一橋世界史の過去問を徹底的研究し、合格した僕が教える一橋世界史の勉強法

こんにちは。一橋大学の笠原です。

今回は一橋世界史の勉強法、対策法について説明していきます。

僕は日本史選択だったので、今回は一橋に在校している友人に一橋世界史の勉強法を聞いてきました。

一橋志望の受験生はぜひ、参考にしてみてください!

◇目次◇

一橋大学世界史の入試情報

まずは一橋の入試について説明していきます。対策を始める前にしっかりと配点や試験時間を知っておきましょう。

配点は学部によって違う

一橋大学の二次試験における入試科目は国語、数学、英語、社会(日本史、世界史、倫理政経から一つ)です。センター試験、二次試験共に各学部で科目の違いはありませんが、配点は各学部によって大きく異なります。

世界史の得点取れるかどうか

このように各学部で配点に特徴があるので、希望する学部で配点が高い科目を重点的に勉強した方が良いと思います。

例えば、上記の表には載ってませんが、社会学部ではセンターで受験した理科の点数圧縮はない一方で、他のセンター科目は点数が5分の1に圧縮されます。つまり、センター試験の総得点で他の受験生に負けていても理科の得点が良ければ、圧縮後の得点で上回ってしまうことがあります(総得点:780 理科:85点→154.5点 、 総得点:720 理科95点→157.5点)。

入試時間は他の大学に比べて長い!

次に二次試験における各科目の試験時間です。各学部一律に、

国語:100分、数学120分、英語:120分(リスニング含む)、社会:120分

となっています。他の私大や国公立に比べると試験時間は長い方だと思います。しかし、問題量自体はそこまで多くなく、難しい問題が数題出題されるという入試形式です。

しかし、油断していると時間はすぐに足りなくなります。特に本番などはみんな緊張するので、普段より時間が短く感じてしまうものです。過去問演習の段階から時間管理を意識して勉強しましょう!

問題は400字の記述問題!

さて、入試制度の話はここまでにして、本題の一橋大学の世界史について紹介したいと思います。

まず出題形式についてです。大問3題で、字数は各400字の論述問題です。ほとんどの場合、大問1・大問2は各一題400字の論述、大問3は150字程度から250字程度に細分されます。試験時間120分の中で総文字数1,200字を書かなければならないため相当な記述力を求められます。

出題範囲は限られている!

内容としては、大問1が中世ヨーロッパ史、大問2は近世から現代までの欧米史、大問3は近代以降を中心としたアジア史(中国史がほとんど)です。各大問ともに史料が示されそれに関連した質問に答えるという形式です。

現役生で時間がない!という場合はまず大問1対策の中世ヨーロッパ史、その次に大問3対策に中国史を重点的に行った方が良いと思います。

一橋大学世界史の勉強法

しかし、具体的にどのような勉強を進めればいいか不安に思う方が多いでしょう。そこで私自身の経験や他の合格者に聞いた話から勉強法を紹介していこうと思います。

一橋世界史対策におすすめの参考書

まずおすすめの参考書を紹介します。参考書ですが一般的な世界史の勉強には山川出版の『詳説世界史B』がおすすめされていますが、私は東京書籍の『世界史B』を勧めます。

世界史B

一橋の世界史、特に大問1では他の大学と比べて細かい知識が求められます(例えば、フランク王国分裂後の詳しい情勢など)。

山川出版の『詳説世界史B』は大局的な視点を身につけるのに向いているので、東大の世界史対策には適していますが、詳細な知識が書かれているのは東京書籍の『世界史B』なので一橋の世界史にはこの教科書が向いていると思います。

他の受験生と差をつけたい受験生は「詳説世界史研究」がおすすめ

詳説世界史研究

また、教科書にも書かれていない知識を時々聞かれる(合格者のほとんども正解をかけませんが)ことがあるので、世界史で他の受験生と差をつけたいという方は『詳説世界史研究』を購入すると良いです。

歴史の流れを掴むことが最重要

これらの参考書の使い方ですが、まずは歴史の流れをつかむことが最優先です。ですので学校や予備校の授業と並行して東京書籍『世界史B』を熟読しておきましょう。何度も教科書を読み返していると詳しい知識も身についていきます。

過去問の見直しは教科書と一緒にやろう!

また、過去問を解いて見直す際に、単に赤本等の答えを丸写しするのではなく教科書を見つつ書き直していくと効果が高いです。過去問を解いていくと教科書に書いていない!ということもあると思います。そういったときは『詳説世界史研究』を参照すれば詳細な情報が書かれています。

一橋大学世界史の過去問の使い方

続いて過去問の使い方を述べていきたいと思います。一橋の入試は独特の傾向があるので、過去問演習はとても大切です。ぜひ参考にして、過去問演習に励んでください。

過去問は10月か11月から始めよう!

まず、過去問はいつ始めれば良いのかというと、10月から11月あたりから始められれば良いと思います。現役生であればこの時期にならないと通史が終わらないという方も多いでしょうし、記述力をある程度つけてから過去問に臨みたい方もいると思うので、10月から11月あたりからで大丈夫です。

記述力をつけたい受験生はまず東大の過去問を解こう!

記述力をつけたい方は東大の世界史の過去問を解いておくと良いでしょう。東大の世界史は一橋と違い、50字から100字の小論述が集合している大問や、大きな視点である事柄(例えば貿易など)について400から500字程で記述させる大問があり、詳しい知識がなくても解ける問題です。

ですので、一橋の過去問に取り掛かる前に東大の過去問を解いて、できれば学校の先生等に添削を受けておくと良いでしょう。

過去問を解くときは時間配分に気を付ける!

記述力もある程度付いてきて、いざ過去問を解いてみても総文字数1200字を120分で解くのは非常に忙しいことになるでしょう。したがって、時間配分に気をつけながら過去問を解いておきましょう。

具体的には、大問3が他の大問と比べて基礎的な知識を問う傾向があるのでまずは大問3をしっかりと書きましょう。その後、大問1と大問2をそれぞれの難易度、自分の知識を考えて取り組んでいくことを勧めます。

まとめ

最後に、一橋大学の世界史は確かに記述量が多い上に難問で、合格者の間でも世界史がうまくいったという人は稀にしかいません。

ですので、まずはどの学部でも配点の高い英語をしっかりと勉強しましょう。世界史の知識は大学に行っても使えるので好奇心を持って勉強できればようと思います。皆さんの合格を願っています。  

他の科目の一橋対策を知りたい受験生は以下の記事をチェックです!



*この記事は一橋対策特集の記事です*

一橋対策特集では一橋の対策法を科目ごと紹介しています。

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