【早慶上理】化学のおすすめ参考書ルート2パターンを紹介|独学でも合格できるのは?
早慶上理・私立医学部の化学と聞くと、
「どの参考書を使えば難関私大レベルに到達できるのか分からない」
「基礎は理解しているつもりでも、早慶上理の応用問題になると歯が立たない」と悩んでいる受験生も多いのではないでしょうか。
早慶上理(早稲田・慶應・上智・東京理科大学)、私立医学部の化学は、単なる暗記だけでなく深い理解と応用力が求められ、特に計算問題や実験考察問題では高度な思考力も必要とされます。また、各大学で出題傾向が異なるため、どの参考書をどんな順番で使うべきか迷ってしまいがちです。
そこで今回は、早慶上理・私立医学部を目指す受験生向けに、化学の実力を段階的に高められるおすすめ参考書ルートを徹底解説します。
基礎・標準から応用・発展まで各レベルで取り組みたい参考書や、その効果的な使い方、押さえておきたい学習のポイントも詳しく紹介。
「どの順番で何を使えばよいか知りたい」「自分に合った最短ルートで合格力を身につけたい」と考えている方は、ぜひ本記事を参考にして、自分だけの化学学習法を見つけてください。
対象大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、私立大学医学部
監修者:土井万智(どいまさと) 独学で大学受験に効率よく成功する攻略法
早稲田大学教育学部出身。大手予備校スタッフの経験から大学受験にかかる費用や時間に疑問を持ち、在学中にウェブメディア「イクスタ」を立ち上げ。現在ウェブメディアとYouTubeチャンネルとオンライン予備校の 【イクスタコーチ】を運営。イクスタコーチ卒業生の進学先の平均偏差値 63.4(偏差値は東進ハイスクール参照)著書に『独学で難関大学【理系】に逆転合格する』。
コーチ、 参考書ルート、 参考書比較チャート、 カレンダー、 初心者ガイド、 YouTube、 インスタ
化学を4つの分野と3つのレベルに分けることで、抜け漏れない参考書ルートを作ることができます。
おすすめの参考書ルートを2パターンご紹介します。
【早慶上理】化学のおすすめ参考書ルート2パターン
早慶上智・理科大・私立医学部パターン①
①講義解説…宇宙一わかりやすい化学シリーズ(Gakken)
②網羅問題集…セミナー化学(第一学習者)
③教科書系…化学の新研究(三省堂)
④難関問題集…化学重要問題集(数研出版)、構造決定問題の要点・演習(KADOKAWA)
参考書の役割とタイミング
宇宙一わかりやすい化学シリーズ(Gakken)…ゼロから化学を学ぶことができます。文章やイメージで化学をわかりやすく説明しているのが特徴です。教科書と組み合わせることで基礎から標準レベルの理解はほぼ完璧にすることができます。付属の問題を解くことで共通テスト50%程度まで伸ばすことができます。
セミナー化学(第一学習者)…学校で配布されている網羅系問題集です。簡単な掲載問題から旧帝大レベルの発展問題まで掲載されています。掲載されている問題を全て解くことができれば、旧帝大上位の最難関大学以外は全て合格することができます。一方で解説がシンプルなので扱い方には注意が必要です。入試レベルの問題は異なる参考書をおすすめすることが多いです。おすすめの使い方は基本問題までを解き切り、典型的な入門問題を網羅することです。基本問題までを完璧にすることで共通テスト70〜75%、発展問題までを完璧にすることで共通テスト80〜85%を取ることができます。
化学の新研究(三省堂)…通常の教科書の3倍程度の記述量がある参考書です。大学受験に必要なほぼ全ての理解やメカニズム、化学式を網羅しています。問題集や過去問を解いて、復習用の教材として使うのがおすすめです。旧帝大上位や医学部、早慶など最難関大学志望におすすめの教材です。
化学重要問題集(数研出版)…難関国公立や難関私立大学で出題される入試問題レベルが掲載されています。セミナー化学の発展例題まで解いてから移行するのがおすすめです。A問題とB問題に分かれており、TOCKYや旧帝大中位まではA問題とその復習で合格点を目指すことができます。
構造決定問題の要点・演習(KADOKAWA)…有機化学の難しい問題である構造決定問題に特化した参考書です。幅広い知識と論理的思考力が必要な構造決定問題は、早慶などの難関大学で差が付く問題です。志望校の過去問を解いてみて、構造決定問題に不安がある場合に導入することがおすすめです。
早慶上智・理科大・私立医学部パターン②
①講義解説…化学が面白いほどわかる本シリーズ(KADOKAWA)
②網羅問題集…化学の新基本演習(三省堂)
③教科書系…理解しやすい化学(文英堂)
④難関問題集…化学の良問問題集(旺文社)
参考書の役割とタイミング
化学が面白いほどわかる本シリーズ(KADOKAWA)…ゼロから化学を学ぶことができます。文章やイメージで化学をわかりやすく説明しているのが特徴です。教科書と組み合わせることで基礎から標準レベルの理解はほぼ完璧にすることができます。付属の問題を解くことで共通テスト50%程度まで伸ばすことができます。
化学の新基本演習(三省堂)…入門レベルから標準レベル程度の典型問題が網羅されている問題集です。このレベルの問題の解説についてはとても丁寧な参考書です。個人的にはとてもおすすめしたい参考書です。完璧にすることで共通テスト70%程度を取ることができます。
理解しやすい化学(文英堂)…学校で配布される参考書とほぼ同じレベル・役割です。中心となるメカニズムや化学式が掲載されています。問題を解いて迷ったら教科書を参照するのがおすすめです。
化学の良問問題集(旺文社)…標準レベルから難関大学の入試レベルまで幅広く掲載されている問題集です。新基本演習との接続レベルがぴったりです。良問問題集までを解いたら早慶や私立医学部の過去問を始めることができます。
4分野、3つのレベルごとにおすすめ参考書の難易度や特徴は以下のページで一覧にしています。
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イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。

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