厳選された良問で難関大対策!生物選択者なら「生物重要問題集」で演習を繰り返そう
こんにちは!一橋大学の笠原です。
今回は実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物という参考書について特徴から難易度、使い方まで詳細に説明していきます。
※実際に「実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物」を使った人にインタービューをして、情報をまとめました。
◇目次◇
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1.1 生物重要問題集とは?
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2.1 二次対策として使える参考書
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2.2 共通テスト対策には向かない
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3.1 難易度別でAとBに分かれている!
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4.1 生物重要問題集の進め方
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4.2 試験本番を意識して解こう!
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4.4 復習は受験において最重要!/a>
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5. まとめ
「実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物」の基本情報
出版社
数研出版
値段
886円
難易度
★★★☆☆~★★★★☆
生物重要問題集とは?
巷では「重問」と略され、多くの難関大受験生に愛されている重要問題集シリーズの生物版です。厳選された良問と詳しい解説が魅力で、さらに問題数も多く、共通テストレベルから難関大学レベルへのステップアップが見込める出来となっています。
「実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物」のレベル
二次対策として使える参考書
私立大学ではMARCHや早慶、国公立大学では旧帝大学レベルを目指す受験生。また、中堅私大志望の人はA問題だけ!というのもありです。二次試験で生物の配点が高い人も使うといいでしょう。
共通テスト対策には向かない
一方で、基本的に二次試験対策向けの内容となっているので共通テストでしか使わない人にはあまりおすすめできません。生物重要問題集は国公立の二次試験や難関私大で出題されるような演習問題が載っている問題集なので、共通テストのような選択問題式の入試対策には向かないでしょう。
基礎が固まった偏差値60以上の受験生におすすめ
主に模試の偏差値で生物の成績が60程度の場合に使うと効果が高いです。二次試験における標準からやや難レベルの問題が網羅されており、偏差値が60未満の人ではやや基礎力が不足することになるでしょう。生物基礎問題精講などの参考書を復習し直しましょう!
まず基礎を固めたい受験生におすすめの参考書
重要問題集を始める前にまだ基礎が固まっていない受験生におすすめしたい参考書を紹介していきたいと思います。
生物基礎問題精講
先ほども少し紹介しましたが、生物の基礎知識をインプットすることが出来る参考書。共通テスト対策にも使える参考書で、理系文系ともにおすすめできる参考書です!
そんな生物基礎問題精講について詳しく知りたい受験生は以下の記事を読んでみよう!
「実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物」の特徴
生物重要問題集の特徴はその網羅性もさることながら厳選された「良問」の数々にあります。
一つ一つ手ごたえがあり、問題を解くごとに着実に力がついていきます!
難易度別でAとBに分かれている!
難易度でA問題、B問題に分けられておりさらに「必」や「準」といったマークが問題についているので、個人の用途に合わせた使い方が出来ます(例 試験まで時間が無いのでA問題と「必」マークの問題だけ解こう!など)。
他にも、記述問題や図示問題も多く収録されており問題総数は170問に及びます。編末総合問題と巻末総合問題もあるので余力があれば挑戦してみてください!解説も充実しており、もちろん分離が可能です。
構成は5編13章で目次には「生物」「生物基礎」マークがついているためその章がどの範囲を含むのかがわかりやすくなっています。
また、表紙裏には生物の代謝経路が、巻末には生物学史が載っています。特に生物の代謝経路は試験直前の最終確認にもってこいですので確認してみてください!
生物重要問題集の使い方や勉強法
生物重要問題集の進め方
まずはA問題と「必」マークの問題だけを解いて軽く一周しましょう。
2週目は1週目の復習に加えて「準」マークの問題にも手を出していきましょう。余力があればB問題も解くといいですね。
3週目も復習しつつB問題、編末総合問題、巻末総合問題に挑戦しましょう。
これ以降は間違った問題などを中心にひたすら復習しましょう!また「順番に進めるのでは駄目なの?」と思われるかもしれません。
もちろんそれでも構いませんが、やった問題の復習は定期的に行うようにしてください。具体的に復習は1日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後に行うと効率的です!
生物の二次試験では問題文が非常に長いことがあります。実際の試験ではその長い文章を読み、考察の答えを纏めなくてはいけません。重要問題集にも問題文が長い問題が多く収録されています。しっかりと長い文章に慣れて、本番に万全の態勢で臨みましょう!
試験本番を意識して解こう!
試験本番では限られた時間で問題を解かないといけません。
自分の実力が足りないと、場合によっては一部の問題を捨てる判断も必要になってきます。そのため試験本番を意識して、問題を解くときは時間制限を決めて解くようにしましょう。
そうすることで短い時間で「答案を形にする」練習にもなります。特に難関大学ではほんの1点や2点で合否が分かれます。もちろん、時間内に解き終えるのが理想ですが、受験では何が起こるかわかりません。
少しでも多く点が取れるように残り少ない時間で「答案を形にする」というスキルは必ず役立つはずです!
自分の志望校の過去問も併用しよう!
ある程度力がついてきたなと感じたら、過去問を一回解いてみましょう。
そうすることで今の自分のレベルを知ることが出来ます。合格ラインを超えることが出来ていればモチベーションのアップにつながります。テンポよく何度も重要問題集を繰り返し、精度を上げていきましょう!
過去問で合格ラインを超えることができなくても落ち込むことはありません。まだ時間はあります。間違えた分野を中心に復習しましょう!
また、過去問を解く事で問題の傾向を知ることが出来ます。以降は傾向を意識しつつ問題を解きましょう!
復習は受験において最重要!
これは何度でも言いますし、言っていますが何よりも大事なのは「復習」です!
いくら多くの知識を仕入れても本番で発揮できなければ意味はありません。知識を仕入れるのはほどほどにして、今持っている「武器」を磨きあげ、試験では確実にアウトプット出来るようにしましょう!
つまり、演習はできるだけこまめに行うことが実力アップの秘訣です!
重要問題集を終えたら何をすべき?
中堅私大~MARCH志望の受験生にとって、これ以上はオーバーワークになるかもしれません。今までやってきた参考書、問題集を信じて復習し続けましょう!
早慶、旧帝大志望の人は余裕があれば「生物標準問題精講」がオススメです!
難易度はそれなりに高いですが得るものは大きいと思います。先ほど紹介した「生物基礎問題精講」よりも難易度の高い問題が載っています。早慶などの難関大を受験する受験生はぜひ持っておきたい参考書です!
まとめ
生物重要問題集について詳しく述べていきましたが、どうだったでしょうか?
勉強は使う参考書次第でかなり成績の上がり方が変わります。しっかりと今の自分に合った参考書を選んで、受験勉強に励んで合格を勝ち取ってください!
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