良問の風で国公立二次と共通テストを対策する方法 レベル・特徴・問題数
今回は良問の風について特徴や使い方など詳しく述べていきたいと思います。
実際に良問の風を使用した経験のある人に聞いたので、良問の風を買おうか迷っている受験生や良問の風の使い方を知りたい受験生のお役に立てたら幸いです!
土井万智(どいまさと)イクスタコーチ 逆転合格したい受験生専用のコンサルタント
物理は同じく河合塾のエッセンスや名問の森を使っている受験生は多く、その中でも旧帝大や早慶志望の場合、早く名問の森に行きたい!となりがちですが、私はこの良問の風を完璧にすることを強くおすすめします!
2022年に名古屋工業大学に合格したイクスタコーチ受講生も良問の風を深くやりこんでいました。大学受験あるある「実力よりも難しい問題集やって『解説読むだけ・解法暗記だけ』になり結局時間が無駄になる」現象になるとつらいです。注意してください!
単純暗記に頼らない本質的な理解をする勉強法で、独学でも難関大学の物理でも得点が取れるようになります!頑張って!
◇目次◇
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1. 良問の風の基本情報
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2. 良問の風のレベル
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3. 良問の風の特徴
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4. 良問の風の使い方や勉強法
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5. まとめ
良問の風の基本情報
出版社
河合出版
値段
¥924
難易度
★★★☆☆
良問の風とは?
共通テスト物理~国公立二次物理対策用の参考書です。
共通テスト物理をマスターしたら次に取り掛かりたい参考書で、物理選択の多くの受験生に愛用されています。各分野の基本的な問題を多くの設問でカバーしています。
同じく河合出版に「物理のエッセンス」、「名問の森」がありますが、この2冊の中間に位置する参考書でもあります。問題数も150問程度と多くないのであまり時間が取れない受験生でもこなせるでしょう。
良問の風のレベル
March志望~地方国公立志望向けの参考書
良問の風はMARCH~地方国公立志望で物理を受験する人向けです。内容は難しくないのでぜひともマスターしてもらいたい問題が並んでいます。
共通テストレベルの人がいきなり解くと問題レベルの差を感じてしまうかもしれないので、いきなり解くのは難しいという人は、河合出版の「物理のエッセンス」から手を付けましょう。良問の風の解説にも時々「エッセンス参照」と記してあります。
共通テスト物理で6割以上取れている人におすすめ
物理は基礎がとても大事です。簡単に思えるようなことでも、基礎が固まっていないと二次レベルは解けません。
共通テスト物理は6~8割取れ、基礎的な知識は抑えている受験生向けです。記述型の試験になると点数が伸びないといった人にとってもいい演習になるのでやって損はないでしょう。
まず共通テスト物理で点数を取りたい受験生におすすめの参考書
まずは良問の風で勉強する前に基礎を固めたい人におすすめの参考書を紹介していきます。
物理のエッセンス
> 物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)(Amazon)
物理のエッセンスは問題も載っていますがどちらかというと教科書的な存在です。基礎レベルからいきなり良問の風は難しいという人は是非これでステップアップしてください。共通テストの対策となるような問題も数多く記載されています。
そんな物理のエッセンスについてもっと詳しく特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読みましょう。
良問の風の特徴
続いて、良問の風の詳しい特徴について述べていきます。
問題数は148問!
他の参考書と比べてもかなり問題数が多く、148問の良問が載っています。すべての分野の問題が載っているので、幅広く物理を勉強できる参考書です。
物理が苦手な人にうれしい詳しい解説!
良問の風は解説が詳しく、物理が苦手な人にとっても優しい書き方となっています。物理の参考書の多くは解説が計算式ばかりで、なぜこの文字がこの式に出てくるの?という戸惑いがしばしばありますが、良問の風は受験生が悩みそうな箇所はしっかりと理由を記してくれています。
入試過去問からもってきた実践的な問題を掲載!
また、他の参考書では大学入試の過去問をそのまま載せ、解答解説が載っているものがほとんどですが、良問の風では旧帝大などのレベルの高い過去問を一部載せつつも、オリジナルの設問を増やしたり編集したりしています。
これにより、ただ過去問を解くのではなく、より問題の本質・物理学の本質が理解しやすいようになります。受験生は良問をいかに1問でも多く解けるかが重要なので、悪問に時間を費やさずに済む良問の風はオススメです。
受験において理科は一般的に得点源になりやすいです。そのため、他の受験生を物理でリードするくらいまでこなしたいところです。もっと難しい問題にステップアップできるよう、まずは良問の風でしっかりとした土台を作りましょう。
良問の風の使い方や勉強法
次に良問の風の使い方や勉強法について説明していきます!
ノートには解答プロセスを記そう!
良問の風を使う時にノートを作るかどうかは人それぞれだと思います。ただ、ノートに書かないと過程が分からなくなってしまう人はノートを作った方がいいです。
物理は数学と似ているため、答えだけで点数がもらえる大学であったとしても、解答に至るプロセスはとても大切です。
試験では答えを出すことが大切ですが、勉強するときはプロセスに常に疑問を持つようにして、分からなくなったら立ち止まって調べるようにしましょう。
良問の風は3周繰り返そう!
3周は繰り返すことをオススメします。物理に限らず、一度手に取った参考書は最低2周するのが鉄則です。
ただ、数学と違い、物理はいろんな種類の問題を数多くこなすよりも、質の高い問題を完璧に自分の頭と手で理解する方が大切なので、良問の風を3周することで深い理解につながるでしょう。
もちろん、2周目で完璧だと言える問題も出てくるでしょうから、3周目は不安な問題だけやるでもOKです。
良問の風をいつやり始めたほうがいいか
理想は高2の夏頃から始めたいですね。1周目、2周目は思ったよりもはかどらないと思います。この60問を自分の武器にするにはだいたい1年は欲しいです。そして高3の大学別模試の時期には力を発揮できるように備えたいですね。
3周、4周目に意識すること
はじめは問題に手も足も出ない人もいることだと想います。そういう人は、初めの1~2周は解説を読みながらでもいいのでなんとか頭に叩き込んでください。
次に、解説を見なくても解けるようになったら、自分が問題を友達に解説するつもりで解いてみてください。なんでこの式になるの?と自分に問いかけながら。
また、物理は数値を変えてもそんなにややこしい計算にはならないので、問題の数値を変えて解いてみて周りの人や先生と答え合わせするのもいいでしょう。(何周もこなすと答えそのものを覚えてしまうので。)
良問の風とセットでやるべき参考書
名問の森
> 名問の森物理 波動2・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)(Amazon)
名問の森は良問の風と同じく河合出版から出ている物理の問題集ですが、レベル少し上がってが難関国公立~早慶志望向けです。
良問の風で基礎的な物理の問題ができるようになってから、名問の森で勉強を始めましょう。難しい問題が多いですが、これまたいい問題ばかりなので余力のある人はチャレンジしてみてくださいね。
名問の森についてもっと詳しく特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読んでみてください!
物理重要問題集
重要問題集はエッセンスレベルから名問の森レベルまで物理の演習問題がまんべんなく載っています。自分の志望校に合わせて、名問の森ではなくこちらを手に取ってみてもいいでしょう。
物理重要問題集についてもっと詳しく特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読んでみてください!
まとめ
良問の風に関して詳しく述べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
参考書選びを間違えてしまうと勉強はうまくいきません。しっかりと情報を集めて今の自分に合う参考書を探してみてください。
ところで、なぜ85%の受験生は第一志望に合格できないのでしょうか。それは膨大な大学受験の攻略法を知ることなく終わってしまうからです。
科目別の勉強法や参考書情報をはじめとして、勉強計画の立て方や自分の今の成績の分析方法、脳科学や毎日の勉強管理の方法は明確に存在します。それらを知らないまま、いきなり予備校や参考書を始めると無駄が多いです。
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