【東大物理】現役東大生解説!合格のための参考書や勉強法・過去問の使い方

こんにちは!一橋大学の笠原です。

イクスタ編集部

今回は現役の東大生に聞いた、東大物理を対策する方法を説明していきます。実際に東大に受かった東大生に聞いた情報なので、東大を目指す受験生は参考になると思います!

◇目次◇

東京大学 二次対策 物理

今回は東大物理に関する入試情報から勉強法、おすすめの参考書、過去問の使い方と東大物理を攻略するための情報を広くご紹介していきます!


物理の勉強法や参考書についてさらに詳しく知りたい受験生はこちらも参考にしてください!
👉 物理の成績を着実に伸ばすおすすめ参考書と3ステップの勉強法を東大生が解説!

東京大学(理系)の入試情報

各科目の配点

国語:80点 数学:120点 理科(2科目):120点 外国語:120点

まず、各科目の配点を知ることはとても重要です。配点を知っておくとどの科目にどれくらい注力すべきか分かります。英語・数学・理科の配点が同じなことが特徴です。

理科は2科目で1教科あたり60点の配点になっています。

試験時間

1日目:国語100分 数学150分
2日目:理科(2科目合わせて)150分 外国語120分

試験の際の試験時間は以上のようになっています。理科2科目合わせて150分なので、単純計算で1科目あたり75分となります。物理の問題も平均して75分で解くことが求められます。

ここでポイントなのが、2科目で150分を自由に使えるということです。極端に言えば、1科目に150分を使ってもいいのです!この時間の使い方が東大の理科科目で点数を取るカギになります。

東大物理の難易度

東大物理は他大学に比べて、物理の本質を聞いてくる問題が多いです。そのため、ただ公式を覚えているでは対応が難しいと感じるかもしれません。それでも公式がどのように導出されるのかなど本質を理解していれば、全く解けないということはないと思います。

東大物理の出題傾向

出題形式は大問3題!

東大物理では毎年、大問3問が出題されます。解答用紙は大問ごとに白紙の解答欄が与えられているので自分でどの大問に答えているかを明示する必要があります。さらに、解答欄が足りなくならないように、自分で記入スペースをうまくレイアウトすることも大切です。

力学、波動、熱、電磁気が頻出分野!

大問1問につき1つの分野を扱うため、毎年3分野出題されます。例年、力学・波動・熱・電磁気の中から出題されることが多いですが、過去には原子物理が出題されたこともあります。

東大物理の勉強法

参考書の使い方

まずは東大物理を対策する上で大切な参考書の使い方を説明していきます。参考書は使い方を間違ってしまうと勉強効率が悪くなってしまうので、自分の使い方と照らし合わせながら参考にしてみてください。

まずは教科書の内容をしっかり理解しよう!

市販の参考書に手を出す前に、まずは教科書の内容をしっかり理解する時間を取ってください。教科書がどうにもわかりにくいという場合は自分でこれだ!と思う参考書を探してみるのもありですね。このあとにおすすめの参考書を紹介しているので参考書を探している人は参考にしてください!

教科書の次は基本的な問題集を

教科書を読んで公式などが理解できたら、次は基本的な問題をカバーするための問題集の登場です。この基本的な問題集を進める過程で物理の公式をある程度使いこなせるようにし、どの問題にどの公式を使えばいいのかがだいたいわかるようになると良いです。

応用問題集と教科書を併用しよう!

基本問題がちゃんと解けるようになったら次は応用的なレベルの高い問題集に着手します。もし応用レベルの問題集で行き詰ってしまったら、教科書や基本問題に立ち返ってみましょう。

レベルの高い問題集が一通り解けるようになったら、東大の入試問題と言えど、解けない問題はもうそんなにない状態になっていると思います。

参考書は少ない数を丁寧に

東大の物理対策を上で参考書について言えることは、いくつもの参考書をやる必要はない、ということです。基本の問題集にしろ応用の問題集にしろ、1冊をしっかりやりこむことの方が大事です。

実際に私は、同じ問題集を3周するようにしました。しかし3周といっても、すべての問題を3周するのは時間的に不可能だったので、1周目は全問題、2周目は1周目で間違えた問題のみ、3周目は全部か苦手な分野といった感じでやりました。

また、苦手な分野はこれとは別に何回か繰り返し解くようにしました。こうすることで自分はどの分野が苦手なのかがはっきりします。東大の試験では最終的には苦手な分野を少なくすることが大事になってきます。

時期別の勉強法

続いては時期によってどんな勉強をすればいいかを述べていきます。僕が実際にどんな勉強をしていたのかを述べていくので、自分の今の時期と照らし合わせて参考にしてみてください。

高2からは高3の初めは定期試験の対策

私の高校では物理の範囲を高2から高3の1学期にかけて授業でやっていたので、授業の復習もかねて授業と同時に基本的な問題集をやっていました。このときはぶっちゃけ、受験勉強している、という感じではなく定期試験に出るから勉強しなきゃ、と思って勉強していましたね。

高3の1学期以降は基礎固め

高3の1学期期末が終わったらそれまで使っていた基本的な問題集の3周目を始め、7月中に終わらせました。夏休みに入る8月からは応用問題の問題集の1周目を9月の半ばくらいまでには終わらせました。

高3の2学期は模試の復習に徹底

2学期は学校の授業が問題演習だった上に学校や通っていた予備校の模試のオンパレードだったので授業や模試の復習でいっぱいいっぱいでした。それでも、2周目は時間を見つけてこまめに進めていました。

2学期後半はセンター対策

2学期の後半にさしかかると模試もひと段落しますが、今度はセンター対策に追われて、あまり2次対策はしていませんでした。センター対策に飽きたらちょっと問題集3周目をやるか、という感じです。

センター後は過去問に集中!

センター本番が終わったらいよいよ二次対策です。この頃はほとんど過去問が中心でしたが、過去問を解いて点数が悪かった範囲の復習としてこれまで使ってきた問題集を解いていました。

東大物理を対策するためにおすすめの参考書

リードα物理基礎・物理

リードα物理基礎

リードαは上記の「参考書の使いかた」出てきた「基本的な問題集」です。基本的な問題集といえど、もちろんこの中にも発展的な内容で難しい問題もあります。リードαは問題と解説を進めていくことで公式をどう使うかがわかるような基本的な問題が多く、物理の問題に慣れるには最適だと思います。

物理重要問題集

物理重要問題集

これは「応用問題集」にあたるものです。リードαがしっかり解けるようになっていればきちんと対応できると思います。間違えた問題はできるようになるまで何度もやると確実に力がつきます。

やりこむならダントツで重要問題集がおすすめです。これが一通り解けるようになったらほとんどの大学の物理の問題は解けるようになっていると思います。

物理重要問題集についてもっと詳しく知りたい!という受験生には以下の記事がおすすめ!

名問の森

物理 名門の森

物理 名門の森 波動電磁気原子

この問題集は、問題数は少ないですが、問題のレベルが高く解説も充実しています。この参考書は自分が得意の分野をさらに伸ばすために使っていました。そのため私はこの参考書の全範囲を解いたわけではありませんが、名門の森も完璧に解けたらもう怖いものなしです!

名問の森を詳しく知りたい!という受験生は以下の記事を読んでみよう!

東大物理の過去問の使い方

試験時間の使い方を研究しよう!

先ほども言いましたが、東大の理科は、物理・化学・生物・地学の中から2つ選択し、2つ合わせて150分という時間が与えられます。そのためどちらにどれだけの時間を使うかはその人に任せられています。

私は物理と化学で受験し、化学のほうが得意だったので化学に多くの時間を割けるようにしました。試験が始まったらまず物理から解き始め、わからない問題はどんどん飛ばして物理を早く終わらせます。そして、化学はしっかり時間をかけて解きました。

それでも最後に物理に戻って、1周目に飛ばした問題を解いたり見直ししたりする時間は残るようにしていました。時間配分は自分の得意不得意に合わせた作戦を立て、過去問演習のときに練習しておきましょう。

東大物理の過去問対策はセンター試験の後から始める

過去問を本格的に解き始めたのはセンター試験が終わってからでした。センター試験から東大の二次試験まで1か月ちょっとしかないですが、そのころは学校もなく1日中自分の勉強に時間が使えるのでしっかり対策に時間をかけられるかが勝負になります。

早い段階で東大の過去問を解いてみよう!

また、物理の全分野が一通り終わったら時期にこだわらず一度、東大の過去問をやってみるのもありです。このときはまだ解けなくても全然大丈夫です。どんな問題が出るのかとか自分に足りないものは何かを知り、モチベーションを高めるにはとてもいいと思います。

逆算した計画を立てることが重要

当たり前ですが、試験日から逆算してきちんと計画を立てて物理の対策を進めましょう。受験勉強では復習がつきものなので、ただ問題を解いて解きっぱなしにするのではなく、復習する時間も考えた計画が不可欠です。

私大対策も怠らずに

私大対策も必要になる人も多いと思います。東大の問題は物理に限らず本質を問われる問題が多いので、東大対策をやっていれば自然と私大対策にもなると思います。私大の過去問は問題形式などを知るという意味で1~2年分やれば十分です。

まとめ

今回は東大の物理で合格点を取るための対策法をご紹介してきました。とても難しい東大の物理を攻略するために、計画と実行は丁寧に行いましょう!

この記事を読んだ受験生におすすめしたい記事

東大の理科科目は2つあります。一般的に選ぶ受験生の多い、化学について同じように対策法を述べている記事を紹介します。東大化学について勉強法が具体的にわからないと思い悩んでいる受験生は参考にしてみよう!

他にも、こちらの記事では現役東工大生が、ほぼゼロの状態から東工大に合格できる物理の勉強法と参考書を紹介しています。参考になると思います!

[物理]ゼロから難関国公立に合格できる物理の勉強法を現役東工大生が伝授します

 

 

 

 

*この記事は東大対策特集の記事です*

東大対策特集では東大の対策法を科目ごと紹介しています。

東大対策特集の詳細はこちら >

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