【旧帝大】日本史のおすすめ参考書ルート2パターン|6種の参考書を揃える
旧帝大の日本史と聞くと、
「どの参考書を使えば得点が安定するのか分からない」
「一問一答だけでは応用問題や論述で伸び悩んでしまう」と感じている受験生も多いのではないでしょうか。
旧帝大レベルの日本史では、膨大な知識の暗記だけでなく、歴史の大きな流れや因果関係の理解、さらには記述力や資料読解力も強く問われます。
そのため、「何から始めればいいのか分からない」「自分のレベルや志望校に最適なルートで進めたい」と悩む声も多く聞かれます。
そこで今回は、旧帝大合格を目指す受験生向けに、日本史の実力を段階的に高められるおすすめ参考書ルートを徹底解説します。
基礎・標準から応用・論述対策まで、各段階で取り組みたい参考書や、その効果的な使い方、学習のポイントについても詳しく紹介。
「どの順番で何を使えばよいか迷っている」「自分に合った最短ルートで日本史力を伸ばしたい」と考えている方は、ぜひ本記事を参考にして、合格への道筋を見つけてください。
対象大学:東京大学、一橋大学、筑波大学など二次試験で日本史を使用する旧帝大
監修者:土井万智(どいまさと) 独学で大学受験に効率よく成功する攻略法
早稲田大学教育学部出身。大手予備校スタッフの経験から大学受験にかかる費用や時間に疑問を持ち、在学中にウェブメディア「イクスタ」を立ち上げ。現在ウェブメディアとYouTubeチャンネルとオンライン予備校の 【イクスタコーチ】を運営。イクスタコーチ卒業生の進学先の平均偏差値 63.4(偏差値は東進ハイスクール参照)著書に『独学で難関大学【理系】に逆転合格する』。
【旧帝大】日本史の参考書の選び方
旧帝大の日本史では、共通テスト85%と二次試験65%の得点を目指します。
日本史の参考書を6つの分野・役割に分けて、それぞれを揃えることで抜け漏れのない参考書ルートを作ることができます。
①通史…予備校の授業形式で通史を詳細に学びます。通史の参考書の用語や年号を全て暗記すればほぼ全ての大学で合格点を取ることができます。
②教科書…大学受験の日本史は教科書を基準に作成されます。日本史の最重要項目を簡潔に学ぶことができます。
⑤問題集…大学入試の出題形式に沿って演習をすることができます。
③一問一答…一問一答形式で用語を暗記します。レベル別に使い分けることで大学ごとに対応することができます。
④山川日本史用語集…大学受験で必要な用語が全て詳細に掲載されている教材です。大学受験はほぼ全てこの教材から出題されます。
⑤問題集…大学入試の出題形式に沿って演習をすることができます。
⑥記述…国公立大学の二次試験の記述対策に使用します。二次試験で頻出のテーマの記述問題を演習することができます。
【旧帝大】日本史のおすすめ参考書ルート2パターン
ルート①
①通史…日本史のなぜと流れがわかる本(東進ブックス)
②教科書…詳説日本史(山川出版社)
③一問一答…時代と流れで覚える!日本史用語(文英堂)
④用語集…山川日本史用語集(山川出版社)
⑤問題集…実力をつける日本史100題(Z会)
⑥記述…日本史の論点(駿台文庫)
ルート解説
📌 まずは日本史のなぜと流れがわかる本(東進ブックス)から始めてゼロから日本史をやり直します。この参考書は出来事の流れや因果関係が明確に書かれているので、この参考書を理解しておくことでその後の暗記が楽になります。まずは3冊をざっと1周読んだあと、1冊ずつじっくりと読み込みます。
📌 なぜと流れがわかる本の1冊目を何度も読み込みながら、時代と流れで覚える!日本史用語(文英堂)で最重要用語を暗記ます。この参考書は絶対に外せない最重要用語のみが掲載されているのでしばらくはこの参考書だけに集中するのがおすすめです。
📌 次に教科書である詳説日本史(山川出版社)を使って大学受験のど真ん中をおさらいします。特に国公立大学は教科書から出題されることが多いです。教科書のパラグラフごとに読み込んで出来事とその背景をセットで覚えます。
📌 ここまでの3冊で用語の記述や単純な知識に関しては合格点を取れるレベルになっていますが、日本史はインプットだけで記憶に定着させるのは難しいため、問題演習をその復習を始めます。
📌 実力をつける日本史100題(Z会)を使って全範囲の代表的な問題を演習します。この問題集は問題のレベルが高いため全問正解できるようになる必要はありませんが、解説が詳しいのでこれまで使ってきた教材とは別角度から日本史を深く学ぶことができます。
📌 この問題集の復習の際は同時に山川日本史用語集(山川出版社)を使うのがおすすめです。頻度⑤以上の用語を抜けもれなくチェックしていくことで旧帝大の日本史でも万全の対策をすることができます。
📌 最後に二次試験の論述問題対策として日本史の論点(駿台文庫)を使います。二次試験で頻出かつ自分でまとめにくい事項に集中して論述対策をすることができます。
📌 同時に志望校の過去問10年分を解いて解説を読んで復習することも論述対策としてとても有効です。
📌 ここまでの流れで十分に合格点を取ることができます。
ルート②
①通史…なし
②教科書…詳説日本史研究(山川出版社)
③一問一答…山川一問一答(山川出版社)
④用語集…山川日本史用語集(山川出版社)
⑤問題集…HISTORIA日本史問題集(Gakken)
⑥記述…日本史論述トレーニング(Z会)
このルートのテーマ!
❗️ 日本史研究を使って400文字の論述対策をする!
ルート解説
📅 最初に詳説日本史研究(山川出版社)から始めます。この本は教科書の3倍程度の分量がありそれぞれの出来事の詳細や背景が記述されています。一橋大学など400文字の論述問題が出る大学対策におすすめです。
📅 日本史研究を古代・中世・近世・近現代に分け1つずつ固めます。2〜3周したら山川一問一答(山川出版社)を並行して使い、最重要の単語の抜け漏れを埋めていきます。
📅 日本史のインプットだけで記憶に定着させるのは難しいため、HISTORIA日本史問題集(Gakken)を使い頻出テーマの問題演習を行います。この参考書は解説も詳しく解説の記述を読みながら全範囲を復習します。復習のタイミングで同時に山川日本史用語集(山川出版社)を使い、頻度⑤以上の用語を一通り網羅します。
📅 ここまでで共通テスト80点以上は取れるようになっています。
📅 最後に日本史論述トレーニング(Z会)で100文字以上の論述対策を行います。旧帝大や筑波大学で頻出のテーマの演習を行います。
📅 同時に志望校の過去問演習を進め、頻出の分野を把握しこれまでの教材を使って知識を補強します。
📅 ここまでを進めれば十分に旧帝大でも合格最低点を取れるようになっています。
大学受験は①志望校の過去問のレベルと分野を細かく研究して、②それにあう全科目の参考書ルートを組んで、③参考書ごとに期限を設定して細かくテストをする
これで独学でも難関大学に逆転合格することができます!
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イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。

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