この中から選べば大丈夫。志望校別の日本史一問一答のおすすめを徹底紹介!
こんにちは、早稲田大学教育学部出身 > イクスタ代表・イクスタコーチ/土井万智(どいまさと)です!
土井万智(どいまさと)イクスタコーチ 逆転合格したい受験生専用のコンサルタント
2022年度入試ではイクスタコーチ受講生で日本史選択者の全員がMarch以上に合格しましたので今回の記事は参考にしてください。
使い方のポイントとして、一問一答は4月には手に入れておくこと。分野ごとに通史が終わったら復習として使うこと。覚えるためには使わないこと。
これらが日本史の一問一答を使う際のポイントで、イクスタコーチ受講生にも同じように伝えています。
大学受験で日本史を選択している人にとって、避けては通れない一問一答。
早慶上智やMARCHや共通テストレベル、国公立二次で必要になります。
数ある日本史の一問一答の参考書の中でおすすめの一問一答を、早稲田大学教育学部と明治大学全学部の商学部&経営学部と青山学院経営学部マーケティング学科に合格できた私がそれぞれの特徴をもとにご紹介していきます。どの一問一答を使えばいいか迷っている人はぜひ参考にしてくださいね!
私は日本史を完全に独学で早稲田大学に合格し(Marchは全勝できました)、大学に入ってからは大手予備校(誰でも名前を知っている)で、毎年受験生を指導してきました。
今回は有名どころで予備校スタッフ目線からも、良くできている一問一答を紹介しているので、この中から自分に合った一問一答を選んで使えば大丈夫です。また、一橋大学、横浜国立大学、早稲田大学、中央大学に日本史で合格しているスタッフがおすすめする、日本史一問一答をお送りします。
後半では、一問一答を使って日本史の成績をアップさせるための勉強法もご紹介していますのそちらも参考にしてくださいね。大学受験は努力した人が良い結果を手に入れます。
イクスタからのお知らせ
勉強し続けているのに成績が伸びないのには明確な理由があります。イクスタ編集長が理由をお教えします。
あまりに多くの大学受験生が、本当に大事なことを知らないまま大学受験を終えます。5つの質問に答えることで、そもそもあなたが難関大学に合格できるポテンシャルがあるかが分かります。受験での見落としを無くして欲しいのすべて読んでください。
1.日本史一問一答の選び方 | 東進の日本史一問一答:網羅性が高く最新の受験傾向に対応 | 山川教科書の一問一答:教科書に沿った標準レベル | 石川晶康の日本史一問一答:分かりやすい解説と受験頻度を重視 | |
2.一問一答の効果的な使い方 | 予習・復習に一問一答を活用 | 一問一答を繰り返し解いて定着させる | 図解資料や史料も活用 | |
3.勉強法の成功例と失敗例 | 成功例:短時間で繰り返し解く | 失敗例:漠然と勉強することを避ける |
ど定番!東進の日本史一問一答 完全版
まず最初にご紹介するのは東進の一問一答。東進 日本史B一問一答【完全版】 日本史を選択してる受験生の中で使っている人が一番多いだろう一問一答です。私も受験生時代はこの一問一答をメインで使用して早稲田大学の日本史に対応し合格できました。またセンター本番では88点を取りました(私大志望だったのでセンター対策はしませんでしたが結果として9割近く取れました)。
イクスタスタッフで日本史を使った人に聞いたところでも東進の一問一答を使ってた人が一番多いという結果でした。どれを使えば迷っている受験生はとりあえずこれを買っておけば細かいことを考えなくて大丈夫!
早稲田に合格するための日本史の知識もこの参考書があれば大丈夫です。難関私大を第一志望にしている受験生には特に役に立ちます。
また、この一問一答は日本最大級のネット書店であるhonto.jpのランキングにおいて、全参考書の中で売り上げ1位を記録している名実ともに大ヒットの一問一答です。
東進の一問一答のレベルはこんな感じです。
それではなぜこの一問一答が人気なのでしょうか?その理由は大きく分けて2つあります。
① 網羅性 一番細かいところまで載ってるから安心できる
この一問一答の一番のポイントはその問題数の多さ!各時代の政治史、経済史、文化史などをかなり細かいレベルまで網羅してあります。問題数は6000以上です。これ以上ないほどとにかく細かく載っているので、受験生はどれだけ暗記すればいいかがわかります。
これ以上ないほど細かい知識が網羅されているのですが、それに加え、そのキーワードの重要性や出題頻度が一問ずる4段階に分かれているので、細かいキーワードを覚える必要がない受験生やまだ勉強を始めたばかりの受験生は、どのキーワードに時間をかければいいのかが一目瞭然です!
② 大手予備校から出ているから最新の大学受験傾向に対応
この一問一答は東進から出版されています。またこの一問一答の著者である金谷俊一郎さんは東進ハイスクール現役講師で、この金谷さんの授業は東進の日本史の授業の中で一番人気の授業で、もっとも多くの受験生が金谷さんの授業を受講しています。
そんな現役の講師だからこそ、最新の大学受験状況を把握しており、重要なキーワードを把握しています。
早慶上智を受験する日本史選択者は☆1までやっておきましょう。特に過去問で見たことのあるキーワードは必ずマスターです。Marchを受験する日本史選択者は☆2までは確実にマスターします。☆3と☆2をすべて覚えることができれば、日本史の通史に関するメインの流れで出てくる単語は網羅することができます。
☆0のキーワードに関しては一般の大学入試では出題されないので、基本的には覚える必要はありません。ただ、経済史や文化史の問題が頻出の学部も存在するので、それらの学部対策で役に立ちます。
山川教科書の出版社 山川の日本史一問一答
続いてご紹介するのは山川から出版されている日本史一問一答です。> 山川 一問一答日本史(Amazon)
この一問一答は山川から出版されており、山川の教科書と同じ目次の構成で作成されているため、教科書の内容定着確認する上でとても効率的に作られています。日本史の勉強を教科書通りに進めている受験生にとっては、そのまま進めていけば順番に教科書の内容をマスターできる作りになっています。
他の一問一答と比べると標準レベルになっています。
内容のレベルは教科書に沿っているということで、基礎レベル、共通テストレベルが中心です。難関私大以外で日本史を使う場合や、まずは教科書レベルをマスターしてから次の難易度に進むことを考えている受験生にとってはぴったりの一問一答です。出題される問題の重要度や頻出度が3段階になっているので、日本史における重要キーワードをもれなくマスターできます。
また、去年新しいバージョンが出たばかりで、新しい教科書の内容にも対応しています。教科書を軸に日本史を勉強している受験生におすすめです。
石川晶康の日本史一問一答
大学受験で日本史を勉強している人は知っている人も多いはず「石川晶康 日本史の実況中継」を出版している河合塾の石川晶康さんが作成した一問一答です。
この一問一答を作ったのはあの実況中継を書いた石川先生だから、この一問一答で出題される問題の大学受験出題頻度はばっちりです。
また、キーワードの難易度が日常学習レベル、共通テストレベル、難関私大レベルとはっきり分かれているので、自分はどこから勉強すればいいかがわかりやすく、勉強中に迷うことが少ないです。また、分野が細かく分かれているので、得意な分野や苦手な分野をピンポイントで学習していくことができます。
さらに、この一問一答は問題が文章だけではなく、図解資料や史料の問題も出題されているのも良いです。僕もそうだったのですが、石川さんのファンの受験生にとっておすすめの日本史一問一答です。
以上3つが日本史の範囲全体を網羅している一問一答でした。自分の志望校や求められる日本史レベルに合わせてこの3つから買えば間違いないです。ここからは共通テストレベル、テーマ別に特化した一問一答のご紹介です。
東進の日本史一問一答 共通テストレベル
この一問一答は一番最初にご紹介した東進の日本史一問一答 完全版の弟と言える存在です。完全版から共通テストで出題されるレベルだけを抜粋し、共通テストで日本史を受験する受験生にとって効率的に勉強できる一問一答です。
とにかく手っ取り早く共通テスト日本史の点数をあげたい人は集中的に取り組み1週間から1ヶ月で完成させましょう。
国公立受験で日本史は共通テストしか使わない、もしくは共通テスト利用で日本史を使う受験生にとって、共通テストレベルに特化した一問一答はありがたいです。
共通テスト試験の日本史は頻出の分野が存在しているので、過去問を分析して頻出分野を重点的にサポートしてくれるこの一問一答は心強いです。
また、共通テストレベルといっても志望校によって狙う点数が違います。そこでこの一問一答では70%と90%を境界に、日本史をどのレベルまでやればいいかが☆の数でまとめられています。
「共通テスト日本史で安定した点数を取りたい」、もしくは「共通テスト日本史の対策はなにをやればいいかわからず不安」な受験生におすすめできる日本史一問一答のおすすめです。
難関大では外せない 日本史史料の一問一答
早慶やMARCHなどの難関私大で出題されることがある史料問題。それら史料問題をカバーした一問一答がこちらです。
特に早稲田や上智だと入試問題の大問1つがまるまる史料として出題されることがあります。例えば、2016年の早稲田大学 政治経済学部の日本史のでは大問5題のうち4題が史料問題でした。
同じく2016年の早稲田大学 法学部でも大問1題と小問1題で史料問題が出題されました。このように、難関大学において史料問題は頻出です。
大問1つがまるまる史料として出題された時に、その史料がどの時代のなにを扱っているものかがわかってしまえば、その大問の多くの点数を取ることができ、合格するのにとても有利になります。逆に出題された史料がどの時代のものでなにに関する史料なのかがわからないと正解の可能性は低くなってしまいます。
史料も頻出度順に4段階に分かれているので、自分のレベルや志望校の出題傾向に合わせてどこまで史料を覚える必要があるかを判断しましょう。
志望校の過去問を研究してみて、大問まるごと史料問題が出題される学部を受験する場合にはこの一問一答で万全の準備をする必要がありそうです。早稲田と上智を受験する人はほぼ必ず持っておいて損はないのではないでしょうか。私は持っていました。
さてここからは一問一答を手にした受験生に送る、日本史一問一答を使った勉強法についてです!横浜国立大学に合格したまちるださんがお送りします!
一問一答のいいところは、この説明が何のことを言っているのかを用語ごとにチェックできることです。日本史の用語を網羅的にカバーできます。でもこれを使いこなせてる受験生はどのくらいいるのでしょうか。みなさん、使いこなせているでしょうか。
一問一答は、当たり前ですが一問につき答えはひとつです(笑)また、入試に出る可能性のある用語のほとんどが問題になっているので、問題の総数はとても多いです。これをこなすのもまた大変なんですね…。
正直に話すと、私はこの一問一答を上手く使いこなせなかった受験生の一人です。今日お話しするのは、一問一答をばりばりに使い込んで一問一答で日本史を成績を大幅にアップさせた私の友人の受験生時代の話です。
◇目次◇
*日本史一問一答を使った私の勉強法(失敗例)*
まず、私がどのように使っていたか。使っていたものは東進の日本史B一問一答完全版です。
まずこの一問一答の問題文を読んで、答えを赤シートなどで隠し、合っていれば問題番号を消し、「あ、ちがった…」となったら番号はそのままにして、次からは残った番号だけを進めていきます。今日は江戸時代、今日はなんとなく縄文時代、そういえば最近現代史やってないから現代史…といったように、何となくで一問一答の使い方にこだわりなどは持たずに進めていました。
一番やってはいけません!何となく勉強!!実際のところ、どの勉強法が効果的か、効率が良いかなどと考えているよりもどんどん手を動かした方が早いです。
でもがむしゃらにやることと手を動かすことは別物です。頭を使って一問一答を使うべきでした…なんとなく勉強をしていたために、一問一答を使った私の日本史の成績はそこまでうまくあがりませんでした。
*日本史一問一答を使った友人の勉強法(成功例)*
まず彼女は一問一答を猛スピードでやるのです。問題文を読むというより、見るというか確認する程度のスピードで目を通し、その速さおよそ3秒ほど。じっくりやるというよりは、速く解いてどんどん次の問題を解き、何周もする方法でした。じっくりやったってどうせ忘れちゃうんです。だから一回当たりの時間を短くして、何度も目に触れるようにしたのです。
また彼女は一問一答を使う上でもうひと工夫をしていました。それは進め方です。
今日は縄文時代、明日は弥生時代、明後日は飛鳥時代、という風に進めると、また縄文時代に戻ってくるのは何日後でしょうか。
そこで彼女は、全範囲を①原始から平安、②鎌倉から江戸、③明治以降、の3つに分け、一日で3つのセクションをすべて触れ、少しずつ進めていたのです。
そうすれば、最初に触れた時代に戻ってくるまでの時間が短くなり、何度も触れられるので脳への定着度が上がります。この方法は、全時代を同時に進めることができるだけではなく、脳科学的にも暗記の方法として効率的なものでした。
違いは時間と回数
私と彼女の違いは、①1問にかける時間の差、②1問に目を通す回数の差です。どの参考書でも、何度も繰り返すことは大切ですが、特に問題数の多い一問一答をやるのであれば、ひと工夫加えてみることで効果は変わってくると思います。
一問一答は問題量が売り
一問一答は問題量が売りの参考書です。一問に時間かけてやるのは数学や英語です。特に日本史は目を通すことが重要なので時間をかけないのがいいのです。
日本史は暗記の科目なので、いくら考えても覚えてないものは覚えてないと割り切って答えを見てしまいましょう!目安は私の友達の一問3秒です!頑張りましょう!
問題を繰り返し、条件反射でこたえられる状態へ
そして短い時間で目を通す回数を増やすことで条件反射で答えがわかるような状態になっていきます。考える必要がないくらい脳に刷り込まれるので、回数を繰り返すことは重要です。
どんどん回数を繰り返すことで一問一答を解き終わるスピードも上がっていきます!すべての問題が条件反射で答えが出るぐらいやりこみましょう!
日本史の一問一答を大学受験に使う場合には、一問あたりにかける時間を短くし、何周も繰り返すつもりで使い込んで行ってください。そうすれば、じっくり一問一答を進めるよりも日本史の成績は大きく上がっていくはずです。
どうしても覚えられない単語は単語カードを作ろう!
日本史の一問一答を長く使っていると、何度繰り返してもどうしても覚えられない単語が出てきます。特に文化史は単純に暗記する必要がある単語が多く出てきます。
政治や経済の分野であれば、その前後の流れで理解しながら覚えることができるのですが、単純に暗記する文化史は何度やっても覚えられないことも多いです。そんなときに使えるのが単語カード!
本当に覚えられない用語を単語カードに追加しよう!
一問一答を繰り返して、覚えられない単語を抜き出し、単語カードにします。重要なのは「本当に覚えにくい」単語だけを繰り返すことです。単語カードを使うと暗記の効果は絶大ですが、カードを作るときに時間がかかってしまいます。カードを作っている間に繰り返すことで覚えられる単語もあるかもしれません。そこの見極めは難しいですが、自分が本当に暗記したい、暗記しなければならない単語だけに使ってくださいね。
日本史の一問一答を素早く何度も繰り返す、それでも覚えられない単語はカードにする、この2段構えで日本史の暗記はばっちりです!是非ご参考に!
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