現代文はセンスじゃない!共通テスト現代文で読み方、解き方のコツを知って合格点に近付く方法
Youflex株式会社でイクスタコーチ塾長の土井万智(どいまさと)が独学の大学受験生に向けてお送りいたします。共通テストならではのコツを必ず押さえて1点でも得点できるように本番に臨んでください!ここから少しでも得点できるようなノウハウをお伝えしてきますよ。
共通テスト試験の現代文。多くの受験生が苦手としている科目です。今日は共通テスト現代文で少しでも多くの点数を取るための方法をご説明していきます。
共通テスト現代文、もしくは共通テスト国語で目標点に届かず困っている受験生はこちらの記事も役に立つと思います。
共通テスト国語にあまり時間をかけられない受験生はとにかく過去問や模試を多く解いて共通テスト形式に慣れる必要があります。具体的な演習の方法をご説明します。
参考:共通テスト本番まで残り1ヵ月で50点以上アップした私の共通テスト国語短期攻略法 - イクスタ
共通テスト現代文の評論では「2択まで絞れるけど間違えてしまう」という受験生が多いはず。その2択でしっかりと正解を選ぶ方法を紹介しています。
参考:> 国公立受験者の鬼門!共通テスト試験現代文を攻略する2つのポイント - イクスタ
どんな実力者でも時間が足りないと言われる共通テスト国語、少しでも点数を上げるためには大問ごとの解く順番とかける時間をしっかり設定することが大事です。具体的な方法をご説明します。
参考:国公立泣かせの共通テスト国語、大問を解く順番を変えるだけで得点アップ? - イクスタ
◇目次◇
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1.1 共通テスト現代文の評論の基本
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1.2 共通テスト現代文の小説の基本
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2.1 問題は先に読め
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2.2 二項対立に気を付けろ
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3.1 なぜ復習が大事なのか?
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共通テスト現代文の基本を押さえよう | 評論問題は配点50点で、文章量は約2ページ半 | 小説問題では語彙力が重要 | 高校生は日々の読書で語彙力を高める | 感情移入を避け、客観的に読む |
現代文の読み方のコツを知ろう | 問題を先に読むことで出題者の意図を理解 | 二項対立に注意し、筆者の主張を正確に把握 | 文章にマークをつけて整理 | 設問に対する答えを本文から見つける |
現代文の復習を変えて、読み方をマスターしよう | 復習を徹底して自分のミスパターンを把握 | 筆者の言いたいことを正確に理解 | 間違えた理由を検証 | 参考書を使って復習を効率化 |
共通テスト現代文の基本を押さえよう
共通テスト現代文の評論の基本
ここでは、共通テスト試験で出題される評論と小説の現代文の基本事項について紹介します。まずは評論文に関して基本事項を押さえていきましょう。
共通テスト現代文の配点や難易度
共通テスト現代文の大問1はいわゆる評論問題です。一般的な事象について筆者が意見を述べるという形の文章です。文章量は見開き2ページ半程度で約20分~30分で問題を解くのが基本です。配点は50点です。
評論問題で侮れないのが最初の漢字問題です。この漢字問題は全5問の各2点と配点は低めです。しかし、大問1の一番最初の問題であり最初の流れをつくります。漢字では落ち着いて満点を取るように心がけましょう。
共通テスト試験の中でも一番難易度が高いと言われる国語の中でも評論文の読解はかなり難解です。
なんでそんなに難しいのか。それは選択肢にあまり違いがないため、多くの受験生が選択肢の絞り込みでミスを犯します。評論文では、筆者が本文で述べていることを正確に読み取ることと選択肢を冷静に絞り込むことが大事です。
本文で述べていないことは合ってそうな選択肢でも消すこと、2択まで絞れたら2つの選択肢をよく比較することでミスを少なくできると思います。
共通テスト現代文の小説の基本
共通テスト現代文の大問2~3は小説読解です。大学受験で小説問題が出るのは共通テストくらいなので共通テストに特化した問題形式とも言えます。
小説問題で気を付けたいのは最初の語彙表現の意味を答える問題。ここでは単純な語彙力が問われます。
国語が苦手な高校生の多くは日ごろから本を読んだり新聞を読んだりする習慣がなく、語彙力が弱いので文章をきっちり読めないという傾向があります。
高校1,2年生でこの記事を読んでいる受験生は、まずしっかり読書をして言葉の表現を覚えるようにしましょう。また日々読書をすることで語彙力がつくだけでなく難しい論理展開の文章にも慣れることができます。
小説読解でやってしまいがちなのは、感情移入です。私も受験生時代に実際にやってしまったミスです。
登場人物に必要以上に感情移入してしまい、作者が言いたいことを自分の言いたいことにしてしまうケースです。とくに共通テストの小説は回りくどい設問が多いので、感情移入しすぎて引っかからないようにしてください。
現代文の読み方のコツをしろう
問題は先に読め
さてここからは現代文の読み方についていくつかポイントを解説していきたいと思います。1つ目は「問題の先読み」です。これは多くの受験生がやっていることだとは思います。しかしなんで問題を先に読むのがいいのでしょうか。
それは最初に少し触れましたが、文章を先に読むと自分の主観がかかって文章を理解してしまう場合が往々にしてあります。これは非常に危険です。なぜなら大学受験の問題はあくまで筆者の言いたいこと、出題者の言いたいことを答える問題形式だからです。
問題、つまり設問には出題者の意図が隠れている場合があります。設問を先に読んで、まずこの文章で聞かれていることは何か、何を答えるのかをしっかり頭にいれてから本文に入りましょう。
出題意図を読めるだけでなく、解答するスピードも上がります。
現代文が難しいのはこの出題者の意図をくみ取るところです。多くの受験生が現代文で高得点を取れないのは、出題者の意図を理解できず主観的な回答をしがちだからです。大体選択肢を2択まで絞れるけど間違える現象は、最後は運ではなく実力なのです。たまたま外れているのではなく外れるべくして外れていると思ってください。
二項対立に気を付けろ
文章というのは基本的に2つの主張に分かれています。それが筆者の言いたいことと言いたくないこと、これを二項対立と言います。筆者は当然文章のなかで自分の言いたいことを中心に論理展開をします。
しかし、自分の言いたいことばかりを言っていても論理は成り立ちません。そのために筆者が言いたいことではないことを書いて、それを否定することで自分の論の正当性を主張しています。
つまり文章を読むうえで重要なのは、何が筆者の言いたいことで、何が言いたくないことなのかを理解しながら読解することです。
ここで役立つのが、文章にマークをつけておくことです。例えば筆者の言いたいことには直線を、言いたくないことは波線をひくといった感じです。こうすることで前に読んだ文章のどこが筆者の主張なのかを可視化することができます。
現代文の復習を変えて、読み方をマスターしよう
なぜ復習が大事なのか?
ここまで現代文の特徴と読み方のポイントに触れてきました。最後に現代文がより読めるようになる勉強法を紹介します。
それが復習です。現代文において最も重要なことが、復習にしっかり時間をかけるということです。なぜ復習が大事なのでしょうか。
現代文で高得点を取るために必要なことはシンプルにまとめるとたった1つです。それは「筆者の言いたいことを正確にくみ取ること」です。
現代文では基本的に文章の中にすべて答えが書いてあります。なぜ間違えるのか、その理由は「筆者の言いたいことを理解していないから」です。
そのため、復習で「なぜ間違えたのか」を徹底的に検証することが大切です。
これを徹底していると次第に自分の間違えるパターンややってしましがちなミスがわかるようになります。それと同時に文章読解のポイントがわかるようになります。そのため、復習は大事なのです。
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現代文の読解に強くなる参考書
ここからは現代文の読解力を高める参考書を3冊紹介します。今回は受験でも王道と呼ばれる3冊をチョイスしました。ぜひ参考にしてみてください。
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現代文に登場する難しい言葉や頻出のテーマについての解説本。普段あまり現代文のような固い文章になれていない人や語彙力に不安がある人は絶対にやるべき1冊です。言葉を知らないだけで文章がひどく難しく感じるのでぜひ一番最初にやってみてください。
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現代文の問題集といったらこれというくらい王道ですが、癖のある問題が少なくやりやすい1冊となっています。現代文の力に自信がなく参考書選びに迷っている人はぜひ手に取ってやってみてください。気に入ったら発展編や完成編もやってみてください!!
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『入試現代文へのアクセス』が少し簡単だなと感じる人は、私大中堅~難関レベルのこの問題集がいいと思います。解説もしっかりしているので復習もしやすいと思います。
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