【共通テスト倫理】12月からでも独学で安定した点数を取るためのテクニック
こんにちは。一橋大学経済学部の笠原です。選択科目は直前から勉強する人も多いでしょう。ここから少しでも得点できるようなノウハウをお伝えしてきますよ。ぜひじっくり読み込んで見落としてるポイントを拾って数点を挽回してください!
この記事はセンター試験対策を元に作成していますが、センター試験と共通テストで受験生に求められる勉強内容はほぼ変わらないため共通テスト対策の方法として参考にしてください。
新たに共通テストに求められるのは「思考力」です。この思考力を鍛えるためには「なぜ」を繰り返すことが必要です。思考力や考える力の鍛え方について深く説明している記事も参考にしてください。
> 共通テストとセンターの違いを明確に理解して高得点できるようになるたった一つの勉強法
今回はセンター倫理について、勉強法やおすすめ参考書を紹介していきます!
倫理という科目は高校によっては授業がない科目で、独学で受験する受験生が多い科目です。しかし、どうやって勉強していいかわからない受験生が多いでしょう。
今回はセンター倫理の独学勉強法、おすすめ参考書、過去問の使い方など僕が教えられるものはすべて教えていきます。
僕も学校の授業はありましたがほとんど役に立たなかったのでほぼ独学で勉強しました。センター模試では40点くらいしか取れませんでしたが、センター試験の直前の勉強で最終的には90点以上を取れるようになりました!
僕が勉強していた中で意味あると思えたものだけを紹介していくので、ぜひセンター倫理を受験する受験生は参考にしてくださいね!
◇目次◇
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1. センター倫理の難易度
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2. センター倫理の独学勉強法
センター倫理の難易度
センター倫理の難易度について説明していきます。
センター倫理は難しい?
まず受験生にとって倫理という科目は難しいという認識があります。倫理は哲学や社会問題を勉強する学問のため取っつきにくいという印象が強いようです。単語も難しいし、選択している人少ないし…。そんな受験生はとても多いですが、実はそんなに倫理は難しくありません。
センター倫理は実は簡単
センター倫理は実は簡単なのです。センター倫理は暗記だけをすれば点数が取れる科目だからです。理解をするということはしなくていいのでとても簡単です。しかも、日本史や世界史よりも覚えるべきことは断然少ないです。それほど時間を掛けなくても簡単に点数が取れる科目なのです。
センター倫理の過去問を見ると一見難しそうに見えるのは事実です。問題文も長く、選択肢も文章の正誤問題も多いので難しそうに見えます。
しかし、一見難しそうに見えるだけで実は簡単なのです。次はそんなセンター倫理で点数を取るための勉強法を説明します。
センター倫理の独学勉強法
次はセンター倫理を独学で勉強する人のために勉強をご紹介していきます。倫理という科目は学校の授業では扱わないという学校も少なくありません。そんな受験生のために僕が実際に実践していて意味のあった勉強法をお教えします。僕も受験生時代はほぼ独学で倫理のセンター対策をすることになりました。
センター倫理の勉強はいつから始めればいいの??
センター倫理は高3生の12月から勉強し始めれば十分間に合います。他の科目で勉強時間がとられてしまう人は12月半ばから始めても十分高得点は狙うことができます。暗記をするだけで特別な勉強はいらないので、センター倫理はそこまで勉強時間は取られません。
一番もったいないのは、他の科目に手一杯で、センター倫理をあまり勉強せずに受験することです。センター倫理は他の科目よりも時間をかけた分だけ点数が取れる科目です。優先的に勉強をしましょう。
まずは一度センター倫理を解こう!
参考書などを使ってセンター倫理の勉強を始める前に、まず一度センター倫理の過去問を解いてみましょう。どんな問題が出題されるのか、どんな形式の問題なのかを最初に知っておくことで勉強をしていく上でどのように勉強していけばいいのかという作戦を立てやすくなります。
とにかく暗記をする!
倫理はとにかく暗記の科目です。二次試験で倫理を受験科目にしている大学はほとんどありません。センターだけの科目なので、暗記で乗り越えることができます。まずは参考書を使ってとにかく頭に知識を入れてください。
暗記をするときには関連性を意識する
暗記をする時にはどの単語とどの単語が関連しているのかしっかり意識してください。ただ単に単語を覚えていくだけではなかなか点数は上がっていきません。単語の関連性を意識しながら暗記をしていくと、より記憶に残りやすく、問題も解きやすくなります。
なぜ暗記だけで大丈夫なのか?
なぜセンター倫理は暗記だけで大丈夫なのかというと、センター倫理で問われるのは単語を暗記しているかどうかだけだからです。
例えば「アリストテレス」という人物について問われたとします。この場合、アリストテレスに関する「中庸」、「エイドス(形相)」、「ヒュレー(質料)」などの関連キーワードさえ覚えておけば問題は解けてしまいます。選択肢の中に上記の単語が含まれていたら、それが正解の選択肢である場合がほとんどなのです。
センター倫理は一つの用語の関連ワードさえ暗記したら、点数が取れてしまうのです。
単語暗記だけで解ける問題が多いので、ひたすら暗記をしましょう。
単純暗記だけでは解けない問題も
しかし、単語の単純暗記だけで解ける問題がすべてでは在りません。中には難しい問題も有りますが、そういう問題は解けなくても大丈夫です。8,9割の点数を取りたいのであれば、単語の単純暗記だけで十分対応できます。難しい問題を対策するのであれば、ひたすら暗記に時間を使った方がいいです。
センター倫理の過去問をとにかく解く
参考書での勉強がある程度進んだら、センター倫理の過去問を研究してください。どの試験にも傾向というものがあります。センター倫理でも出題傾向は存在し、出やすい問題があります。過去問をやりながら傾向を掴みつつ、本番では頻出問題を落とさないようにしましょう。
この勉強法を実践すれば、センター倫理は8割以上は取れるようになります!
センター倫理おすすめの参考書
続いてセンター倫理におすすめの参考書を紹介していきます。
センター試験 倫理が面白いほど点数が取れる本
このシリーズの参考書はセンターの受験科目すべてで出版されているシリーズで、長年多くの受験生に愛用され支持されてきました。
この参考書の特徴は塾の講師と授業をしているような感覚で勉強できる対話形式の参考書で読書感覚で勉強することができることです。暗記だけだとどうしても勉強が進まないという受験生におすすめの参考書です。
一問一答 山川出版
この参考書もメジャーな参考書で、特徴として圧倒的な問題量です。細かい知識まで勉強することができるので、センター倫理で満点を取りたい人におすすめ!また、淡々と暗記の勉強をできる人にもおすすめです!余計なことは一切かかれておらず、暗記に特化した参考書なので、暗記の勉強が得意な人はこちらの方が効率良く進めることができるでしょう。
センター倫理の過去問の使い方
過去問はいつから始めればいいの??
センター倫理の過去問は12月あたりから始めましょう。「センター試験過去問研究 倫理/倫理,政治・経済」という12年間分のセンター過去問が載っている参考書があるので、買って勉強してみましょう。
出題形式に慣れる
センター試験のすべての科目に言えることですが、過去問演習はセンター倫理の出題形式に慣れ、傾向を掴むために行うものです。過去問演習をするときにはどんな問題がどのような形式で出題されるのかをしっかりと意識しながら進めましょう。
参考書と並行して過去問を解こう!
過去問を解いたら、わからなかった問題の周辺の知識を参考書で確認しましょう。間違えた問題の知識は頭に入りやすいので、過去問を解いたら解説を読むだけでなく参考書を一緒に使って間違えた範囲を復習しましょう!
センター倫理で満点を取りたい人へ
センター試験は基本的な問題しか出ませんが、満点を取るのは非常に難しいです。センター試験はセンター倫理でどうしても満点を取りたい!という受験生に満点をとれるようになる方法を教えます。
過去問をやりこんでもあまり意味がない
センター試験対策としてどの科目でも過去問演習は非常に大切ですが、センター倫理で満点を狙いたいなら過去問演習はあまり意味がありません。
過去問演習は出題傾向を掴んで、出やすい問題を対策するという目的でするものなので、過去問演習をしても8割9割ぐらいの高得点は取れるようになりますが、満点を目指す場合、必死に過去問演習をしても満点は取れるようにはなりません。
参考書を徹底的にやりこむ!
満点を取るためにはかなり詳細な知識を入れなければいけません。センター試験でも2,3問は難しい問題が出題されます。上記のような参考書に書いてあることはすべて覚える勢いで勉強してください。参考書に多くの時間を費やしましょう。
センター倫理はすべて暗記で解ける問題だけなので参考書をやりこめば満点を取れることも可能です。
満点を狙う必要はそもそもない
しかし、正直言ってセンター倫理で満点を取る必要はありません。満点にするためにセンター倫理に時間を費やすのであれば、他のセンター科目に時間を費やした方が、全科目の合計の点数は上がるはずです。
他の科目が完璧でセンター倫理を満点目指したい人は上記の方法を実践しましょう!
センター倫理と現代社会ってなにが違うの??
最後によくある疑問である、センター倫理とセンター現代社会の差について説明していきます。
現代社会は倫理1割、政経9割の科目
現代社会という科目は倫理の問題はほとんど出題されずに、センター政経と似た問題が出題されます。分量的に倫理1割、政経9割ぐらいで問題が出題されます。倫理や政経よりも少し難易度は低いです。
また、環境問題や時事問題などが政経よりも多く出題されます。ニュースなどをよく見ていて環境問題や時事問題に詳しい受験生は取った方がいい科目です。
また、センター倫理で出題される問題よりも現代社会で出題される倫理の問題の方が少し簡単です。
センター現代社会についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしましょう。
過去問を徹底的に解きまくろう!
先ほども言いましたが、センター倫理では出やすい問題があります。過去問を解いていくと何度も出てくる問題があると思うので、その分野はしっかり押さえることがセンター倫理で高得点を取るためのコツです。
ここまでセンター倫理で高得点を取るための方法をご紹介してきました!お役に立てたら幸いです!
*この記事はセンター社会特集の記事です*
センター社会特集ではセンターの社会科目(世界史、日本史、地理、倫理政経、現社)を対策する上で読んでおきたい記事をいくつか紹介しています。