関関同立の日本史で合格点を取るための勉強法ノウハウと手順を問題画像で説明するよ!
今回は関関同立の日本史で合格点を取るために必要な勉強法や知識をお伝えしていきます。私自身独学で日本史は早稲田大学教育学部に合格し、明治大学と青山学院大学などMarchは全勝することができました。
これら自分自身の大学受験の経験と、コーチとして私立文系の受験生の1年間に責任を持ってきた経験から、改めてノウハウを整理してみます。
賢くスマートに大学受験を攻略する4つの方法 - 土井万智(どいまさと)の公式ページ
目次
関関同立の日本史のレベルは?
関関同立は関西の有名私大なので志望する受験生は多いのですが、関関同立の日本史はどこまでやればいいのか、現実的なノウハウは手に入れにくいのかなと思いますので紹介していきますね。
イクスタコーチでは関関同立を受験したいけどこれらの大学の難易度が分からなかったり、日本史の対策はどれくらいやればいいのかよく分からない、という人も多いので、この記事で改めて難易度や必要な対策を整理していこうと思います。
ご存知の通り、関関同立といっても学部によって難易度は異なります。やはり近年は同志社の難易度が高く、それに続いて立命館大学の難易度が高い傾向が続いています。
関関同立であればどの学部でもセンター・共通テストで80%以上程度の得点できる実力が求められます。日本史は英語や現代文と異なり、センターや共通テストで取れる点数がそのまま私大の一般試験で得点する実力とも近い数字が出るので、ある意味実力を測りやすいと言えますね。
今の自分の実力が分からなくなったら模試を受けるか、各予備校が公開しているセンターや共通テストの過去問を解いてみましょう。
同志社はセンター・共通レベルで85%以上が目安!
もっと具体的にすると、同志社の場合にはセンター・共通テストレベルで安定して85%以上得点できる実力があれば一般試験でも合格点取る実力はついていると考えて大丈夫です。
もし同志社に日本史選択で受験を考えている場合には、85%以上毎回取れるレベルになる必要があることを覚えておいてください。
センター・共通テストレベルで85%はかなり高い点数なので、参考書は教科書などをかなり徹底して理解・暗記していないと取れない点数ではありますが、順番通りに時間をかければ、例えば4月から始めた現役生でも取れない点数ではないので、独学の場合にも予備校や塾に通っている場合でも勉強法や勉強時間を徹底して計画を立ててください。
同志社レベルの日本史に仕上げるためにはどんな教材を使えばいい?
同志社の合格点を取るための勉強法は、明治や立教などのMarchで日本史が難しい学部とそれほど変える必要はありません。講義タイプの参考書、全範囲を網羅している問題集、教科書、用語集、一問一答、資料集を正しい順番で理解重視で勉強することが王道かつ近道です。
以前イクスタでMarch向けの日本史の勉強法をご紹介したので、ぜひ参考にしてください!到達すべきレベルは下記の記事内容と変わりません。
【日本史】最低でもMarch以上には絶対に合格したい人が準備すべきおすすめの参考書 - イクスタ
日本史の弱点ノートがいかに大事かもう一度伝えたい
これまでイクスタで日本史の勉強法について色々な角度からお伝えしてきましたが、改めて、日本史のまとめノート(別名弱点ノート)を絶対に作って欲しい、ということをお伝えします。
私は毎日イクスタコーチで現役・浪人問わず、めちゃめちゃ頑張っている受験生と週一の面談で第一志望合格のためのサポートをしています。早稲田を始め、難関私大の受験生も多く、日本史選択、世界史選択の受験生、両方います。
彼らがほぼ受験を始めたときから勉強法や教材選び、勉強計画の立て方を一緒に作っているのですが、この記事を書いている12月現在、日本史と世界史がとても伸びている受験生に共通していることを改めて発見して再確認できていることがあります。それはまとめノート、弱点ノートを作っている受験生は成績の伸びがとても良いということです。
共通テスト模試で96%、94%、早稲田社学77%、早稲田教育80%、青山全学部96%、これは全員違う受験生の結果なのですが、とても高得点を取れています。私大受験生でここまで得点を取れる受験生はあまりいないのですが、それでもイクスタコーチの受講生がこれだけ取れているのは嬉しいと思う反面、全員がノートを作っていて、ノートの重要性をとても強く認識していることが共通しており、私自身驚き直しています。
独学で勉強したりYoutubeなどですぐに伸びる系の勉強法などを取り入れている人はノート作りについてあまり知らないことがほとんどなのですが、日本史世界史で難関大学を目指す受験生にはぜひ取り入れて欲しいと思います。
通史を2-3周したら、すぐに弱点ノート作りを始めることをとても強くおすすめします。
関関同立に特徴的な問題形式はある?
例えば同志社大学は2021年度の入試から、全学部日程での合格者が大幅に増えました。こうした統一方式になったことで、問題形式のヒントを手に入れることができます。
全学部などの統一試験ではクセのある問題が出にくく特徴らしい特徴は少なくなります。
学部別の時代の方が、学部ごとに問題に特徴があってそれを抽出して対策しやすかったのですが、こうした統一試験では特徴ができにくく、より標準的な対策をいかに徹底できるかが差を分けるポイントになります。下記画像は関関同立の日本史の一例です。雰囲気を確かめてみてください。
↓ 同志社大学 全学部 2021年度 大問3
↓ 立命館大学 全学部 2021年度 大問1
出来事や事件の因果関係、人間関係のwhyとso what?を徹底することが大事です。気になる所があったら用語集か日本史辞書をひいて、書いてあるところがあったら確認しましょう。Wikipediaまで行ってしまうと細かすぎるので、用語集や辞書の範囲でとどめておくことが大事です。
従来日本史が難しいと言われていた立命館大学も2021年度から統一試験が始まりました。2021年度は文化史や思想史、教育史など、政治や経済の中心となる範囲ではない出題という特徴がありました。しかし2022年度も同じような傾向になるとは限らないので、前述のように全範囲、理解と暗記のバランスをずらさずに進めていくことこそが近道です。
関西大学も2021年度より大きく全学部日程が導入されました。日本史に限れば全問題が用語を選ぶ選択肢問題となっているので、解きやすい試験になっています。ただ、こうした問題は高得点争いになりがちで、差がつく問題を丁寧に得点できるかが合格最低点を取るためのポイントになってくるので、解きやすいからと言って合格点が取りやすいとは限らないことは覚えておいてください。
普段から模試やセンター・共通テスト形式の問題を解いている場合には驚くような問題形式はありません。
出題分野も政治史、経済史、外交史、文化史どの分野も出題される可能性があるので、講義系の参考書、教科書、資料集などは弱点が無いように全範囲をもれなく勉強してください。逆に、もれなく勉強すれば想定外の出題はあまりないと考えていいでしょう。これらを徹底できれば70%は得点できます。
関関同立の日本史で合格点を取るために必要な勉強は?
ここまで関関同立の日本史の特徴やレベルをご紹介してきました。ここからは関関同立の日本史で合格点を取るために必要な勉強法や教材、手順についてご紹介していきます。
どんな教材を使っていくべきか、一部触れたところもありますがもう一度おさらいしていきましょう。
揃えるべき教材は実況中継シリーズ(もしくはナビゲーターでもOK)、教科書、Z会100題、資料集、用語集です。
まずは講義タイプである実況中継シリーズもしくはナビゲーターを1講につき30-40分かけて読み進めて通史を終わらせてください。赤文字や太文字は2-3回前後の文章とまとめて音読か黙読を挟むことができれば、より定着率が上がります。次の日に10-15分と時間を決めて前回読んだ範囲を見直して、赤文字や太文字の事項は再確認してください。
講義タイプの参考書を2-3周したら、問題集に移って知識の定着確認と復習をします。問題集は問題を解くことがメインの目的ではなく、その後にその分野の抜け漏れを無くすための復習が一番美味しいところです。
問題集を順番に分野ごとに解き、間違えた問題やその周辺知識を問題集の解説と、これまで使ってきた参考書と教科書に戻って理解や暗記が足りなかった事項の抜き出しをします。
この手順で抜き出した知識や理解、関係性をノートかルーズリーフにまとめ直しましょう。
このステップが上記でもご紹介したノートの作成になります。
関関同立レベルでは、ここまででご紹介してきた教材と方法を徹底できれば合格点を取れることができます。この他にも年号暗記や一問一答など有名な教材は数多くありますし、どれも良い点はありますが、特に好みがなければ今回ご紹介した方法を選べば大丈夫です。
イクスタコーチの日本史選択者も、初めは色々な教材を持っており、Youtubeやサイトなどで様々な勉強法や教材を試しますが、結局この勉強が一番良いということに気付いて勉強を変更していきます。
関関同立に合格するには、いつまでにどんな成績を取る必要がある?
関関同立で十分な合格点を取って合格するためには、共通テストやセンターレベルで85-90%を安定して取れるようになる必要があります。そうなると、私がこれまでさまざまな受験生を見てきた経験からすると、10月に80%程度、8月に75%程度は取っておきたいですね。このあたりが合格ラインに乗っている日本史の成績です。
日本史はセンターの過去問や共通テスト模試の点数が私大の点数とも相関があるので、もし自分の成績がどれくらいか分からなくなったらこれらのテストを受けてチェックしてください!
> 5人の現役大学生が協力して作成した、確実に成績が伸びる日本史の勉強法 完全網羅版 - イクスタ
頭で描いて、心でやり切る。/土井万智(どいまさと)/早稲田大学教育学部出身/イクスタ代表
日本史の勉強法を間違えないためのおすすめの動画
再生できない場合はこちらから!
Youtubeで再生する
金谷の「なぜ」と「流れ」がわかる本シリーズ(東進ブックス) | |
最重要の仕組みを図で整理 | |
おすすめ度 | 8.0/10 |
レベル | 共通テスト:〜60点 |
価格 | ¥1,320 |
購入 | Amazon |
日本史の木の幹を立てる。東進「金谷の日本史 なぜと流れがわかる本」を使って基礎を固める勉強法 - イクスタ |
日本史探究授業の実況中継シリーズ | |
ゼロから最難関レベルまで4冊で網羅 | |
おすすめ度 | 8.5/10 |
レベル | 共通テスト:〜90点 |
価格 | ¥1,540 |
購入 | Amazon |
【日本史】独学で通史を勉強し、早慶MARCH関関同立を目指すなら実況中継をやりこめ! - イクスタ |
ナビゲーター日本史シリーズ | |
ゼロから中堅レベルまで4冊で網羅 | |
おすすめ度 | 6.0/10 |
レベル | 共通テスト:〜75点 |
価格 | ¥1,100 |
購入 | Amazon |
詳説 日本史探求 | |
最もメジャーな教科書 共テの中心 | |
おすすめ度 | 7.5/10 |
レベル | 共通テスト:〜60点 |
価格 | ¥900 |
購入 | Amazon |
日本史の入試問題って「教科書」から出題されるんです - イクスタ |
詳説 日本史研究 | |
教科書の3倍の細かさ 東大一橋の記述対策 | |
おすすめ度 | 9.0/10 |
レベル | 共通テスト:50〜90点 |
価格 | ¥2,750 |
購入 | Amazon |
実力をつける 日本史100題 | |
全時代の入試問題形式 | |
おすすめ度 | 8.5/10 |
レベル | 共通テスト:50〜90点 |
価格 | ¥1,430 |
購入 | Amazon |
僕が独学から早稲田合格まで伸ばしたメイン、Z会日本史100題のおすすめの使い方 - イクスタ |
はじめる日本史 要点&演習 | |
最重要項目の知識と理解チェック | |
おすすめ度 | 6.0/10 |
レベル | 共通テスト:〜50点 |
価格 | ¥1,100 |
購入 | Amazon |
HISTORIA[ヒストリア] 日本史精選問題集 | |
全時代の入試問題形式 | |
おすすめ度 | 8.0/10 |
レベル | 共通テスト:50〜90点 |
価格 | ¥1,650 |
購入 | Amazon |
基礎問題精講 | |
基礎〜標準レベルの知識と文章題 | |
おすすめ度 | 6.0/10 |
レベル | 共通テスト:30〜70点 |
価格 | ¥1,210 |
購入 | Amazon |
日本史B 一問一答 完全版 | |
一問一答形式で全単語網羅 | |
おすすめ度 | 6.0/10 |
レベル | 共通テスト:〜90点 |
価格 | ¥1,078 |
購入 | Amazon |
【日本史】一問一答だけで共通テスト9割と早慶の合格点が取れてしまった邪道な勉強法 - イクスタ |
日本史 用語集 | |
すべての用語を文章で解説 | |
おすすめ度 | 10.0/10 |
レベル | 共通テスト:〜100点 |
価格 | ¥1,012 |
購入 | Amazon |
流れと枠組みを整理して理解する | |
最重要項目を深く理解する | |
おすすめ度 | 10.0/10 |
レベル | 共通テスト:〜60点 |
価格 | ¥1,430 |
購入 | Amazon |
「流れと枠組みを整理」日本史、こんな参考書が欲しかった!共テ〜最難関までおすすめ - イクスタ |
時代と流れで覚える日本史用語 | |
最重要単語をまとめてチェックする | |
おすすめ度 | 7.5/10 |
レベル | 共通テスト:〜60点 |
価格 | ¥1,320 |
購入 | Amazon |
詳説 日本史図録 | |
複雑な仕組みや構図を整理し直す | |
おすすめ度 | 9.5/10 |
レベル | 共通テスト:50〜80点 |
価格 | ¥990 |
購入 | Amazon |
日本史史料 一問一答 完全版 | |
難関私大に頻出の史料を対策する | |
おすすめ度 | 6.0/10 |
レベル | 共通テスト:40〜80点 |
価格 | ¥1,078/td> |
購入 | Amazon |
イクスタとは
イクスタとはYouflex株式会社の土井万智(どいまさと)がほぼ1人で運営する、はじめての大学受験を成功させるためのプラットフォームです。普通に予備校にいって普通に勉強するだけでは難関大学に合格できないという現実を、どう打破するか。第一志望に合格する15%に入るためには、どう違いを作るか。毎年、1年間一人一人の受験生に毎週の面談で密着すると、実際の事実と世間で理解されている情報の乖離がある。このビジョンをもとに、Webの記事、Youtube動画、書籍、オンラインコーチングという4つの柱で独学の受験生を支援します。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
> 論理的で抜け漏れのない受験計画の立て方が分かる イクスタコーチ