チャートシリーズ最後の砦で数学を極める、東大生が教える赤チャートの使い方

こんにちは。一橋大学の笠原です。
今回は数学の参考書、赤チャートについて特徴から難易度、使い方まで詳細に説明していきます。
赤チャートを実際に使った東京大学理Ⅱの現役大学生にインタビューした内容をお届けします!

◇目次◇

赤チャートの基本情報

赤チャート 数学IA

赤チャート 数学IIB

赤チャート 数学IIIC

出版社

数研出版

価格

1A 1,966円
2B 2,214円
3  1,966円    

難易度

★★★★☆

赤チャートとは??

チャート式参考書は受験生なら誰しも聞いたことがあるかと思います。

長きにわたり受験生に愛されている問題集で、シンプルな頻出問題を網羅しています。問題数が充実しており、このシリーズをやり通せば全分野一通りカバーできるという安心感が魅力です。

また、多くの問題が載っているため、日頃の授業やテストで疑問が生じた時に辞書代わりとして利用することも可能です。

赤チャートのレベル

march志望以上の受験生におすすめ!

チャート式は、レベルによって段階別に分かれており、内容の平易な順に白、黄、青、赤となっています。つまりこの赤チャートはシリーズ中最難関ということになります。

基礎固めから始めたい人には向いていません。ただ、それでも極端に難しいわけではありません。レベルとしては、早慶、難関国公立以上を志望する受験生に向いています。

また受験学年でなくとも、数学の得意な意欲ある高1、高2生であれば発展的な教材として使用できるのではないでしょうか。センター試験対策にも向いていますし、二次試験の足場固めにもうってつけです。

東大対策におすすめ!

赤チャートは東大のような難しい入試の対策にも十分対応できるだけの分量と難易度になっています。意外と東大の入試は問われていることは基本的なことなので、赤チャートでしっかりと対策をすれば合格点は取れます。

また東大の入試は幅広い範囲から出題されるので、そういう意味でも色んな問題が載っている赤チャートは東大の対策に向いているといえます!

東大数学対策に関して詳しく知りたい受験生は以下の記事を参考にしてみましょう。

センターで7割以上取れてから始めよう

難問・奇問の類はほとんどありませんが、難しいことは確かです。センター試験の数学IAIIBでいずれも7〜8割得点でき、かつ成績が安定している受験生におすすめです。

センターレベルの基礎力をつけたい受験生におすすめの参考書

まだ赤チャートは自分には難しいと思った受験生のために、まず基礎が固められるような参考書を紹介します。

白チャート

白チャート

教科書のように公式や定理の詳しい解説が載っている参考書。チャート式の中で一番簡単な参考書で数学を一から学ぶことができます。センター試験の問題が難しいと感じている受験生はまず白チャートで基礎を固めましょう!

白チャートに関してもっと詳しく特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読みましょう!

数学初心者におすすめ!一から数学を勉強するなら「白チャート」

赤チャートの特徴

続いて、赤チャートの詳しい特徴を述べていこうと思います。

色んな形式の問題が解ける!

チャート式の最大の特徴は、何と言ってもその網羅性問題数にあります。たくさんの問題が収録されているため、いろいろな形式・パターンの問題を一冊で学ぶことが可能です。また、問題数は3冊平均で250問近く載っており、数学演習の問題集としてはかなりの数の問題が載っています。

逆に、日頃の授業や試験で分からない箇所があったら、このチャート式を辞書がわりに利用することも可能です。

チャート式は1ページ完結型になっています。まず例題があり、その下に簡潔な解説があり、さらにその下に練習問題がある、という感じです。

解説は簡素でわかりやすい!

解説は簡潔ながらわかりやすく、解法のポイントが明快に示されています。また練習問題が付いているため、例題で学んだ解法をすぐに実践に移すことができます。

まずは読んで学び、すぐに実践に移します。受験生によってとても勉強しやすい構成になっています。練習問題に対しては別冊の解答解説がついており、この解説が大変丁寧でわかりやすいです。細かい式変形なども欠かさずに書いてあるため、誰でも理解出来るようになっています。

各章の最後には難しめの演習問題も!

また各章末には少し難しめの演習問題が付いており、その章で学んだ解法を理解できているか、適切な場所で使えているかをチェックすることができるので、実力測定に役立てることができます。

こちらも丁寧な解説がついており、たとえ解けなかったとしてもそれを読めばきっと収穫があることでしょう。

赤チャートの使い方や勉強法

チャート式は多くの人が使用していますが、使い方は人により様々です。ここでは私がオススメする使い方をご紹介します。まず問題の扱い方、次に具体的な解き方やノートの使い方を紹介します。

問題の扱い方1 日々の演習用として

チャート式はかなり多くの数の問題が収録されております。そのため毎日数題ずつ解く、いわば数学ドリルとして用いるのです。学校の進行に合わせて、いま授業で進行している内容と対応した問題を解けば、授業内容の理解が進むことでしょう。

あるいは逆に、先の内容を少しだけ読んで解いておくことでちょっとした予習ができ、効果的に授業を受けることができるかもしれません。予習は極端に難しくないチャート式だからこそできることです。

問題の扱い方2 試験前の演習として

試験前の問題演習にも役立てることができます。

定期試験のような、分野が定まっている試験であればその分野の問題を解けば良いですし、模試のように広範囲の場合は自分の苦手分野を選び出してそこだけ解くことで弱点の補強が可能になります。

一題一題はさほど重くないので、サクサクと試験対策を進められます。試験対策の場合は、まずページ下部の練習問題を解くと良いでしょう。

全部解いても構いませんし、苦手意識のある箇所のみでもOK。一通り練習問題を解き終わり、解法がある程度頭の中に入ったと思ったら、章末の演習問題に手をつけてみることをおすすめします。

演習問題は飛ばさずに全問解いてみると良いでしょう。問題数も多くないので、実際の試験・模試と同じ感覚で演習することができます。

具体的な解き方

まずは各ページの例題を見てみましょう。一旦解答解説は隠して、ぱっと見で解法を考えてみます。

「この問題はすぐに解法を思いつくから大丈夫!」と思ったら、例題は扱わずに練習問題を解いていましょう。「ぱっと見、解法の道筋が分からない」と思ったら、解答解説を読んでみます。

解説をノートに書き写そう!

解説の内容を直ちに理解でき、わざわざ書き留める必要を感じなかったら練習問題へ進みましょう。そうでなければ、ノートを用意してそこに解説を写してみるのです。

解説を写すのに抵抗がある人もいるかもしれませんが、理解が進んでいないうちは真似をしてみるのが一番です。手を動かして書き移すことで、理解が一層深まります。写し終わったらそれを一通り読んで、練習問題へ。

練習問題では、例題で学んだ解法をいかにして生かせるかを考えて問題を解きましょう。

ノートには解法の道筋を書こう!

ノートには数式のみを書くのではなく、どういう方針で答えを求めているのか、たとえば「余弦定理で辺BCの長さを求める」というふうに解法の道筋を自分の言葉で書くのが大切です。

解き終わったりまったく解けそうもなかったりしたら、解説を読んでマルつけをします。計算のミスは大きな問題ではありません。自分の予期せぬ解法だったら、やはりそれをノートに写して、後日もう一度解きましょう。

以上を繰り返し、その章の内容がバッチリだと感じたら章末の問題へ。演習問題は、いままでのノートや解説ページを見返さずに、完全ノーヒントで解くのが大切です。

試験本番と同じ状況で解けば、自分の実力を正しく把握できます。これも、分からないものがあったら解答を読み、写して、復習を忘れないようにしましょう。

いつから使い始めればいいの??

赤チャートは、「この時期に使うべきだ!」というのはなく、必要に応じていつでも使えます。また、日頃の学習〜MARCHレベルの入試であれば、この一冊でほとんど事足りるはずです。各大学の形式にあった演習をしたい場合は、その大学の過去問と併用すると良いでしょう。

赤チャートと一緒に使いたい参考書

最後に赤チャートと一緒に使えばより数学ができるようになるような参考書を紹介していきます。

文系数学の良問プラチカ

文系数学の良問プラチカ

文系におすすめしたい厳選された良問だけが集まる参考書。赤チャートよりも問題数が少ないですが、入試に頻出する良問だけを厳選しています。

プラチカを解きながら苦手な分野が見つかったら、赤チャートに移ってその分野の問題をいくつか解くというやり方をすればとても効率よく勉強を進めることができます。

文系数学の良問プラチカについて詳しく特徴や使い方を知りたい受験生は以下の記事を読んでみてください!

難関大を目指す文系の受験生におすすめの「文系数学の良問プラチカ」

 

以上、赤チャートのご紹介でした!数学の参考書を迷っている受験生のお役に立てたら幸いです!

 

*この記事は数学参考書特集の記事です*

数学特集では数学を勉強する上でおすすめしたい参考書をいくつか紹介しています。

数学参考書特集の詳細はこちら >

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