【2025最新】古文のおすすめ参考書ルート|旧帝大・早稲田・上智・最速MARCH関関同立
ゼロから難関大に合格するための古文のおすすめ参考書ルート3種類を徹底紹介します。
◎完全無欠の旧帝大ルート
◎早稲田・上智の難関私大ルート
◎最速でMARCH・関関同立ルート
また、問題集の難易度比較表で有名問題集がどのレベルの大学に対応するか一覧で確認することができます。
参考書ルートの選定基準:
①独学でゼロからでも合格のために必要な理解・知識・技術を漏れなく重複なく学ぶことができること
②同じ役割を持つ競合の教材よりも優れていること
③複数の教材で解く問題のレベルが被っていないこと
全ての教材の役割とレベルを明らかにし、代替可能な他の教材も提案します。
完全無欠の旧帝大ルート:参考書の役割とレベル
早稲田・上智の難関私大ルート:参考書の役割とレベル
最速でMARCH・関関同立ルート:参考書の役割とレベル
古文の問題集 難易度比較
古文のおすすめ参考書ルート簡易版
太文字は特におすすめの参考書
完全無欠の旧帝大ルートの役割とレベル
東大・京大・北海道大学・東北大学・筑波大学・名古屋大学・大阪大学・神戸大学・九州大学など、旧帝大や難関国公立大学で、二次試験で古文を使う場合の参考書ルートです。
旧帝大の古文で合格点を取るためには、単語、文法、文章読解力すべての理解・知識・技術をマスターしていることが求められます。
また二次試験で記述問題が出題されるために、半端な理解では合格点を取ることができません。
特に文法と和歌の読解と、敬語の流れの分野で抜け漏れなく得点できるようにします。
まずは単語と文法の基礎から
古文を始めたらまずは古文単語と文法の基礎から始めます。
単語は単純暗記ですので詳細は省略します。150単語程度を2ヶ月ほどでマスターできるように繰り返します。単語はイラストやふわっとしたニュアンスで覚えることで長期記憶として覚えやすくなります。
英単語よりも覚えにくいと感じる人が多いです。
最終的には300〜400単語を覚えられるようにします。受験の中盤以降分からない単語があれば辞書で調べて補強します。
おすすめの古文単語
読んでみて覚える古文単語315(桐原書店)
古文単語330(いいずな書店)
速読古文単語(Z会)
古文の中心、文法の参考書
文法の基礎は古文にとって非常に重要なステージです。文法は先生や参考書によってわかりやすさが全然違う分野なので、丁寧に参考書を選びます。
文法は主に助動詞、助詞に分かれており、その応用として識別問題があります。
文法のうち8割程度は助動詞です。
助動詞ごとの意味、活用、例文の中での使い方について詳細に説明されている参考書を選択します。
おすすめは岡本の1冊で古典文法(KADOKAWA)です。
某リクルートの動画授業をテキストにしたもので、説明も問題演習の解説も非常に詳しいです。
この1冊で、ゼロから共通テスト70%程度、偏差値58程度の中堅私立大学合格レベルまで仕上げることができる1冊です。非常に分量が多いので早めに始めたい参考書です。
古文文法のおすすめ参考書
望月の古文教室(基礎文法編)
ステップアップノートシリーズ(河合塾)
古文ヤマのヤマ(Gakken)
古典文法の実況中継(語学春秋社)
富井の古典文法をはじめからていねいに(東進ブックス)
岡本の1冊で古典文法を仕上げることができたら難関大学の入試レベル問題の演習を行います。
古文文法基本テーマ30(河合塾)
この参考書を仕上げることができれば、文法問題に関してはどんな問題でも解けるようになります。
文章読解の参考書ルート
文法編が仕上がったら読解編に入ります。古文の文章読解問題では登場人物の感情を予想する解きにくい設問が頻出です。
登場人物同士の会話や行動から、登場人物の立場や感情がどう変わっていくのかを読み解く力を鍛えます。
和歌はハイコンテクストな文脈理解が必要になる問題が多く、コンテクストを理解するために知識とともに読解のための技術を身につけます。
古文独特の読み方の手順を知るためにおすすめなのは、岡本の1冊で古文読解(KADOKAWA)です。
古文ではどのような問題が頻出なのか、問題タイプとその解き方を一通り学ぶことができます。
次に古文上達基礎編45を使用します。
基礎レベルの文法問題集と認識しがちですが、レベルは全然優しくなく、文法以外の読解問題も多数掲載されています。この1冊で上位国公立大学とMARCHの合格レベルまで到達することができます。
読解基礎レベルのおすすめ参考書
古文上達(Z会)
中堅私大古文演習(河合塾シリーズ)
ポラリスシリーズ(KADOKAWA)
東大など最難関大学の場合には、最強の古文を使用します。最難関レベルの古文の問題と記述問題を対策することができます。
読解難関レベルのおすすめ参考書
最強の古文(Z会)
古文の記述対策の参考書
最後に得点奪取古文を使用します。二次試験の古文の記述問題の解答方法を身につけます。
古文の記述問題では「傍線部〜〜とはどういうことか」という言い換え型と「傍線部〜〜となるのはなぜか」という背景・理由説明型に分かれます。
単語・文法の知識と応用力・登場人物の行動理解など全ての力を総動員して記述問題に対応します。
記述問題の参考書
得点奪取古文(代々木ライブラリー)
最強の古文(Z会)
共通テスト対策として特別な対策は必要ありません。ここまでの問題集を十分に解くことができていれば、共通テストは自然と点数が取れるようになっているはずです。
早稲田・上智の難関私大ルート
主に早稲田と上智の個別試験で古文を攻略するための参考書ルートです。
早稲田と上智の古文では単語と文法で非常に細かい問題が出題されます。
出題される本文も非常に長く、登場人物の判定がしにくく解きにくい問題が出題されるので、盤石な知識を元に多くの文章読解問題を演習することをテーマとして参考書ルートを選択します。
単語と文法から始める
古文の受験勉強を始めたらまず単語と文法のインプットから始めます。
単語帳は掲載語彙の多いものを選びます。大学受験の古文単語帳の単語掲載数は300〜400程度のものが主流ですが、早稲田と上智は500〜600程度のものを選びます。
受験中盤以降は、分からない単語があれば辞書で検索します。
おすすめの単語帳
GROUPで覚える古文単語600(語学春秋社)
FORMULA古文単語600(東進ブックス)
古文の中心、古文文法
文法は解説がしっかりしているものを選ぶことをおすすめします。古文文法は先生や教材の内容にとって分かりやすさが大きく異なる分野です。文法は助動詞、助詞が文章中で出てきた時にどのような役割をするのかをすぐに判断し自然な日本語訳を作るための分野です。
参考書は出来るだけ説明が丁寧なものを選びます。
望月の古典文法の実況中継を使って理解して、古文ヤマのヤマで典型的な問題を解けるように進むルートがおすすめです。
古文文法のおすすめ参考書
望月の古文教室(基礎文法編)
ステップアップノートシリーズ(河合塾)
古文ヤマのヤマ(Gakken)
古典文法の実況中継(語学春秋社)
富井の古典文法をはじめからていねいに(東進ブックス)
文法の仕組みやパターンをインプットすることができたら、入試問題で出題される形式で解けるようにします。
そこでおすすめなのはm
古文文法基本テーマ30(河合塾)
です。難関私大や難関国公立大学で出題されるレベルの文法問題を解くことができます。この参考書は競合の参考書がないくらい、レベル・分量・解説ともに良い参考書です。
古文常識
早稲田・上智では設問で古文常識を問う問題が出題されます。例えば天皇が暮らしている場所の呼び名などが問われます。
古文常識の教材を1冊覚えます。文法ほど参考書によっての違いはないので、どれを選んでも大きな違いはありません。
古文常識のおすすめ参考書
マストアイテム76
マドンナ古文常識
速読古文常識
文章読解
大学受験の中盤以降は文章読解問題演習とその復習がメインです。
難関私大の文章読解では、文章中の登場人物の感情や行動がどう変化していくのかを読み解きます。また、登場人物同士の会話の中で感情が変化し、それが行動の変化になることがあります。
和歌問題では、感情の変化とともに和歌を読み、その和歌がどのようなメッセージを持つのかを正確に読み取る問題も出題されます。
こうした読解要素を持つ設問が出題されるのはもちろん、単語の意味を問うたり、傍線部の文法の識別を問う問題など幅広く出題されます。
文章読解演習を通してこれらの出題形式に慣れるとともに、これまでの知識の総復習を行います。
文章読解の参考書は基本レベルのものと、難関レベルのものに分かれます。
基本レベルの文章読解の参考書では、単語、文法、和訳など、一文レベルでの知識の定着を問う問題が中心です。
難関レベルの文章読解の参考書では、一見してすぐに解けるような問題は少なく、前後2行の文脈から判断しないと解けないような知識と文脈判断を組み合わせたような問題が出題されます。
基本レベルの文章読解の参考書
古文上達|基礎編45(Z会)
中堅私大古文演習(河合塾)
有名私大古文演習(河合塾)
ポラリスシリーズ1、2(KADOKAWA)
基本レベルを1〜2冊終わらせてから難関レベルの参考書で完成させます。
早稲田・上智志望であればぜひ首都圏難関私大古文演習を使用することをおすすめします。
難関レベルの文章読解
古文上達|56(Z会)
首都圏難関私大古文演習(河合塾)
ポラリス3(KADOKAWA)
最速でMARCH・関関同立ルート
MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)や関関同立など有名な私立大学を目指すルートです。
これらの大学では、語彙、文法、読解など幅広い問題が出題されます。15〜20行程度の文章題を元に設問が出題されます。初期に単語と文法を進め、中盤以降は文章読解を解きます。
古文単語
300〜400語程度掲載されている単語帳を使用します。まずは最重要な120〜180単語程度を定着できるように覚えます。古文単語は英単語と比べて覚えにくいと感じる人が多いため、覚え方を工夫するのがおすすめです。単語ごとのニュアンスをイラストやフワッとしたイメージで関連づけることで忘れにくくなります。
まずは120〜180単語から始めて最終的には300〜400単語の定着を目指します。
おすすめの古文単語
読んでみて覚える古文単語315(桐原書店)
古文単語330(いいずな書店)
速読古文単語(Z会)
古文の中心、古文文法
文法は古文で最も大事な範囲です。特にMARCH関関同立は旧帝大や早稲田などと比べて文法の定着が直接問われている問題が多いです。文法は設問でも問われますし、本文の意味を読み取るためにも欠かせません。
文法は先生や参考書によって分かりやすさが大きく異なる点も要注意です。
「学校の授業では何やってるか全然分からなかった」ってこと多いのではないでしょうか。
市販の参考書では分かりやすいものが出ているのでぜひ活用いただければ古文に対してのイメージがガラッと変わります。
おすすめの参考書ルートは望月の古文教室(旺文社)から古文ヤマのヤマ(Gakken)に進むルートです。
望月の古文教室(旺文社)はゼロからの解説がとても丁寧な参考書です。歴史的仮名遣いから説明されているので、学校の授業をほとんど聞いておらずゼロから始める場合でも使える参考書です。
この参考書では例題や練習問題はあまり無いので、古文ヤマのヤマで練習問題を解きます。実際に私立大学でも出題されるような形式で古文の文法の演習をすることができます。基礎知識は一通りインプットすることができます。
古文文法のおすすめ参考書
望月の古文教室(基礎文法編)
ステップアップノートシリーズ(河合塾)
古文ヤマのヤマ(Gakken)
古典文法の実況中継(語学春秋社)
富井の古典文法をはじめからていねいに(東進ブックス)
文法の仕上げとして古文文法問題演習基本テーマ30(河合塾)を使用します。
古文ヤマのヤマまでで知識レベルとしては十分ですが、この参考書は文法を総復習するのにぴったりな参考書です。文章読解や過去問を解いて、もし文法に抜け漏れが見つかったらこの問題集で、入試レベルの演習を行います。
文章読解
MARCH・関関同立の入試問題では文章読解問題が出題されます。文章中の傍線部について、単語の意味を答えたり、品詞分解をしたり、正しい和訳を選ぶ問題などが出題されます。
こうした問題をいかに早く正確に解くかというテーマで演習を行います。
基本レベルの文章読解の参考書
古文上達|基礎編45(Z会)
中堅私大古文演習(河合塾)
有名私大古文演習(河合塾)
ポラリスシリーズ1、2(KADOKAWA)
この中から2〜3冊を十分に解くことができるようになっていれば過去問を解く準備ができています。
もし余裕があれば下記の難関レベルの読解の参考書を使用することでさらに盤石な実力にすることが可能です。
難関レベルの文章読解
古文上達|56(Z会)
首都圏難関私大古文演習(河合塾)
ポラリス3(KADOKAWA)
古文




