【日本史】一問一答だけで共通テスト9割と早慶の合格点が取れてしまった邪道な勉強法
早稲田大学法学部の菅原です。受験生時代にイクスタの記事を読んで、早稲田に合格してから大学生スタッフとしてイクスタで記事を書いています。
この記事では私が大学受験で使った日本史の勉強法について記述していきますが、あらかじめ一つ注意したいことがあります。それは私が今から紹介する勉強法は世間一般で学校や予備校の先生が言う勉強法とは異なるということです。なんなら彼らは私の日本史の勉強法を批判することもあるかもしれません。
ただ、実際に点数が取れた勉強法でもあるの紛れもない事実なんです
それはわかった上で、一つの勉強法としてご紹介します。その一方で、事実として私は実際この勉強法で浪人時代4月からセンター本番まで少なくとも模試では90点を切ったことがありませんでした。また早稲田を始めとする私立大学の日本史でも合格ラインの点数を取ることができていました。
学校や予備校の先生のすすめる勉強法ではうまく成績が伸びない人向けにこの記事を作成しています。王道の勉強法では成績が伸びる気がしなくて困っている受験生はこのような選択肢もあるということを把握するだけでも選択肢や可能性が広がると思い、今回の勉強法をご紹介します。
ちなみに今回ご紹介する勉強法は、入試問題で記述式の問題が出題される国公立志望の人にはおすすめしません。私立志望の受験生向けの勉強法となっています。
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一般的な正統派の日本史の勉強法
ますは正統な日本史の勉強法について軽く概要をご紹介します。使う教材は基本的に教科書、問題集、用語集、資料集です。まず教科書を読んで流れを把握して、問題集を解いて復習&演習を行う。そしてわからない問題があればそれを用語集で確認する。資料集は暇な時間に眺めたり、出来事の流れのチェックや資料問題対策として使います。
一問一答でゴリ押す。[非正統派]な私の日本史の勉強法
一方、私のしていた勉強は基本的に東進ハイスクールの日本史一問一答と年号(多く書かれているもの)だけです。たしかに私も教科書や用語集を持っていましたが、自分に合わないことに気づいてからはずっと一問一答と年号しかやっていませんでした。
では具体的にそれらをどのように用いるのか説明します。
一問一答を細かく繰り返す
流れなどはよくわからないまま毎日一問一答を5~8ページ程度、2か3つの単元ごとずつ解いていきます。ここで注意すべきなのは1日目にやった範囲は2日目、3日目もやるということです。つまり、
1日目 1~2単元
2日目 1~4単元
3日目 1~6単元
4日目 3~8単元 といった具合です。
同じ範囲に3日連続で触れているというのがお分りいただけたでしょうか。1問あたりの時間は少なくていいので、何度も連続して目に触れることで定着率がとてもよくなります。
一問一答はぜひ10周以上はしてほしいのですが、東進の一問一答の場合、最初の5周くらいまでは東進の一問一答でいうと☆☆☆と☆☆の用語だけでいいとです。☆は無理して覚える必要はありません。また私の場合、文化史は3周目あたりからやりはじめました。
文化史は確かにセンターでもその他の大学の過去問でも出題されますが、毎年だいたい1〜2問しか出ないため、それほどウェートが重くないからです。さらに私は独学でゼロからの勉強だったので、早く日本史通史の出題範囲を最後まで終わらせたいと考えていたからです。
効率的に一問一答を定着させるためのコツ
通史を前半部分と後半部分に分ける
日本人には完璧主義の方が多いのかどうかわかりませんが、一周し終わったらまた1ページ目からやりなおす方が多いです。しかし、入試問題において重要なのは明治時代以降なので、原始時代を繰り返すとあまりその重要な近代以降の範囲に触れることができません。
そのため、一問一答を何周か終わらせたら、日本史の勉強で扱う範囲を前半と後半の2つに分けることをおすすめします。
具体的には前半部分として【原始時代~近代以前】、後半部分として【近代〜現代】に分けて、一日に前半部分からと後半部分からの範囲を両方やるのです。そうすれば大事な江戸時代以降にも毎日きちんと触れることができます。慣れれば時間もかからなくなるのでおすすめです。
1日に3回、同じ範囲を繰り返す
もうひとつ、日本史の勉強でその範囲に初めて触れるという場合は1日に3回同じ範囲を学習することをおすすめします。つまり朝に1~3、昼も1~3、夜にも1~3の範囲をやるというものです。日本史に大きく時間を使うことになりますが、定着度は桁違いです。イクスタのこれまでの暗記法の記事にも載っていましたが、なんども繰り返すことで定着率が高まり、結果として時間を効率的に使うことができます。
模試や過去問を解いたらノートにまとめ直す
また一問一答での勉強では流れが定着しずらいので、模試や過去問の復習の際に流れをいちいちチェックしてノートにまとめることをおすすめします。復習の際には年号帳を使うことでも歴史の流れはあらかた掴めますし、センターの並べ替え問題程度では間違わないようになります。ちなみに単純な年号の暗記は、夏もしくは秋以降で十分間に合います。年号も一問一答と同じく毎日同じ範囲を3日間は繰り返しましょう。
一問一答を繰り返していくうちになかなか覚えられない問題や模試や過去問を解いて定着していない用語がたくさん出てくると思います。そういった用語は付箋を貼ったり、マーカーで色を塗ったり、書き込みをしたり、ゴロで覚えるなり、リズムで覚えるなりと自分なりにいろいろと工夫してみましょう。
最後に
もしあなたがこの勉強法を採用するというのなら、周りの人になんと言われてもこの勉強法を貫いてください。大事なのは周りに流されず、継続することです。継続は力なり。
がんばってください。
そのほか、日本史の成績を上げるためのイクスタのノウハウを紹介します。
この中から選べば大丈夫。志望校別の日本史一問一答のおすすめを紹介します - イクスタ
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