緊急事態宣言の中受験生がもっとも気をつけなければいけないこと

2020年の2月頃から世界中で大流行しているコロナウィルス。

日本でもその影響は甚大で、緊急事態宣言により多くの経済活動がストップしています。

また幼稚園から大学、予備校やスポーツスクールまでもが登校禁止になっており、日本人の大多数がこれまでに経験したことのない環境での生活を強いられています。

その中でも特に今年大学受験を迎える予定の学年は特に大変です。

大学受験という重要な年に普段とは違った環境で進学に向けた準備をしなければならなく、例年よりも受験生の不安は大きくなる一方です。

これまでのどの受験生も経験したことのない環境で、大学受験生に求められるものは大激変するでしょう。

そこで今回は、先の見えないこの状況の中、今年の受験生が例年の受験生よりも気をつけなければいけないことと、今の時点で分かる解決法や対策法をご紹介していきます。


緊急事態宣言中の大学受験生にとっての6つの災難

現代の大学受験という制度が始まってから歴史上初めてともいえるこの状況の中で、大学受験生が成績を伸ばして志望校に合格するためにはとても大変な状況になってしまいました。しかも学校や予備校に登校禁止などの事態はこれまでに前例がないため確固たる対策法も確立しておらず、各受験生自身が最適な方法を模索しながら見つけていくしかないのです。

今回の記事ではイクスタとしてこれまで数多くの受験生をサポートしてきた経験から、今の状況が大学受験生にとってどういう悪影響を与えうるか、またそれを解決する方法があるかをご紹介していきます。

未習分野で必要な授業を受けることができない

政府による休校要請は2020年3月2日頃から始まり、新学年が始まった4月からは新たに緊急事態宣言が発出されたため全ての受験生が学校や塾、予備校には通えない状況が続いています。

例年3月から4月は本格的に受験勉強を始める受験生がもっとも多い時期です。つまりまだ受験勉強の計画作りや各科目の勉強もまだまだこれから本格的に取り組み始める受験生がほとんどな状況でしょう。

そのため、本来は授業で習うはずだった範囲やテーマも授業を受けることができないことで自習せざるを得ないため、理解できない・分からない箇所がたくさん出てきているところだと思います。

学校に加え、大学受験予備校の授業も受けることができないのは受験生にとって大きな悪影響です。

特に4月からは志望校コースに特化した「国公立対策数学」や「早慶対策英語」などのより高度な授業を受け始める予定だった受験生も多いはずです。予備校の4月からの授業が始まったら受験勉強を本格化させる予定だった受験生は、ペースメーカーを失ってしまったと言ってもいいでしょう。

参考書をフル活用して授業の穴を埋める

このような状況を受けて学校や予備校では電話やオンラインでの質問対応など取り組みが始まっています。その一方でどうしてもやはり登校出来ていた時と比べて対面で授業や面談を受けられないという大きな穴を埋めるには限界があります。

そこで受験生はこれからもしばらく学校や予備校の力はあまり頼れないという前提で大学受験の計画を立てる必要があります。

また学校や予備校が再開されたとしても、それまでの授業で取り扱う予定だった内容を学期末までに完了するのはもう難しいため、本来授業の内容だったはずが授業では扱えない分野が出てきます。

そのため、これからは自習で入試の出題範囲を勉強する前提で取り組んでいく必要があります。参考書+動画(+質問サービス)で、なんとかして受験勉強を進めていきましょう。

動画サービスは数多くのものが世の中に出てますが、一番有名でおすすめできるのはやはりスタディサプリです。

イクスタではこれまでにもスタディサプリの分解記事などを出しています。色々な動画授業サービスがある中で授業の質やアプリケーションの使いやすさ、完成度など総合すると今はスタディサプリがおすすめです。

あと無料で使えるYoutube動画も状況に応じて使いましょう。スタディサプリではカバーしていない分野の授業でもYoutubeで個人の方がチャンネルで取り扱っている場合があります。

ただYoutubeで気をつけるべきなのは、あくまで個人が配信しているので授業の質にはばらつきがあるということです。またYoutubeのおすすめ動画に受験勉強とは関係ない動画が候補として現れるのも危険です。Youtubeのおすすめアルゴリズムはとても強力なので、精神を強く保たないと抵抗するのは難しいでしょう。

Youtubeで授業を探す場合には早い段階でお気に入りの先生を見つけてみましょう。

タブレットで質問できるサービスも

受験勉強を進める上で、私立大学であれば早慶レベルでも参考書や動画授業を使って合格点を取るための勉強を十分に進めることができますが、それでも基本の概念や応用問題の解説など、どうしても先生や講師に質問したい分野は出てきます。

そんな時におすすめなのがオンラインで大学生や予備校講師に質問ができるサービスです。文章で質問できるものから、わからない箇所を写真で送信、もしくはiPadなどのタブレットで同時通信しながらホワイトボードと電話で質問できるサービスもあります。

特に国公立や難関私立などの数学や物理では直接質問したい箇所が頻繁に出てくる分野でもあるので、困っている場合にはぜひこれらのサービスを利用することを検討してください。


自習する場所、どうする?

これまで学校や予備校の自習室、図書館、カフェなどで自習していた受験生も多いと思います。

今は一部のカフェやファミレスを除いてほぼ全ての場所が利用できなくなっています。もともと自宅以外で自習していた人がこれらの場所を使っていたのは自宅だとあまり集中できないから。

つまり、家でしか勉強できる場所がないこの状況、集中できない人が全国で多数出てきていることが予想できます。

家であまり集中できない人が改めて家で集中するのはなかなか難しいこと。

勉強道具を変えたり、机の周りの整理するなどして、環境を自分のものに変えていきましょう!


そもそも、どうして家であまり集中できなかったかというと、家だと人の目がないからって人も多いのではないでしょうか。

そこで、LINEなどで友達とずっと通話状態にすることでお互いが勉強をし続けることができるようにするのも手。またはビデオ通話で机の上や手元だけを写し続けることで自分が勉強していることがわかります。


予備校の模試を受験することができない

休校要請や緊急事態宣言に伴って予備校に関連する場所はほとんど登校することができなくなりました。予備校が実施する模試に関しても同じく密室にあたるため当面の間は受験することができないと考えてよいでしょう。

大学受験においての模試は自分のその時点での成績を客観的に判断して、志望校合格までにやるべきことを再度調整する役割がありました。学校や予備校などで定期的に模試を受験することで、それまでに勉強してきた内容が身についているのか、合格まであと何をどれくらい勉強すればいいのかを判断する材料になっていました。

その模試が受験できないということは、自分の現在の成績や志望校合格まであと何が足りないかを判断する機会が減ってしまうということになります。

この状況は受験生にとって大きな悪影響です。イクスタでは受験学年になったら最低でも2ヵ月に1度は模試を受けるように強く勧めてきました。効率的な受験勉強を進める上では欠かせないものです。

それくらい重要な模試なので、予備校が定期的に提供する模試が利用できない今、どうすればいいのでしょうか。

予備校の模試過去問題集を活用する

実は予備校が実施した模試は問題集という形で市販されています。

予備校ごとに呼び方は異なりますが、「実践問題集」や「総合問題集」という呼び名で、前年までに実施されてきた模試が過去問として冊子形式にまとめられています。

大学入試センター試験実戦問題集英語(駿台)


この冊子を購入して模試の代わりとして定期的に問題を解いて採点することで、自分の成績を客観的な数値として可視化してください。

ただ不運なのは、今年の受験生からセンター試験が共通テストに変更になり問題形式が若干変更になっている点です。センターも共通テストも求められる本質的な力はそれほど変わらないものの、出題内容や問題形式はやはり異なっているので、細かい箇所の対策がしにくいという点です。現在出版されているこれらの模試の過去問は去年までのもの、つまりセンター試験形式で出題された問題が収録されています。

センター試験になくて共通テストにある出題形式や特徴は今年予備校で実施される予定だった模試で確認するしかないので、その機会が減ってしまうのは少しでの共通テストの形式に慣れたい受験生にとっては残念です。

予備校の提供する共通テスト模試が実施されるようになったらなるべく多くの種類の模試を受験することで共通テストの特徴的な問題形式は何か把握できるようにしておいてください。


外部試験を受験することができない

コロナウィルスの感染拡大によって英検やTOEICなどの民間試験が受験できなくなっています。例えば英検は少なくとも2020年5月までは試験の延期が発表されており、TOEICも3,4,5月の試験は中止となっています。その後の状況次第では試験の延期は続くと考えた方がいいでしょう。

ここで困るのが、志望校を英語外部試験利用入試での受験を検討していた場合です。英検やTOEIC、TEAPなど英語の外部試験を利用できる大学への出願を予定していた受験生はどうすればいいのでしょうか。

残念ながら出願方法の変更を検討する

英語外部試験利用入試に関する対応は4月現在では各大学の発表を待たなければならない状況ですが、上智大学は早速英語外部試験利用入試に関する対応策を発表しています。

残念ながら上智大学では、英語外部試験を受験できない場合には英語外部試験利用入試は受験できないと発表されています。感染症の流行でやむを得ない事態ではありますが、やはり外部試験の結果がないと受験はできないということです。

そもそも英語外部試験を受験すらできない現状ですが、特別な救済措置のようなものは設けられる予定ではないようです。


そのほかの大学においてもこれから英語外部試験利用入試に関する対応策が発表されることになると思いますが、上智大学と同じく救済措置のようなものはないと考えた方がいいでしょう。

英語外部試験利用入試での出願を予定していた受験生は、9月ごろまでに各英語外部試験の受験が再開されるのを待って改めて受験するか、外部試験利用入試は諦めて目標を一般入試での受験に切り替えて対策を始めるかのどちらかを選択しなければなりません。


ここまで外部試験を利用する予定だった受験生は試験が再開された時のために外部試験対策を続けたいところではありますが、ただ9月頃に外部試験が再開されているかどうかは見通しが立っていません。

世界各国を見るとすでに外出禁止措置が緩くなっているところもあれば、まだ感染拡大が続いている地域もあるため、日本においてこの感染症の終息にあとどれくらいの期間が必要なのは現時点では推測がつかないのももどかしいところです。

再開されるか見通しがつかない外部試験の対策を続けるのであれば、2月の一般試験に目標を変更して勉強を始めるのも一つの方法です。外部試験と一般試験は求められる力に違いはそれほどありません。当然出題内容の形式によって得意不得意はありますが、本質的な英語力を求められるという点においては、「外部試験では点が取れるけど一般試験では点が取れない」パターンやその逆のパターンは少ないです。外部試験で点数が取れるのであれば、一般試験でもある程度の得点はできます。そのため試験対策の勉強内容という点でもリスニングを除いて勉強すべきことはあまり変わりません。

以上のことから、現時点で再開の見通しが立っていない外部試験の対策を進めるより、一般入試を見越した勉強に照準を合わせた方が良い受験生も多いのではないかと思います。


共通テストや入試本番も中止になる可能性はゼロではない

万が一、日本における新型コロナウィルスの感染拡大が収まらず、2021年の年明け以降まで外出自粛が続くようであれば今年度の大学入試自体が中止になる可能性もあります。

これは受験生だけでなく大学や各教育機関にも多大な影響を与える恐ろしいシナリオではありますが、あり得ないとも言い切れないのが現状です。

そうなった場合、試験方法が変更になったり時期が変更になる可能性がありますが、今の段階では確実なことは何もわかりません。

4月20日現在、文部科学省が各大学に向けてAO入試や推薦入試で受験生が影響を受けないような対応を求めていますが、具体的なことはまだ何も決まっていません。

万が一の場合に備えて、共通テストを実施する大学入試センターや志望校の公式HPを常にチェックできる仕組みを作っておきましょう。公式ホームページがもっとも早い情報源でかつ発表内容の全てを自分の目で確かめることができるので一番確実です。

ホームページの更新を見逃さないための機能

ただ、毎日これらのHPをチェックするわけにもいかないので、HPが更新された時のみ通知を送るスマホやパソコンの機能を利用しましょう。FeedlyやRSS Readerなどのサービスであれば、ページを登録することでそのページの内容が変わったり更新された時のみ通知を送ってくれます。

これらの機能で大学入試センターや志望校の入試情報ページを登録しておけば、重要なお知らせがあった際にすぐにその全文を確認することが出来るようになります。

試験の変更にできるだけ対応できる勉強をしておく

もし感染の拡大が続けば従来通りの試験が実施されない可能性もあります。

様々なパターンが考えられますが、日程の変更、合格者数の変更、科目の変更、そもそも実施しない、などに備えて今からできることはあるのでしょうか。

具体的には、受験する科目はできる限り大学受験の標準的な科目にしておいた方がいいでしょう。

理系であれば生物だけ、や数学IAIIBまで、文系であれば漢文抜き、政治経済だけで歴史科目抜き、といった科目で受験できる大学もあるため、これらの大学を志望している受験生は標準的な受験科目よりも少ない科目を対策しているということになります。

理系であれば理科は化学を含めた2科目、数学はIIIまで、文系であれば国語は現代文、古文、漢文の3科目、社会は日本史か世界史がもっとも多くの入試形態に対応できる科目です。

今年の受験時に万が一、入試を実施する大学と実施しない大学が出てきたときに、より柔軟にどこの大学でも受験できるのは、これらの科目を受験できる受験生です。

もし「楽だから」という理由で科目を減らしていた受験生はこれを機会に受験科目を標準的な科目に戻すことを検討してください。それがこの緊急事態において自分を守ることに繋がります。


その他コロナウィルスによって受験生が受ける影響

オープンキャンパスの中止

コロナウィルスによる外出自粛によりオープンキャンパスの中止を発表する大学が出てきています。大学のキャンパスや模擬授業、進路相談など志望校のことをより詳しく知ることができる貴重な機会がなくなってしまうのは、受験生にとって残念なことです。

この感染症が終息した頃に日程が変更になってオープンキャンパスが再度実施されるのを期待するか、もしそれが望めないのであれば、知り合いや大学の公式ホームページを通じて、オープンキャンパスで欲しかった情報を見つけていくしかありません。

大学の中にはオンラインで進路相談などに対応してくれるところもあるので、志望校のHPやオープンキャンパス情報を確認してみましょう!

カフェやレストランの休業

学校帰りに友達とカフェやファーストフード、ファミレスなどでおしゃべりすることがストレス解消の一つになっていた受験生も多いはず。今はそうやっておしゃべりする場所もないし、電話でもおしゃべりとはまだ違った時間差で話さなければならずリアルなおしゃべりの代わりとはいかない…

そんな環境で普段よりもストレスが溜まっている場合には、普段とは違ったストレス解消法を見つけてください。

ランニングや散歩などこれまではやったことがなかったことでも、新しいストレス解消法を見つけることで少しは気分が晴れるかもしれません!

いつ終わるかわからない長い戦いに備えて

今年の受験生は、ただでさえ新しく共通テストが導入されることに加えてこの外出自粛状態によって、これまでの受験生とは全く違った方法で受験勉強を進める必要があり、混乱や不安、悩みが多いことだと思います。

前例のない環境だからこそ、自分で事態を把握して、適切な行動を起こす必要があります。

大学受験で成績が大きく伸びる受験生に共通しているのは「言われたことをそのままやるだけではなく、自分の中で整理してアレンジして実行する」という特徴です。今の緊急事態にこそさらにこの力が問われているように思います。

1.自分が解決したい課題を言語化して、

2.その課題を解決するための方法を計画立てて、

3.計画を根気よく実行する

この3つのステップを守って長くて不安な受験生活を続けることができるか、それが重要になってきます。


イクスタではこれからも模試や外部試験、入学試験などで重要な変更やお知らせがあった際にはそれらを受験生目線に言い換えた情報を発信してきます。

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イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成

本気で合格するためにはどの教材を、いつまでに、どれくらい終わらせる必要があるのかを志望校データや教材のレベル別に全ての教科で洗い出し、明確に予定を立てます。
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。

イクスタコーチ

> 論理的で抜け漏れのない受験計画の立て方が分かる イクスタコーチ


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