生物の成績をしっかり伸ばしたければ生物基礎問題精講で万全な演習を繰り返せ!
こんにちは。一橋大学の笠原です。
今回は生物基礎問題精講という参考書についてその特徴から難易度、使い方まで詳細に説明していきます。
※実際に「生物基礎問題精講」を使っていた元受験生にインタービューをした情報をまとめています。
◇目次◇
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6. まとめ
「生物基礎問題精講」の基礎情報
・出版社
旺文社
・値段
1,188円
難易度
★★☆☆☆~★★★☆☆
生物基礎問題精講とは?
生物基礎問題精講は生物受験界で有名な大森徹さんが著した本で、問題精講シリーズの一つです。
生物では他に生物入門問題精講や生物標準問題精講がありますが、生物基礎問題精講は主に共通テストレベルから二次試験へのとっかかりに最適な本です。
基礎と銘打ってはありますが、内容は非常に濃いものとなっているので初心者の方には生物入門問題精講をおすすめします。
「生物基礎問題精講」のレベル
文系にも理系にもおすすめできるレベルの参考書
生物基礎問題精講は文系、理系ともに二次試験や一般入試で生物を使うのであれば志望大学レベルに問わずオススメです!
共通テスト対策にも使えますが、中には共通テストレベルを大きく超える内容のものもあるので、共通テスト対策のみの場合には必修基礎問題を中心に解くといいですね。
共通テストで50点を取れたら始めよう!
生物基礎問題精講は共通テスト形式の模擬試験で生物が50点前後取れている人が取り組むと効果が高いと思います。それ未満の受験生は内容を理解するのに時間を取られて過ぎてしまうので、もう少し優しい参考書などである程度力をつけてから取り掛かり始めるのがよいでしょう。
高校生物の基礎を勉強したい受験生におすすめの参考書
まだ共通テストで50点取れていない基礎固めが必要な人におすすめしたい参考書を紹介します。
生物入門問題精講
生物基礎問題精講の姉妹書で、より簡単な問題が載っている参考書です。生物を一から勉強し直したい受験生やまだ生物の勉強したての高1,2生におすすめできます!
「生物基礎問題精講」の特徴
続いて、生物基礎問題精講の詳しい特徴について述べていきたいと思います。
良質な問題と詳しい解説
生物基礎問題精講の特徴は選び抜かれた良質な入試問題と、詳しい解説です。一つ一つの問題が着実に受験生の力になるように精選されており、その解説もとことんわかりやすさを追求した内容となっています。
問題→精講→解説といった構成になっており、精講では問題の関連事項の解説が事細やかにまとめられているのですが、生物基礎問題精講の名を表す通り、精講部分の解説が非常に大事です!
精講部分を何度でも読み返して確実に自分のものにしましょう。また、問題を解く鍵になる部分が「Point」として纏められていて、大事なところが一目でわかるようになっています。
全10章で73問の問題が載っている!
この参考書は大まかな区分として全10章で構成され、問題は必修基礎問題と実践基礎問題に分かれています。必修基礎問題は全73題で、入試における頻出問題が集められています。
対して実践基礎問題は全25題あり、必修基礎問題でカバーしきれなかった範囲や少し手ごたえのある問題が収録されています。
更に章末には重要類題として演習問題があります。
主に東大といった難関大学の問題が引用されていますが、決して太刀打ちできない訳でありません。どれも良問なので余裕がある方はぜひ解いてみてください!
「生物基礎問題精講」の使い方や勉強法
次に生物基礎問題精講の使い方や勉強法を述べていこうと思います。
生物基礎問題精講の進め方
まず、生物を勉強するのが初めてという人は、基礎問題精講から進めても構わないのですが、内容を理解するのに時間が掛かってしまうかもしれません。
入門問題精講など、優しい参考書から始めましょう。生物が少し苦手で点数が取れない…という場合は必修基礎問題だけを繰り返し解きましょう。
試験の大半は基礎問題です。そのためまず基礎問題を完璧にするとそれだけでグッと点数が伸びること間違いなしです!余裕が出てきたら実践基礎問題にも取り組みましょう。
じゃあ、難関大学を目指す人は?と言いますと、やはり必修基礎問題を繰り返し解くべきです。特に難関大学では基礎問題を落とすのは命取りになります。生物基礎問題精講で確実に「基礎」を固めましょう!
ノートは取ったほうがいい?
基本的には取らなくてもいいです。しかし、試験では時に図示問題が出題されます。そのためテキスト中に図が出てきたら何度も書いて構造をしっかり把握しましょう!
資料集と併用すると効果的!
生物は知識量が物を言う教科です。そのため、暗記の仕方を工夫してライバルと差をつけたいところ。生物基礎問題精講と資料集を併用することで写真や図と結びつけて覚えること出来、単に覚えるよりもずっと記憶に定着しやすくなります!
ここで注意ですが、あくまでも資料集はお供として使ってください。資料集には試験にはほとんど出ないような細かい知識も載っています。「出るかもしれないなら覚えたほうが…」という気持ちもわかりますが、余分な知識はスパッと切り捨てる大胆さも受験では大事です。
生物基礎問題精講は何周すべき?
これは他の参考書でも同じことですが、できれば3周、時間がなくても2周は必ずしてください。受験勉強において一番大事なのは「復習」です。たくさんの知識を詰め込んでも本番で出てこなければ何の意味もありません。得た知識は確実にアウトプット出来るように、何度でも復習しましょう!
いつ頃から始めるべき?また、いつまでに終わらせるべき?
早く始めるに越したことはありませんが受験学年の夏には、遅くとも秋までには着手しましょう。冬は共通テスト対策に追われることになります。それまでには終わらせておきたいですね!
「生物基礎問題精講」が終わったら使いたい参考書
最後に生物基礎問題精講をある程度終わらせた人におすすめしたい参考書を紹介します!
生物標準問題精講
生物基礎問題精講の姉妹書。難関大学を目指す人にオススメです!主に難関大学で合否を分けるような標準からやや難レベルの問題で構成されています。
実践 生物重要問題集
問題のレベルでA問題B問題と分けられているため用途に合った使い方が出来ます。生物基礎問題精講よりは難しい問題が載っているので二次対策の参考書としておすすめです。
生物重要問題集についてもっと詳しく特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
生物基礎問題精講について述べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
参考書選びはとても大切です。しっかりと情報を集めて自分に合った参考書を見つけて成績をのばしてくださいね!
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