【2025年最新】日本史のおすすめ参考書ルート|旧帝大・早慶・MARCH関関同立
ゼロから難関大に合格するためのおすすめの参考書ルート3種類を徹底紹介します。
◎ 完全無欠の旧帝大ルート
◎ 早稲田・上智の最難関私大ルート
◎ 最速でMARCH・関関同立合格ルート
参考書ルートの選定基準:
①独学でゼロからでも合格のために必要な理解・知識・技術を漏れなく重複なく学ぶことができること
②同じ役割を持つ競合の教材よりも優れていること
③複数の教材で解く問題のレベルが被っていないこと
それぞれの参考書のレベルや特徴を踏まえながら、カテゴリごとに参考書を選択します。
代替可能な他の教材も提案します。
完全無欠の旧帝大ルート
テーマ:二次試験で120文字以上の記述問題が出題される最難関大学
対象大学:東京大学、京都大学、一橋大学、筑波大学など
早稲田・上智の最難関私大ルート
テーマ:大学受験最高峰の細かい用語と正確な理解、地図問題の把握
対象大学:早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学
最速でMARCH・関関同立ルート
テーマ:出来るだけ短い時間で効率的に標準レベルまで完成
対象大学:明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学、関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学
おすすめ参考書の難易度比較表
おすすめの主要な参考書の役割と難易度を整理しました
完全無欠の旧帝大ルート
テーマ:二次試験で120文字以上の記述問題が出題される最難関大学
二次試験で120文字以上の記述問題が出題される最難関大学向けです。東大や一橋大学や筑波大学などでは長文の記述問題が出題されます。
長文の記述問題は事柄ごとの正しく深い理解を盤石することで得点できるようになります。
ある事件や政策の背景には、どのような必要性があったのか、どのような人物が関わっているのか、そのあと社会にどのような影響を与えたのかなどを文章でしっかりと把握することで記述問題に対応できます。
このレベルに仕上げるには3つの段階をステップアップします。
①教科書の内容を抜け漏れなく理解(補助教材として参考書を使用)
②頻出の用語(事件・人物・政策など)の暗記
③二次試験の文字数に合わせた記述練習
この3ステップです。それぞれの役割と参考書の特徴を詳述します。
①通史
教科書を軸に進めます。教科書は最重要な箇所が記述されている一方で、事項ごとの背景の説明が少なく体系的にイメージでするには向かないので、市販の参考書を補助の参考書として併用します。
講義系のおすすめ
「なぜ」と「流れ」がわかる本(東進ブックス)
実況中継(語学春秋社)
ナビゲーター日本史(山川)
実況中継とナビゲーターは分量が多く、国公立志望ではキャパオーバーになりかねないため、国公立志望なら「なぜ」と「流れ」がわかる本がおすすめです。
まずは、通史を2〜3周読み込むことがおすすめです。古代・中世・近世・近代をそれぞれ2〜3周して大まかにインプットしたら次の時代に進む進め方がおすすめです。
二次試験で400文字の長文記述が出る場合には、教科書の代わりに日本史研究を使用するのがおすすめです。日本史研究の重要テーマをパラグラフごとに読み込むことで、背景や原因、その結果の影響までまとめてインプットすることができるためおすすめです。
②頻出の用語の暗記
教科書と参考書で通史を何度か読み、主要な変化を大まかに把握することができたら、時代ごとに用語をインプットします。
用語をインプットする際には山川用語集を使用します。山川用語集の頻度5以上の用語を中心に覚えます。教科書や参考書と併用しながら、古代・中世・近世・近現代に分けて順番にしっかり用語と説明をインプットします。
また、一問一答形式で用語ごとに最重要用語を覚えているかどうかをチェックしながら進めます。国公立におすすめの一問一答は時代と流れで覚える(文英堂)です。
この参考書は、最重要な単語に絞って出題されます。見開きの左側にそのテーマが表や地図でまとめてあり、右側に用語リストが掲載されています。このバランスが絶妙で、国公立志望にはちょうど良い難易度になっています。
一問一答のおすすめ
時代と流れで覚える(文英堂)
論述
最後に、志望校の論述形式に合わせてこれまでの総復習をします。今までに理解したことと覚えた知識を組み合わせて1つの文章に仕上げます。参考書を使って頻出テーマを自分でかけるように繰り返します。
頻出は、ある政策や戦争が、社会に与えた影響を記述する問題です。教科書や日本史研究をパラグラフごとに書けるように繰り返します。
おすすめの参考書
日本史論述のトレーニング(Z会)
考える日本史論述(河合塾)
日本史の論点(駿台)
過去問へ
過去問を解いて頻出の範囲や苦手な分野を確認し、これまでの教材を使用して抜け漏れを埋め続けます。
早稲田・上智に勝てる日本史参考書ルート
テーマ:大学受験最高峰の細かい用語と正確な理解、地図問題の把握
通史
参考書を使って、教科書で仕上げます。
各分野を広げて深めるのが参考書で、大事なところに絞って仕上げるのが教科書です。参考書と教科書の太字と太字の前後を文章ごと覚えます。
最終的には教科書に書いてあることを覚えることができれば合格点は取れるのですが、教科書のみだと暗記の効率が悪いと感じる受験生が多いです。
教科書は限られたページ数に重要事項のみがぎっしりと詰まっていて、それぞれの事件や出来事の前後関係や因果関係が省略されているため覚えにくいのです。
長期記憶にするためには物事同士の「関係」ごとマルっと覚えるのが最も効率が良い方法です。
教科書を仕上げるために、通史の参考書を使用します。
通史の参考書は4冊に分かれているので、通史の参考書を基準に1冊ずつ進めるのがおすすめです。
通史の1冊目を3〜4周読んで、教科書で対応する範囲を読んで黒文字の前後を何度も音読します。
講義系のおすすめ
実況中継(語学春秋社)
ナビゲーター日本史(山川)
「なぜ」と「流れ」がわかる本(東進ブックス)
問題集と用語集
講義系と教科書でインプットしたら、問題集を使用して大学入試レベルの問題が解けるようになっているか確認し、大問ごとにこれまでの教材を使って復習します。
日本史の問題集
実力をつける日本史100題(Z会)
HISTORIA日本史精選問題集(学研プラス)
東進日本史問題集完全版(東進ブックス)
日本史標準問題精講(旺文社)
これらの参考書は解説も充実しているため、違う角度から理解を深めることができます。問題集を解いて分からない用語が出てきたら山川用語集を使って用語を復習します。
早慶上智レベルであれば用語集の頻度5以上はほぼ完璧に仕上げることができるように進めます。
資料集・図録
問題集や過去問の復習で資料集・図録を使います。資料集の関係図や表をまとめることで重要事項を整理できます。
文化史の絵や写真を確認するために使用します。
史料
難関私大は史料が頻出なので、有名史料もインプットします。出題された史料のテーマが分かるだけで得点できる問題はあります。
過去問演習
問題集を2〜3周し、旧センター試験の過去問で70点程度が安定するようになったら過去問演習を始めます。
成城大学や成蹊大学から始めて70%程度得点できるようになったらMARCHや早慶上智へとステップアップします。
MARCH・関関同立に最速で勝てる日本史参考書ルート
テーマ:出来るだけ短い時間で効率的に標準レベルまで完成
通史
参考書を使って、教科書で仕上げます。
広げて深めるのが参考書。大事なところだけを仕上げるのが教科書です。入試で最頻出の箇所は教科書ですが、教科書だけだと背景知識や前後関係がなく覚えにくいので通史の参考書を使用します。
参考書と教科書の太字と太字の前後を文章ごと覚えます。
古代・中世・近世・近現代の4つに分けて、それぞれ3〜4周して次の時代に進みます。
講義系のおすすめ
実況中継(語学春秋社)
ナビゲーター日本史(山川)
「なぜ」と「流れ」がわかる本(東進ブックス)
一問一答
参考書と教科書を3〜4周したら、時代ごとに最重要な用語を暗記できているかを一問一答で確認します。
重要度が高いものを中心に正確に暗記します。
一問一答のおすすめ
東進一問一答完全版(東進ブックス)
ターゲット4000(旺文社)
問題集
時間があればぜひ使いたいですが、余裕がなれば通史と一問一答を重要視します。
用語集
時間があればぜひ使いたいですが、余裕がなれば通史と一問一答を重要視します。
過去問演習
旧センター試験で70点を安定したら過去問演習とその復習サイクルを始めます。
まずは成城大学や成蹊大学の過去問から始めて、70%程度が安定したらMARCH・関関同立の過去問を開始します。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。

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