問題文を最初に読め!早稲田の私がおすすめする現代文の問題の解き方
早稲田大学政治経済学部のmomo.だ。現代文の問題の解き方には大きく三種類ある。
まず、第一に問題文を読んでから本文を読む解き方。次に、本文を読みながら問題を解いていくやり方。最後に、本文を読んでから問題文を解く読み方だ。
解答始め!の合図と同時にまず設問を理解する
私はこの中で第一に問題文を読んでから本文を読む解き方をお勧めする。本文を解きながら問題文を読むと、文章の流れが取れなくなる。この方法は一見早く問題を解けるようだが、何度も本文と問題文を行ったり来たりしなくてはならないため、効率が悪い。特に、全体把握の問題なんかに対しては最悪だ。
試験時間が60分くらいだとすると、最初の2分くらいを使って問題文全てに目を通す。問題文や選択肢を最初にチェックし、出てくる単語や文脈を理解する。当然選択肢には誤答も含まれているわけだが、本文と関係する単語は含まれているため、なんとなくの本文の大テーマも理解することができる。また、問題文のチェックを最後の設問まで行うことで、文の全体の流れもなんとなく理解することができる。
本文を頭から読んでいくと文章が長いため最後を読んでいるあたりで本文の最初の方の内容を忘れてしまっている。本文には具体例など列挙されているため本筋が薄くなってしまっている。そこで設問だけを最初に読むことで本文の本筋を理解することができる。
設問を読んでキーワードをチェックしておく
本文を読んでから問題を解くやり方では、問題文中に描かれているキーワードを意識せずに本文を読んでしまうため、これも勿体ない。結果として、先に軽く問題文を眺めてから、本文に取り掛かる方法が一番効果的なのだ。この時、問題文の中でキーワードになっているワードがあったらしっかりチェックしておく。そして、その語を意識しながら問題を解き進めていくのだ。また。問題文を読みながら、空欄や漢字問題に関してはその場で本文や解答用紙に書き込んでいく。こうすることによって、現代文の長文を少しでも早く解くことが可能になる。
本文はたくさんマークをして汚くしよう。例えば、具体例は全てバツをつけたり、「しかし」や「だが」は反語だと割り切って△をつけることで、長い本文を自分なりに切り分けることができる。こうしたオリジナルの読み方をマスターすることは、早稲田や上智などの現代文の本文が難しい入試を攻略するには必須だ。
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