駿台文庫、桐原とどう違う？新英頻の目的・解き方を早稲田の私が徹底的に伝授します
早稲田大学文化構想学部のみさみさです。
数年前のちょうど今頃。私は駿台で、大魔神と呼ばれる名物講師の授業を初めて受けました。
「英頻３周してから質問に来い！まだのやつは受験勉強始まってない！全然ダメなら基礎徹底シリーズ1周してから！1つでも知らないことがあるなら落ちると思え！！！」凄みのきいたその声に、教室の隅で縮み上がりました。
彼はとても知識があり、ベテランで、先輩達から「○○について行けば大丈夫」と言われている名物講師。
駿台だから駿台の教材勧めるのね、と内心思いましたが、購入。
そこから英頻と二人三脚の受験が始まりました。
英頻って何？
英頻とは英語頻出度問題集の略。桐原の分厚いものもあります。が、今日は駿台のものを紹介します。
駿台のものは、「新・英文法頻出問題演習」です。
Part1と2があり、前者が文法・後者がイディオムです。
桐原や他の演習と比べると①他にない細かい文法が載っている ②解説はお世辞にも丁寧と言えない ③問題形式が様々です。
早慶志望なら「ネクステ」ことNEXT STAGE（桐原）では足りないです。
が、駿台のものなら、国立でも早慶でも大丈夫です。
桐原はイディオムも一冊にまとまっているので、駿台の方が薄くて、余白もあり、とっかかりやすく感じました。②に関して。文法書ではなく、あくまで演習がメインなので文法書（ロイヤル英文法電子辞書内蔵や学校のもの）を併用していました。
右ページにある解説でわからないところを、自分で調べて書き込んでいきました。
こうすることで、解説が薄いというデメリットをカバーしつつ、より深い文法を網羅しているというメリットを存分に活用できます。
結果的に広範囲を深くできました。自分で調べて深めたものは力になりましたね。
解説が丁寧だと、マーカーをひいてやった気になって定着しなかったりするので、自分で深めて良かったと思います！
③選択問題、並び替え、空欄補充など様々な問題形式なので、力がないと解けず、本当にためになりました。
ただの暗記では解けず、考えて解くようにできています。
なんで英頻をやるの？目的とは
「なんとなく長文は読めるけど、文法苦手」「フクザツな長文だと主語が取れなかったり、読み違いが起きる」
なんて方、多いのではないでしょうか。
文法が入ってないと英語は伸びようがありません。文法の種類を把握すれば、無限に文法があるなんて思いませんし、あるものの中から問題も長文も構成されているとわかるはず。
英頻の目的は、「英文法の理解と反復による定着」これに尽きます！
大学入試、ひいてはその先の人生に欠かせませんね。
ここから、どうやって勉強すると効果的なのか、方法を伝授したいと思います。
効果的な英頻の使い方
最初の大魔神のセリフをもう一度。
「英頻３周してから質問に来い！まだのやつは受験勉強始まってない！一周目全部！二周目間違えたとこだけ！3周目全部！！全然ダメなら基礎徹底シリーズ1周してから！」
これに尽きるのですが。
まず、全部解きます。一気にできる量ではないので一日何章とか決めて。間違えたところは、前述の通り参考書を用いて。もくもくと進めます。
それが終わったら、全章の間違えたところのみ解きます。
そして三周目、もう一度全部。
以上のステップを繰り返します。ひたすら、解いて解いて、調べて、質問して、解いて。
英頻を解いて、なんのことやら・・・となって、友達と基礎徹底シリーズ（たしか高校受験用）を買い、帰りの電車から始め、気合で2日で終わらせました。
その後、上記のように、ひたすら解きました。
一学期の平日は一章が限界。鞄の取り出しやすいところに入れて、電車・バス、暇な時も活用していました。
夏休み、さあ学校が無くなって余裕ができたので、1日２章。part2を始めたのも夏休み（７月～）です。
やった章の頭に日付、間違えた問題の横に正文字を書いていたので、やりこんだ感はでてきました。
一冊にしぼったので、この本を完璧にして自分のものにしたかったんです。
解説には自分でつけたしもしていたので、細かい事項やポイントが一目瞭然。
雨に濡れ、水筒のお茶をこぼし、握りしめて走り、教材に圧迫され・・・
どんどんボロボロになりましたが、ノルマにしながら何周もし、インプットアウトプットし続けました。
まさかの偏差値70代...!
結果が出たのは、夏休み明けの駿台全国（残酷）模試。
英頻をちゃんと始めた５月頃と比べて、英語の偏差値が２０上がったんです！
５０以下から→７０台に！
校内順位で1位をとって、高校の担任の先生がびっくりしてくれました(笑)
文法問題の正答率upはもちろん、構文がちゃんとつかめるようになって長文の和訳で点が稼げるようになったのが大きかったです。
その時は、まだ伸びなきゃと思い喜んでいられる余裕もなかったですが、今思えば
「高3の夏までに英頻を固めたこと」が一番のポイントでした。
二学期1日１章、冬休みは2章. ノルマはやめずに解いて解いて解きまくりました。
受験当日も確認とお守りがてらもっていきましたね。
世の中には英頻以外にも英語の文法書はたくさんあります。私は英頻が一番だと思いますが他の参考書もいいものがあるので以下の記事を読んで参考にしてみてください！
最後に
1つに絞り、英頻を使ってよかったと胸を張って言えます。
今では恩師と心から言える「大魔神」の言葉を・・・
「受験で、自分が一生使う頭のレベル・効率的な使い方を学びなさい」
「できるようになるために、今できることをやる」
「本当に自分の行きたい大学に行く」
いかがだったでしょうか。第一志望合格の為に、今こそ英頻と・自分と向き合いませんか。
全力でやれば絶対に報われます。
頑張ってください！
この記事で紹介した記事
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