの大問があるため、この中から2つのパターンで出題されます(両方同じパターンもある)なので、どれが来てもいいように準備をしましょう!

 

リスニングの内容に関しては・・・とにかく難しいです

某予備校の先生は「他学部のリーディング問題を音声にしたようなもの」というふうにこのリスニング問題を評していました。

しかし、以下に述べる対策通り練習をすれば「難易度は一気に平易と化す」ともまた評しています。

しっかり読んで練習を重ねてください!!!

 

〜対策〜

純ジャパの人にとってリスニング力を上げるのは一苦労ですが、最大限まで力を上げるための方法を紹介します。

 

①量をこなす

とにかくリスニングの問題をこなしてください。聞きながらメモを取る力だったり、聞きながら推測する力というのは量しか解決できません。過去問だけでなく、市販のリスニング問題などを是非活用してください!!

東大英語リスニング(アルク)がおすすめです!

 

②先に問題文を読む

もし、問題文が紙に書かれているパターンだったら、先にそれを読んでください。そうすることで、これから読まれる文章の内容がある程度予測でき、多少リスニングの力がなくてもカバーできます!

 

③運に任せる

これは最終手段ですし、あまりオススメはしません。よく、リスニングが占める割合は少ないから無視してもいいだろうと思う人がいますが、受験は1点の差に何百人という人がひしめく世界なので、1点でも無駄にはできません。

 

しかし、リスニングまで手を回している余裕がないという人はリスニングは捨てて、他の教科に手をまわすのもアリかもしれません。リスニングは全て選択式(T/F方式だったら2択)なので、運に任せるのもいいでしょう。

ただ、もう一度繰り返しますがあまりオススメはしませんw

 

 

【3】試験方式の変化について

 

先ほど、リスニングに対しての傾向と対策について触れましたが、なんとこのリスニング問題、再来年度(2018年度)の入試からなくなります!!

つまり、今年受験する人たちを境に試験方式が変わるのです!

 

「リスニングなくなるのはラッキーだな!」と思ったそこのあなた!

 

残念ながら、ラッキーではありません…

 

そのリスニングがTOEFL・英検といった外部試験の結果の換算に変わるのです!

どういうことか説明していきますね。

 

<今まで>

筆記…85点

リスニング…15点

<2018年度以降>

筆記…85点

外部試験からの換算得点…15点

 

換算得点とは何かというと、英検なら何級かに応じて、TOEFLならスコアに応じて15点満点で点数が与えられるということです。

 

これが早稲田大学国際教養学部のホームページに載っている換算基準です。

これを見て分かる通り、英検・TOEFLどっちも持っていない人でも出願できます。

しかし、その場合は15点をすでに失った状況からのスタートになるので、とても厳しいでしょう。

 

【4】最後に

 

これらの新方式に関してはまだ不明確な点も多く、こちらとしてもどうするのが正解なのかが見えてきてないので、適切なアドバイスは言えません。

 

ただ、唯一言えることとしては「受験英語では国際教養学部では足りない」ということでしょう。

 

この学部に本気で行きたいと考えている人は、受験だからと言って狭い勉強をするのではダメです。逆に帰国子女の人で英語は話せるけど、文法とか言われたら分からないという人は受験英語をしっかりやってください。

 

今日の話を聞いて、「海外経験のない自分には無理だ」と思った人もいるかもしれません。でも、僕は自信を持って言えます。

 

「純ジャパでも国際教養学部に合格することはできる!」

 

実際に僕は最後の最後まで不安でした。でも、こうして今早稲田に通えています。それもひとえに自分の努力の賜物だと思っています。

本気でこの学部に行きたい!と思っている人、努力次第でどうにでもなります!

自分がどれだけ本気になって、どれだけ勉強できるかで結果は変わります!

 

来年、再来年、みなさんと早稲田で会えることを楽しみにしています!!

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