【物理・重要問題集】問題数・レベル・使い方…徹底解説します!
こんにちは!
明治大学理工学部のグルです。
現役時代、センター物理を90点近く取れたのはコイツのおかげ…と言えるほどすごい重要問題集。
そんな魔法の参考書について、みなさんの不安をできるだけ解消するため徹底的にご説明したいと思います!重要問題集はイクスタでもコア教材としています。
共通テスト物理の点数が目標に届かずに困っている受験生はこちらも参考にしてください!役に立つと思います。
参考:[物理]ゼロから難関国公立に合格するセンス不要の物理の勉強法を現役東工大生が伝授しよう - イクスタ
土井万智(どいまさと)イクスタコーチ 逆転合格したい受験生専用のコンサルタント
この記事を書いたグルくんは僕の働いていた予備校の元生徒で、その後スタッフとなりました。
めちゃ勉強していましたよ。その後、明治大学の就活関係のサークルで活躍しています。
物理は考えて込んでアプローチ方法を自分で発明するくらい考えてください。パターン暗記では旧帝大、早慶レベルは解けるようになりません。思考力の練習のつもりで、分からなくてもああでもないこうでもと10分くらいは思考しましょう!
◇目次◇
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2. 重問のターゲット。
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2.1 どんな人がやるの?
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2.2 いつぐらいから始めるの?
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3. 重問ならではの特色
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4.2 2周目(理想:1ヶ月以内)
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4.3 2周目を終えて・・・
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4.4 3周目以降
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4.5 ワンポイントアドバイス
まず重要問題集について知ろう!
【出版社】数研出版
【値段】¥900 +税
【問題数】
A問題 139題(うち必解問題 81題)
B問題 16題
合計 155題(144ページ)
【難易度】
共通テスト~難関(★★★★☆)
【構成】
物理の基本をしっかりとマスターした人が演習を中心にステップUPするための参考書。物理の教科書を土台とし、物理基礎と物理を一貫して、総合的に学習できるように構成。各項目は、「要項」、「問題」の2つから構成され、さらに「問題」は「A」「B」の2段階に分類。解答編は、解答+補足説明の2段階構成。
要項:公式、注意点やテクニックがまとめられています。
A問題:標準的な頻出問題
B問題:応用力を養成する問題
【購入】
物理の重要問題集はどんな受験生におすすめ?
物理の重要問題集は難関国公立大学や早慶志望向けですが、MARCH志望でも十分手を出せるレベル。この参考書を完璧にこなせば、MARCHの問題はかなりラクに解けると思います!一方、早慶レベルだと少し物足りない感じがするけど、試験で戦える実力は身につきます。物足りない部分は過去問を解いて埋めていきましょう!
どんな人がやるの?
共通テスト物理50点前後取れているのならばぜひやるべき!重問を取り組む前の理想の状態は、基礎はほぼ完成しているが、演習量が全然足りなくて困っている受験生です。また、基礎が固まっていなくても物理を一通りやって基礎を復習しながら演習も!という人にも実力をつけることができる参考書です!
注意点として、物理を始める最初の入門書には不向きです。この参考書は演習をして実力を実際に伸ばしていくものです。基礎がない状態では、
「ガチかよ。物理難しすぎだろ!」と苦手意識を持ってしまいかねません。
基礎を固めたい受験生におすすめの参考書
入門書にはもっと公式の成り立ちや概念を理解してくれる「物理のエッセンス」「橋本流 物理の大原則」などがオススメです。ここで基礎をしっかり固めてから重要問題集に移っていきましょう!
参考:物理のエッセンスを使って基礎から独学でも物理の実力をつける方法 - イクスタ
いつぐらいから始めればいい?
物理の進捗具合や他教科の学力によって変わるので「〜月から始める!」と断言するのは難しいです。
ですが理想としては、過去問を解き始める11、12月前には3周目が終わっていることです。(やっぱり過去問を解くことに集中したい!)1番遅く考えると、1周目で2ヶ月、2周目を1ヶ月、3周目を過去問と並行しながら、、、となるので3ヶ月前、つまり夏終わりが始めるラインにぴったりだと思います。
ということは、、、少なくとも「夏で基礎を完成させる」ということですね!できる人ならなるべく早め、たくさん時間が取れる夏に解く、何てどうでしょうか?
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重要問題集ならではの特色
最大のストロングポイントとして、入試で出題頻度が高い問題が多くそろっているところです。実際に模試などを解いていて、
「重問でやったことある!」
ということが現役時代にありました!
問題の流れを知っているのと知っていないのでは天と地の差なので、他の受験生と一気に差がつくチャンスです。また、問題も多少ひねられていて「考える練習」ができます。
解いていて考える面白みを感じる人もいるのではないでしょうか。早慶レベルではこの考える力があることで点数にかなり影響します。
私は重要問題集をこんな風に使っていた!
1周目 (理想:1日3問=1ヶ月半)
まず1周を頑張って解いてみます。(ちなみに結構時間かかる!最低でも2ヶ月!)自分の今まで培った基礎を使って、全問正解するつもりで解きます。問題ごとに本気で考え、全問正解するつもりだからこそ思考力がつきます。
「わかんなかったらすぐ解答見て理解すればいいや〜」という軽い気持ちでは本当に意味がないです。また、2周目からは1回見た問題を再び解くことなってしまうため、思考力を伸ばす効果は薄れます。
わからなくても「あきらめないど根性」で本気で解きましょう。ですが、いくら問題を間違えても落ち込まなくて大丈夫です!繰り返しになりますが、正解数というより、「考える」ことが大事です!
そのかわりに復習はしっかりやりましょう。間違えた問題は論理、解法の考え方をしっかり落とし込みます。だって自分の考えでは思いつかなかった考え方なのですから!そこが、自分の思考を伸ばす、物理を伸ばすところです。
伸びしろである部分なので逃げずに復習しましょう。また、間違えた問題は特にちゃんと解答を見て納得しないと2周目も全く解けないという事態になります。間違えた問題はしっかりと印をつけ、2周目の効率化を図ります。時間をかけていいので1周目をしっかりやりましょう。
2周目 (理想:1ヶ月以内)
1周を終えたらすぐに2周目に取り組んでいきます。1周目で間違えた問題だけをやっていきます。ここで、2周目はかなりスピーディーにやるのを心がけたい。すでに1周やっているので、ここで時間をかけて理解というのはあまり意味がないです。
しかし、これは1周目でしっかり復習ができている前提で話しています。理解が抜けているところは時間をかけてOKですが、総合的には早く終わらせましょう。
そして、2周目でも間違えてしまった問題、それはかなり苦手な問題だということ。また違う印をつけて、3周目に生かしていきましょう。
2周目を終えて・・・
2周目を終えた段階で、
共通テスト10〜20点は伸びているはずです。ここらで模試とかを解く機会があると「結構解けるなぁ」と実感すると思います。また、2周目で間違えた問題の分量は1/3以下が理想的です。(最低半分以下かも!)
2連敗の問題
問題には必ず向き不向きがあるため気にすることはありません。ですが、試験ではそんな言い訳はききません。苦手だからこそ、しっかりと勉強しましょう。そこが伸びるところだから。
また、間違えた問題は3周目で「サクサク解ける問題」と「時間がかかってしまう問題」に分かれます。サクサク行ける方は2回を通して概念がしっかり理解できている証拠なのでちゃちゃっと解きましょう!
一方、3周目でも時間がかかる問題は本当に苦手な問題なので、しっかりと理解し使えるようにする必要があります。ここは時間をかけて良い。むしろそこの基礎に立ち返って、何が苦手なのか自分で研究してもいいくらいです。
理解して練習すれば絶対できるので、苦しいですが共通テストをもう10点伸ばすと思ってやってください。
3周目以降
3周目が終わったら4,5,,,周目とやり直す必要のある問題はかなり少ないと思います。むしろ、間違えた問題を探している間に、「1周目では合っていたけど不安な問題」をやることをオススメします。
不安だからこそやるのはもちろん、何題も同じ問題を解いていると正直飽きますよね。自分はこのように気分転換で解くことをよくしていました。
ワンポイントアドバイス
ちなみに、1周目または復習の時に綺麗にノートにまとめる必要はないです。もともと演習中心の参考書のため、何回も演習をやるということが大事です。また、考書についてる解説がすでに綺麗にまとまっているため、あとで見返す用の新しいノートを作らなくていいです。
代わりに、思ったことや書き足したいことを解説に書き込むことをオススメします。(解説にもところどころ論理が飛躍しているところがあるので、あとで混乱しないように)
また、重要問題集と名門の森、どちらをやるか迷うと思います。名門の森についての記事もあるのでぜひ> インプットが終わったら始める物理の定番問題集「名問の森」の特徴と使い方 - イクスタも参考にしてください!名問の森の問題数・難易度を重問と比較して自分にあった問題集を選んでくださいね!
これらの参考書をしっかりマスターし、それぞれ大学の過去問に手を伸ばしていくことをオススメします!
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過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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