大学受験の日本史はいつから始めれば?スケジュールの立て方と勉強法!
◇目次◇
逆算:日本史の月別ロードマップ
国語や日本史のスケジュール例
「日本史っていつから始めればいいんですか?」そんな質問を持っている大学受験生は多いと思いはず。私もそのひとりだった。そこで、日本史で難関大学に合格するためのスケジュールの立て方を公開する。
私は今回紹介するスケジュールの立て方で、日本史は独学で早稲田と明治と青山学院の合格点が取れるところまで成績を伸ばすことができた。日本史の勉強を始めたのは決して早い時期ではなかったが、結果を出すことができた。ぜひ参考にしてほしい。
今年大学受験を控えている受験生で日本史選択の私大志望者にとって、理想の勉強スケジュールは以下のボードのようになる。
↑ 【過去問、問題集を使って個別対策を進める】
高3の9月 演習開始
↑ 【基礎が完成しないと演習を始めても効果が薄い】
高3の8月 センター8割(共通テストではなくセンター過去問)
↑ 【通史2,3周、テーマ史文化史も主要事項はマスター】
高3の6月 通史1周終了
↑ 【教科書や参考書などで日本史通史の勉強を進める】
X月 日本史の勉強を始める
日本史を勉強する上でまずゴールを明確に定める必要がある。そのゴールとは、志望校の日本史で合格点を取ることだ。そしてそのゴールはどこか? 日程からみてみよう。
▶️ 意外と見落としがちな「ゴールを設定することの重要性」
ゴールをどこに置くか、センター(共通テストではなくセンター過去問)であれば1月、私大なら2月中旬、国立なら2月下旬だ。ゴールまでに日本史を完成させる、つまり入試問題で合格点を取る実力をつける必要がある。
共通テスト過去問や共通テスト模試は得点するために必要なのは読解力なので、私大で合格点を取る日本史の知識が身についているかを確認することができない。実力を測るにはセンター試験の過去問をおすすめする。
大学受験で問われる日本史の範囲は広くて問題も難しい。きっちりと細かく計画を立てて目標の大学・学部に照準を向けた対策をしなければ、例え暗記が得意な人でも合格点を取ることができない。やみくもに取り組む前にまず、いつまでにどれくらい完成させる必要があるのかという「日本史の戦略」を立ててみよう。
▶️ 大学受験の勉強計画はすべて逆算から
ここからは逆算方式で、話を進める。どんなに遅くとも、高3の1月までに日本史を完成させる。そのためには演習をする必要がある。この演習というのはそれまでに覚えた知識を、実際に問題形式で解いてみて、どこができてどこができないかを確認する作業。演習をしながら抜け(できない・苦手な範囲)が見つかったらその都度その分野を補強していく作業をしていく。
他の教科との兼ね合いもあるけれどもこの演習にだいたい3、4ヶ月必要。となると9月には演習を始める必要がある。ということは8月、つまり夏休みの終わりには演習を始められる準備ができていないといけない。
▶️ 夏休み終わりに必ず模試を受験
演習を始める準備とは?それは具体的には、早慶上智、上位国公立を目指すならばセンター試験の過去問で80点、MARCH・地方国公立であれば70点を得点する力があることだ。
これが後ろから2番目の目標であり、現3年生にとっては志望校を最終的に絞ることになる夏休みの最大の課題である。ちなみに、現役生の社会の成績が一番伸びるのは夏休みだ。夏休みでいかに勉強をすすめることが出来るかがその後にも大きく影響する。
▶️ 通史1周は6月までに終える
センター試験の日本史で7、8割得点するためには何が必要か。それは日本史の通史を少なくとも2,3周し、経済史、文化史などテーマ史も1周はしている状態。教科書の黒太字は全て知っていて、空欄で問われてもほぼ答えられる実力があること。
どうやって通史の勉強をすればいいか?大学受験で日本史を使用する私大志望者にとってはいくつか選択肢がある。その選択肢の中でもメジャーなのは教科書を使った勉強法と読むタイプの参考書を使った勉強法だ。僕は私大それも難関私大志望者におすすめするのは読むタイプの参考書だ。国立志望者やそれほど日本史の細かい知識がいらないレベルの大学であれば教科書でも対応できるが、早慶上智やMarchなどは、細かい知識を問われるので教科書だけではわかりにくく、入試での点数は望めない。
そこで、もし早稲田やMarchの日本史で合格点を取りたくて、現在日本史の勉強法に迷っている、悩んでいる受験生のためにいくつかノウハウまとめたので興味があったら参考にしてほしい。
参考:【私大日本史】Marchには絶対に合格したい人が準備すべきおすすめの参考書 - イクスタ
参考:独学で早稲田の日本史の合格点を取りたいならこの参考書を繰り返せ! - イクスタ
以上の記事では、日本史通史の勉強するのにおすすめの参考書と、演習のためのおすすめの参考書を紹介してある。成績を伸ばしてほしい。
夏休みの終わりまでに通史を2,3周するということは、つまり通史の1周を6月末までに終わらせなければならない!これが君たちの直近の目標だ!!このようにゴールから逆算して日本史の計画を立てていく。遅くとも6月末までに通史の1周を終わらせないと日本史で早慶を狙うことは難しいと言える。
また、イクスタの現役大学生が協力して日本史の勉強法をあらゆる観点からノウハウ化した。日本史の成績をもっと伸ばさなければならない人はこちらの記事も参考になるはずだ。
参考:5人の現役大学生が協力して作成した、確実に成績が伸びる日本史の勉強法 完全網羅版 - イクスタ

イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。

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