英語リーディングの共通テストレベルで70点以下の受験生全員が勉強すべき最短ルートの勉強法
こんにちは、早稲田大学教育学部出身 > イクスタ代表・イクスタコーチ/土井万智(どいまさと)です!
今回は大学受験の「もっとも簡潔で本質的な」勉強法をご紹介をしていきます。まずは英語です。これから英語以外の科目についても記事をまとめますね。
「インターネットで大学受験の勉強法と検索するとたくさんの勉強法が出てきてどれも記事が長いし結局どうすればいいのか分からない... 」そんな悩みはありませんか?
「結局のところ、まず何からやればいいのか!」が分かる簡潔で本質的なノウハウをお伝えします。
・大学受験の英語は勉強を始めたばかり
・共通テストレベル模試の英語リーディングで70点以下
という受験生はまずこの記事に書いてあることを進めれば間違いません!という内容です。
できる限り文字数を減らして一番大事なところだけが分かるように工夫しました。
各科目の勉強法で細かいテクニックや背景はたくさんあるんですが木を見て森を見ずになってしまう受験生がたくさんいるので、今回は一番大事なところだけを強調するためにそれ以外のところはあえて外しています...!
簡潔で本質的なところだけをまとめたからこそ、この記事でお伝えしていることは絶対に守っていただきたいです。私自身4ヶ月でセンターレベルの点数を45点上げた方法でもありますし、10年の受験指導生活で身に付けた定番の方法でもあります。
大学受験英語の2段階のレベル
大学受験で難関大学に合格するための勉強法には2段階があります。今がどんな時期でどんな成績であっても、どんな志望校でもこの2つのステップを順番を守って進んでください...!
ステップ ① 一文読解の8割完成
と
ステップ② 一文読解の8割完成以降
の2つです。
①が完成すればざっくり偏差値50後半程度の大学では合格点を取ることが出来ます。それ以上のレベルの大学を受験する場合でもこのステップ①は必ず通らなければならない道なので、英語の勉強に迷っている場合には、この①一文読解の8割完成、を目指せば間違いないです。
長文読解や英作文、英文和訳など、実際の入試で出題される応用問題についても、この①一文読解の8割完成を終わらせてから進むのが正しい勉強法です。
受験勉強を始めたばかりの受験生だと「とにかく長文読解」という思考が頭にあって長文読解に勉強時間の多くの割いてしまう受験生がいますが、共通テストレベルのリーディングで70点以下であれば、このステップ①を完成させるために勉強時間の7割以上を使って欲しいです。
①一文読解の8割完成とは
①一文読解の8割完成とは、大学受験で出てくる英語の文章で、どんな文章でも8割の内容は分かっているという状態です。このステップは中堅大学以上を目指す全ての大学受験生がまず最初に到達すべきゴールです。
ここではあくまで8割で大丈夫で、完璧は目指さなくていいです。
長文読解は英語の一文の集まりであるため、読めない一文を無くすことがそのまま長文を読む基礎力となります。長文読解を解くための技術はありますが、まずはこの一文読解は全ての元となる本質的な英語力なんですよ。
英作文や和訳においても同様です。難関大学であればあるほど技術やテクニックではなく、明確に本質的な英語力が試されます。後述する点数が取れていない段階であれば、まず一文読解ができるようになるのはもっとも近道で効率的です。
では①一文読解の8割完成をさせるにはどうすればいいか。
それは英単語、英熟語、英文法の標準レベル参考書の8割を理解・定着させることです。
これができていれば一文読解の8割完成が達成できています。
一文読解の8割完成ができていれば、特に対策などをしていなくても共通テストレベルでは最低でも65点から70点は取れるレベルになっています。模試や過去問などを解いた際に確認してみてください。
英単語、英熟語、英文法の標準レベル参考書の8割を理解・定着できていない受験生は、まずこれらの教材を何度も繰り返して基礎と言われる分野を定着させるのが最初の課題になります。
一文読解の8割完成に必要な教材
英単語、英熟語、英文法の標準レベル、それぞれの適した参考書は数多くあるので学校で配られたものでもいいのですが、おすすめもご紹介しておきますね。これらを選んでおけば間違い無いです。
ここに挙げるものはどれも定番で外れることはないので、手にとってみて自分にとって気分が上がりそうなものを選んで大丈夫。
もし学校で配られたものが合っているか不安な場合には書店などでこれらの参考書を見てみて、自分の持っているものと見比べてみてください。
英単語 Duo3.0、速読英単語必修編、システム英単語、ターゲット1900。
英熟語 Duo3.0、速読英熟語、システム英熟語、ユメジュク
英文法 ネクストステージ、Vintage、UPGRADE、Scramble
リンク:
それぞれどれか1冊、この参考書のどのページをランダムに開いても8割以上理解、定着している状態が一文読解の8割完成の目安です。
もしこれらの教材が難しかったら
文法に限りもし上記の教材が難しくて内容の4割も分からないようであれば、その参考書を進める準備ができていないということになります。もっと簡単な教材から始める必要があります。解説スタイルになっている参考書やスタディサプリを2-3周してより基本的な知識の補強をして、改めてこの上記の教材に戻ってきてください。
一文読解の8割完成をどの科目よりも最優先に
大学受験の英語の勉強はまず何よりもまずこれらの教材から始めます。
国公立私立、文系理系関係なく、他の勉強よりもまず最優先でこの一文読解完成に取り組んでください。
最低でも自習時間の半分をこの一文読解完成に費やすことが、もっとも近道であることがほとんどです。
色々な人やメディアで勉強法を探したことがあると思いますが、迷ったらこの勉強法で絶対大丈夫です。
私の10年の経験やイクスタの難関大学生達と議論してきた勉強内容ですのでご安心ください。
ここから先の勉強法については、まず一文読解の8割完成が出来てから読むので遅くないです。
これ以外の技術やノウハウはまだ必要じゃないので、今はとにかく一文読解の8割完成を目指してください。
やらなきゃいけない科目や試してみたい勉強は様々あると思いますが、限られた時間の中で効率的に合格率を高めるために、この一文読解は優先度を最高にして取り組むべきですね!
定着の確認方法は、自分で教材の一部分を手で隠して答え合わせをするか、あとはクイズレットという単語カードアプリを使うのもいいですね!
市販の参考書であれば誰かしらが単語カードを作っているので、それらを使えばテストすることができます。
一文読解の8割完成でどの大学に合格できるのか
早慶やそれ以上の難関国公立大学に合格するレベルだと、一文読解の8割完成が受験学年の6月末までに到達していれば、合格が現実的になってきます。
Marchや上位国公立大学を目指すのであれば、遅くとも8月末までには一文読解の8割完成が目安になります。
センターレベル、共通テストレベルで75%程度で合格できる大学であれば、この段階に到達していれば合格点を取れる大学も出てきますね。
今回は「もっとも簡潔で本質的な」英語の勉強法の第一段階目、一文読解の8割完成についてご紹介してきました。
英語の全ての基礎力となるので、もし一文読解に不安がある場合には、最優先で取り組んでくださいね!
もしこれでも分からないことがあったら
今回の記事をお読みいただいてまだ分からないことがあれば、イクスタの相談投稿機能から相談を投稿していただければ直接お答えします。また土井が毎週のオンライン個別指導で志望校合格にむけて万全にサポートすることもできますので、詳しくはお問い合わせくださいね!
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
> 論理的で抜け漏れのない受験計画の立て方が分かる イクスタコーチ