合格に必要な共通テスト模試の点数の目安
首都圏の難関国公立大学(千葉大学、埼玉大学、首都大学)の目安

国公立大学理系









国公立理系
一年間の受験勉強スケジュール



関東であれば横浜国立大学や首都大学東京、千葉大学など、関東以外の地域だといわゆる上位国公立大学に合格するためのスケジュールをまとめた受験カレンダーです。
高校2年生の1月から受験学年の入試直前まで、時期ごとに科目別のやるべきことやおすすめの勉強法や参考書を紹介しています。進路や計画の目安がない受験生はこのカレンダーを使って共通テスト模試での目標点と科目別のスケジュールをもとに自分の勉強計画を立てましょう!イクスタは独学の大学受験生のサポートする大学生ネットワークです。
このカレンダーは大手予備校の国公立理系コースのスタッフが共同で作成しました。

国公立大学理系



4ヶ月ごとの時期別にカレンダーと各科目の進め方を紹介しています。共通テスト模試目標点のグラフの点数が取れるようにペースを調整して勉強を進めることで合格が近づきます!





国公立理系
高校2年1月-高校3年4月



国公立大学理系



上位国公立大学理系4月まで

英語

国公立理系の受験生は、高3の4月までのこの時期に英語の基礎を徹底的に完成させる必要があります。4月以降、数学や理科などの理系科目に時間をたくさん使う必要があるからです。

「英語の基礎」とはなんのことなのか、よく分かっていない受験生もいるかと思います。英語の基礎という概念を理解することは、今後の受験スケジュールを管理する上において非常に重要になってきます。曖昧な部分がある受験生はぜひ以下の記事をよく読んで英語の基礎とはなんなのかを理解してください。それだけで他の受験生と差をつけることができます。

◯ 英語の基礎ってどこまで?共通テストレベルで測定する今の実力と成績別の勉強法

英語の勉強を本格的に進めるために、英語への取り組み方や指針は以下の記事を読んでください。

◯ 東京外大生が伝授する「受験で武器になる英語力」をつけるための王道勉強法

◯ 英語リーディングの共通テストレベルで70点以下の受験生全員が勉強すべき最短ルート

この時期は英単語と英熟語の暗記に一番時間をかけましょう。単語と熟語、文法はどうやって勉強すれば良いかはこれら記事を参考にしてください。


◯ 英語単語帳にも2段階ある!?成績を伸ばす英語単語帳の選び方

◯ ナメてる受験生多すぎ?初心者ほど見落とす英熟語の重要性と勉強法

◯ 共通テスト熟語はこれで完璧!英熟語ターゲット1000の特徴や使い方を解説

単語熟語に加え、英文法・英文解釈も同時並行で進める必要があります。単語から英文法までで、英文の一文レベルに含まれる単語・熟語・文法が完全に身についていることが基礎の完成です。ここで紹介している標準レベルの教材を9割定着されることができていれば基礎の完成で、共通テストのリーディングで65-70点は取れるようになっているはずです。


◯【英語文法】この参考書一冊~ヴィンデージ Vintage~で文法を仕上げよう!

◯ ネクステを何周も繰り返して難関大にも合格できる英文法力をつける方法


今回はVintageとネクステをご紹介していますが、UPGRADEやスクランブル英文法などでも英文法の基礎を定着させることができます。文法を勉強する際には理解と暗記に気をつけ、基本例文を最低3回音読し続けましょう。文法はまず文型・準動詞(不定詞・動名詞・分詞)・接続詞・関係詞から勉強を始めてください。



リスニングの勉強もこの時期から十分な時間を取って勉強する必要があります。英単語・英熟語・英文法で使っている教材の例文を発音アクセントを気にしながらそれぞれ3-10回ほど音読して、例文の構造を理解して頭に覚えこむイメージで繰り返していきます。音声がない場合には必ず音声を手に入れて、毎日最低10分はリスニングと音読を繰り返してください。


英文法までが終わったら英文解釈、構文、一文読解、精読と言われる一文の理解を進めて行きます。具体的には5月以降のところでご紹介しています。



模試について

国公立志望の受験生は共通テスト模試を2ヶ月に一度は受験してください。英語に限らず他の科目でも共通テスト模試は実力を測るための良い判断材料になります。英語であれば、単語熟語と文法の基礎が固まっていれば共通テスト模試は65%くらいまで取ることができます。各科目とも、4月の共通テスト模試で上の表の志望校の目標点を取ることを目標にしてください。

この時期は勉強時間の半分以上を英語にかけ、基礎を徹底する必要があります。なぜならこの時期の基礎分野の完成度が、夏場の勉強と成績に大きく影響し、夏休みには長文読解演習に取り組めるようになるための準備をする必要があるのです。


数学IAIIB

この時期は学校の進路との兼ね合いもあるのでIAIIBの徹底に時間を使いましょう。数IIIに入ることのできる人は概念理解を進め、5月以降の記事に進んで先取りしましょう。教科書、もしくは概念理解が分かりやすい参考書を使って共通テスト模試の数学が60点以上取れるほどのレベルに持っていけたら良いペースです。
学校などで数学IIIを同時並行で進めていくと思いますが、全く出来ない人もいると思います。その場合、多くの人が数学IAIIBの基礎ができていないので、この時期の勉強を大切にする意識を持ちましょう(テストで点数を取ることが大切なのではなく、数学的な思考力を養う必要があります)。
こまめに模試や共通テストの過去問を解いて、60点を超えることができるようになったらこの時期から数IIIに入ってもいいと思います。主な勉強方法としては、下のリンクにある緑チャートなどの自分にあった基礎の概念理解の本を使ってみてください。

数学はまず解法パターンの暗記と計算力を鍛えていきます。何を求めるためにどんなアプローチ、計算を行うのかを意識しながら勉強を進めてください。

数学の取り組み方やレベル別のおすすめ参考書をご紹介します。

◯ 数学が伸びる気がしなくてヤバい受験生へ贈る、初心者が着実に伸ばす勉強法と参考書

◯ シンプルにして本質...!数学科がガチでおすすめする数学の勉強法と参考書

◯【共通テスト数学】私が大の苦手だった数学を合格点まで導いてくれた緑チャート

◯ 数学を独学で一から始めるなら!基礎から頑張る人のための白チャート

◯ 共通テストから国立二次標準レベルの数学で勝負するなら!黄チャートの特徴や使い方


国語

国公立理系の受験生にとって、この時期はまだ国語に手をつけるタイミングではありません。学校の現代文・古文・漢文の授業をしっかり受けて、夏休みと12月の共通テスト対策の負荷を今のうちに減らしておきたいところです。漢字・古文単語・古文文法・漢文句法は授業の中で最大限覚える努力をすると、共通テスト直前期に数学や理科の対策に時間を当てることができます。


理科

化学
この時期は英数の主要科目に時間を割いてください。特に数学は基礎を身につけるのに時間がかかるので優先しましょう。化学を始め、理科については5月初め頃から始めれば十分です。早くから始めないと不安になるかもしれませんんが、一つずつ確実にこなしていくことが大切です。
英語と数学で上記グラフの目標点を取れている受験生は先取りして5月~8月でご紹介している勉強を進めてください。

物理化学と同様に、この時期に手をつけることができればそれに越したことはありませんが、まずは数学や英語など、配点が大きく実力が上がりにくい科目から取り組みましょう。本格的に物理の勉強をするのは、4、5月からで構いません。
英語と数学で上記グラフの目標点を取れている受験生は先取りして5月~8月でご紹介している勉強を進めてください。

生物3年生になるし、生物を始めなければ!!と心配になる方も多いと思いますが、理系ならばまずは2年生までの英語・数学を復習して完璧にしておくべきです。ここで英語と数学を完璧にしないと後で必ず失敗します。
英語と数学で上記グラフの目標点を取れている受験生は先取りして5月~8月でご紹介している勉強を進めてください。


社会

国語同様、国公立理系の受験生にとって、まだ手をつける時期ではありません。学校の授業が共通テストで使う科目と対応していれば、授業の中で基礎事項はすべて覚えてしまえば、共通テスト直前期がずっと楽になります。





国公立理系
高校3年5月-高校3年8月



国公立大学理系



上位国公立大学理系志望8月まで

英語

英単語や英熟語や英文法は、夏休み前までにマスターしておく必要があります。上位国公立大学に合格するためには、英語の基礎に関しては夏休み前に必ず終わらせましょう。具体的には、英単語・熟語・文法のそれぞれで使っている参考書の9割は初見の問題として出てきたとしても答えられるような状態にしておくことです。文法は句と節、名詞、形容詞、副詞のカタマリを見分けることができることが重要です。

英文法までの基礎を徹底することに加えて、一文読解の完成と簡単なレベルの長文読解を始めます。標準レベルの文法書が2周するあたりで英文解釈、構文、一文読解、精読と言われる一文の理解の勉強を始めます。詳しくは下記の教材を参考にしてください。長文は焦る必要はありません。英文法までと一文の理解が十分にできたと感じてから取り組んだ方が効率がいいです。

英文法

◯ 難関大を狙う受験生が英語文法を仕上げる【英頻】の使いかた

◯ 駿台文庫、桐原とどう違う?新英頻の目的・解き方を徹底的に伝授します

一文読解

◯ 長文読解に入るのが不安ならまず入門英文解釈の技術70で短文をマスターせよ

◯ 英文解釈の技術シリーズで早稲田レベルの英語長文を攻略する方法!実際のノートで解説!

◯ 難関大を目指すなら避けられぬ道!【英文解釈教室】で一文読解を極める

長文読解

◯ 長文読解を始めるならやっておきたい英語長文300で良質な英文に慣れよう!

◯ 【レベル別】英語長文読解を制するための受験生におすすめの問題集と参考書

8月の終わりか9月初めの共通テスト模試で最低でも70%、合格ラインとして85%取れていること、これが上位国公立大学に合格するための目標点の目安になります。夏休みに共通テスト対策を繰り返して自分の実力を測ります。過去問を解きながら自分の得意・苦手分野を明らかにして対策を立てます。

9月からは志望校にあった記述対策に時間をかける必要が出てきます。早いうちに自分の志望校の過去問の問題を見ておきましょう。どういう問題が出るのかを知っておくことで、勉強計画を立てる際に参考になります。

また9月以降過去問を解く際に、単語や熟語、文法などの基礎分野でつまづくことがないようにするためにも、夏前までの基礎事項完成がとても重要になってきます。文法は根本理解が問われるので、理屈の理解から演習という流れを忘れずに繰り返してください。


数学

数学IAIIB

4月から引き続きで教科書や参考書を使って基礎を固めます。共通テスト模試の目標点を取れるようなペースで勉強を進めましょう。また、数学IIIと並行して勉強を進める必要があるので、時間配分を徹底していくことが重要です。前のステージでご紹介したように、解法のパターン理解と計算力のブラッシュアップを意識しながら勉強を進めてください。

参考書や問題集で問題を一題解き終わるたびに①数学的なアプローチが正しいか、②それを実現する計算力があるか、③問題を正しく読むことができているか、の3点を確認しつつ勉強を進めましょう。ページ数を処理するように勉強を進めるのではなく、毎ページでどんな知識や技術を学んでいるのかを言葉で整理しながら勉強を進めていくことが結局のところ成績アップの近道です。

共通テスト過去問や実戦問題集、センター過去問をたくさん解いて、共通テスト特有の誘導問題に慣れた方がいいでしょう。

◯ 【数学】独学の大学受験におすすめの数学の分野・レベル別参考書、問題集を一挙紹介!

◯ 共通テスト数学と2次私大数学の違いと勉強法

◯ 数学の解法を身に付けるためにはとにかく反復!計算力をつけるための「合格る計算 数学Ⅲ」

◯ 数学と物理の難問3タイプと攻略するための5つの手順


数学III

|理系の入試は、何と言っても数学IIIです。極限や微積は頭ではイメージしづらく、とっつきにくいことで悩む受験生がたくさんいます。しかし、根気よく思考し続けることで理解できるようになるので心配せずに取り組みましょう。特に数学IIIは概念理解を徹底しましょう。


頭で考えて、理解しないと一向に進むことはできないし、入試問題を解くことはできません。めげずに、地道に戦いましょう。教科書やマセマの初めからシリーズ、最近出版された入門問題精講など基礎の教材を根本から理解できることを目標に勉強を進めましょう。

◯ 理系の受験生へ- 難問を少しずつ攻略していく手順を教えます


国語

国公立理系の受験生にとって国語は共通テストで使う科目です。そのため、共通テスト対策だけに集中すれば問題ありません。共通テスト対策は夏休みにまとめてやってしまうことがおすすめです。具体的には、現代文の漢字、古文単語300-500、古文文法(重要助動詞30程度)、漢文句法(60程度)をインプットして共通テスト国語を攻略します。
古文と漢文は基礎事項を暗記できれば共通テストで8割は取れる科目です。
ただ、現代文は伸びない人にとっては伸びない科目なので、苦手意識がある場合には難しい文体の文章に慣れ、キーワードを覚え、問題文へのアプローチを身につける必要があります。評論文の過去問や模試などをゆっくり読んで理解する時間を取りましょう。現代文には様々な読み方やテクニックはありますが、それを支えるのは読んできた文章量です。二次試験に国語がある場合(東大、京大、名大理・医など)は、筆記の対策を夏休みに始めましょう。


◯ 現代文はセンスじゃない!共通テスト現代文で読み方、解き方のコツを知って合格点に近付く方法

◯ この3ステップで得点アップ!!現代文の復習法を変えろ!

◯ 国語舐めたらあかんで!?やっていますか?勝負を分ける国語の勉強法

◯ 夏からで間に合わせる!理系と焦ってる文系におすすめする古文勉強法と参考書

◯ 漢文の初心者がすすめても大丈夫!共通テストで9割取る参考書


理科

化学

5月からは英語、数学と並行して本格的に化学の勉強を始めていきましょう。まず、知識を定着させることが必要です。演習に向けて基礎事項のインプットを行います。まずは理論化学から始め、酸・塩基反応、酸化還元反応の仕組みや物質量の計算は特に重要な分野です。それぞれの定義や原理、代表的な物質を自分なりに整理しながら進めてください。

◯ 化学は暗記じゃない!理論・無機・有機それぞれの勉強法

◯ 【化学】暗記じゃない!入試レベルに対応するための化学の勉強法4ポイント

◯ 化学の暗記分野をすぐに定着させるために東工大生がおすすめする3原則

独学で化学を勉強していくにあたって、教科書代わりに使ってほしい本は大学受験Doシリーズの「鎌田の理論化学の講義」「福間の無機化学の講義」「鎌田の有機化学の講義」の3冊です。この3冊がしっかり理解できれば(暗記ではない!!)、難関大の化学に十分対応できる力はつくはずです。

◯ これから化学をはじめる受験生へ「鎌田の理論化学の講義」の特徴から使い方まで紹介!

◯ 【無機化学】これから大学受験を始める受験生へ!無機化学分野のおすすめ勉強法と参考書

◯ 独学で基礎から化学を勉強するための参考書「鎌田の有機化学の講義」の特徴や使い方

◯ 有機化学は暗記じゃない!化学を安定した得点源にするための勉強法

問題演習をしながらの方が頭に残って定着しやすいという人は、上の3冊と並行して「化学の新標準演習」も進めてください。意識してほしいのは、解けることではなくて解説を読んで理解を深めること!8月末までに一通りインプットは終わらせましょう。Doシリーズの3冊が難しいと感じる人は「岡野の化学が初歩からしっかり身につく」シリーズや「橋爪のゼロから劇的!にわかる」シリーズを使ってみてください。

今回の受験カレンダーでは上位国公立大学レベルの化学の進め方について紹介していますが、化学を受験で使うあらゆる受験生が参考にできる参考書と勉強法を以下の記事でまとめています。ぜひ目を通してください。

◯ 【化学】国公立・早慶以上の難関大を目指す化学のレベル別おすすめ参考書と分野別勉強法


物理

物理は独学が難しいので、学校で授業を受けている人は授業で習ったところを自分で固めていくという方針がいいでしょう。おすすめの参考書は「物理のエッセンス」ですが、学校で授業をとっていないなどゼロから始める人は、より簡単な入門書から始めてイメージをつかみましょう。

◯ 物理をこれから始める受験生におすすめしたい定番の参考書2選!共通テスト基礎レベルもバッチリ!

進度の目安としては、夏休みが終わるまでにすべての分野に通ずる力学を完璧にし、熱・波動・電磁気の序盤の基礎を固められればいいと思います。物理の勉強法をこれから確立したいという受験生はこれらの記事を参考にしてください!

◯ 物理の成績を着実に伸ばすおすすめ参考書と3つの勉強法を現役東大生が解説!

◯ [物理]ゼロから難関国公立に合格できる物理の勉強法を現役東工大生が伝授します


物理の参考書はレベルやスタイルによって様々なものがありますが、それぞれの特徴をイクスタのスタッフがご紹介しています。

◯ 物理のエッセンスを使って基礎から独学でも物理の実力をつける方法

◯ 物理なのに解説がわかりやすい!物理教室は独学の受験生こそ使うべき問題集

◯ 共通テスト物理が7割突破したら良問の風で国立二次への演習を積み始めろ!

生物

いよいよ受験の天王山の夏休み直前ですね!生物は6月くらいから始めていきましょう。生物は概念や大枠をつかんでいくことが重要になりますので、まずは教科書か「大学入学共通テスト 生物が面白いほどとれる本 (共通テストの点数が面白ほどとれる本)」を使って一通り目を通してみましょう!まずは、生物にはどのような分野があり、どのようなことを勉強していくのかを知るだけで先の勉強がだいぶしやすくなります。8月終わりまでに、最低限、授業で触れた分野の基礎は完成させておきましょう!生物基礎の「生物の特徴」、「遺伝子とそのはたらき」は特に重要です。

◯ 【これから生物を始める受験生へ】生物を得意科目にするための勉強法!

こちらで基礎から入試レベルまでの生物の勉強法と参考書のノウハウをたっぷり説明しています。

◯ 【生物】国公立と難関私大に合格するために必要な生物の勉強法とおすすめ参考書

◯ 生物の成績をしっかり伸ばしたければ生物基礎問題精講で万全な演習を繰り返せ!



社会

国語と同様、社会は夏休みに入ってから共通テスト対策を始めれば良いです。社会は暗記が多いので、1日の勉強の中でスキマ時間には社会を暗記する癖をつけましょう。
たくさん時間をとって暗記するのではなく、こまめに反復する習慣をつけたほうが脳科学的にも定着が良いです。夏休みに共通テスト対策を強化します。志望している大学で何点必要か逆算して、取れる点数を目標に積み重ねていきましょう。夏休み終わりの共通テスト模試で目標点が取れるくらいには基礎を固めておきたいところです。下記で科目別のおすすめ教材や勉強法を紹介します。選択科目に合わせて参考にしてください。

◯ 共通テストで打勝て!倫理政経を救う大人気の参考書はコレだ!

◯ 【現代社会】いよいよ共通テスト直前!おすすめ参考書・問題集7選+オススメサイト4選

◯ 【政治経済】共通テスト政経で90点を取る勉強法。参考書から時事問題のテクニック徹底解説!

◯ 【倫理入門】もし早大生社会学専攻が、センター倫理の勉強を教えたら

◯ 【共通テスト倫理】12月からでも独学で安定した点数を取るためのテクニック

◯ 現役国立医学部生直伝!共通テスト地理を1か月で20点伸ばす勉強法と参考書!

◯ 【共通テスト】共通テスト地理攻略法!!この3冊の参考書で8割越えを目指す!!

◯ 共通テスト地理を独学で勉強する受験生へ!地理Bの点数が面白いほどとれる本の特徴や使い方




国公立理系
高校3年9月-高校3年12月



国公立大学理系



上位国公立大学理系文系志望 12月まで


英語

共通テストレベルが終わったら次は難関レベル!難しいレベルの長文をたくさん読むことで難しい単語を推測する力を養いましょう。これまでの基礎知識や一文読解の抜け漏れチェックを忘れずに、共通テストレベルよりも難しい問題集で長文対策をする必要があります。また、和訳や英訳、英作文の対策もこの時期に始める必要があります。

◯ 長文読解を始めるなら基礎英語長文問題精講で最高の長文デビューを保証します

◯ 西きょうじによる無慈悲な英文解釈を体験したい人へ。ポレポレ英文読解の使い方

◯ 英語の長文がおもしろいほどよくわかる!4つのテクニックを使いこなした勉強法

◯ MARCH志望者必見!やっておきたい長文500で英語の基礎完成!

◯ ちょいムズ英語長文の定番!やっておきたい英語長文700のレベルや解く時期を解説!

◯ 共通テスト英語対策特集!共通テスト英語を対策する上で読んでおきたい記事を紹介します

◯ 直前期から共通テスト英語のリスニングで高得点を取るためのコツと勉強法

難しい長文の対策としては自分の志望校よりも下のレベルの大学の過去問は良い練習問題になります。10月末をメドに難しい長文対策や、和訳英訳などの練習をしましょう。遅くとも11月からはいよいよ過去問演習を始める必要があります。第一志望の過去問に取り掛かり、出題傾向や難易度に慣れてください。重要なのは、過去問を解くだけではなく、過去問を解いた後に採点をして足りないところを分析し、足りないところの対策をしっかりすることです。

過去問演習の進め方

早くとも9月、遅くとも11月には志望校の過去問を解き始めます。これまでの勉強は過去問演習を効果的に進めるためにやってきたといっても過言ではありません。過去問を解いて志望校の傾向や自分の弱点を発見し、これまで使ってきた教材も戻って理解や知識の補強を行います。過去問の得点率が70%以上であればもっと難しい大学の過去問を、得点率が35%以下であればもっと簡単な大学の過去問を進めるようにしてください。以下では全科目に共通する過去問の扱い方をまとめています。

◯早稲田生が語る-大学受験過去問の青本と赤本どっちがいい?

◯ 大学の過去問の「解き方」知っていますか?

◯ 過去問演習を進める上で知っておくべき過去問の意義3ヵ条

◯ 受験生時代の勉強手帳大公開!秋以降の過去問演習の計画の立て方

◯ 12月からで良い?共通テスト対策と二次対策の正しい切り替え時期



数学

数学IAIIB

夏休みに共通テストレベルを終わらせて、次は難関レベルに入ります。遅くとも11月頃から第一志望の過去問を解き始めることができるように、問題演習を進めましょう。
第一志望の過去問を解いて、学部の出題傾向を分析しつつ、自分の苦手分野を発見して参考書に戻って復習をしながら合格できる実力をつけます。目標点に届いていない場合には、解法のパターン、計算力、発想の着眼点、どれが足りていないのかを明確に意識しながら勉強方針を立ててください。
12月に入ったら共通テスト対策を始めます。共通テスト特有の問題に慣れることを意識しながら、公式の復習をして、志望校の目標点に近づくことを意識しましょう。

◯ 【共通テスト数学】1か月で9割以上をとるための勉強法と問題の解き方- 一橋生が伝授☆

◯ 共通テスト数学を攻略するための3つのポイント

◯ 共通テスト数学過去問のおすすめ問題集や使い方をマスターして本番で1点でも多く!


数学III

基礎は9月中には終えられるくらいのペースで進めましょう。基礎が終わったら応用問題レベルの対策を始めます。数学1対1対応や青チャートを、レベルを調整しながら進めることがおすすめです。遅くとも11月からは数学ⅠAⅡBと同様の方法で過去問演習を進め、入試問題に対応できる力をつけます。


国語

12月から、共通テスト対策として漢字や古文・漢文の暗記事項の復習をしていきましょう。余力があるならば、古典分野だけでも週に1回分くらい解いておくと出題形式に慣れることができます。共通テスト演習をするだけでも主要な単語や文法、漢文句法などは繰り返し出てくるので身に付いてきます。最終的に共通テストでは現古漢合わせて最低120点を目標にしたいところです。現代文は50-60点、古文漢文で70-80点あたりが現実的な目標になります。140点取れるようであれば、かなり有利に受験戦略を進めることができます。

◯ 国公立泣かせの共通テスト国語、大問を解く順番を変えるだけで得点アップ?

◯ 国公立受験者の鬼門!共通テスト現代文の残り2択を攻略する2つのコツ

◯ 本番まで残りわずかで50点以上アップさせる共通テスト国語短期攻略法

◯ 苦手な古文は3つの意識で攻略!!共通テスト満点を狙うテクニック

漢文は夏休みに句法を暗記していますが、まだ覚えきっていなかったり定着に不安があればもう一度参考書に戻ってみてください。過去問演習を始めるまでには、60ほどの句法を覚えきっておいてください。また国語は共通テストの点数が安定しない科目です。特に現代文は安定して得点できる受験生は少ないです。現代文に比べて古文漢文は知識を覚えれば安定した得点を期待できるので、7-8割を狙います。

◯ 現役一橋大学生が教える、共通テスト古文で8割を越えるための心強い攻略法

◯ 残り1ヶ月!共通テスト漢文で満点を取るための勉強法とおすすめ参考書


理科

化学

ここからはアウトプット(演習)型に移っていきましょう。これまでは知識を入れ、理解を深めることが中心でしたが、これからはその知識を自分で使えるようにする訓練です。11月末ごろまで使う問題集はこれまでの新標準演習や重要問題集などでかまいません。ここでも注意すべきは暗記した!というより理解して解けたという感覚をもつことです。

これらの問題集をある程度解けるようになったら、志望順位の低い大学から過去問を解いてみましょう。遅くとも12月になったら第一志望校の過去問を1,2年分やってみて今の自分の実力を再確認して、足りない部分を補っていきましょう。有機化学の構造決定については数多く解いて慣れるというのも大事になってきます。

◯ 上位中堅大の化学で合格点を取りたいあなたへ。理系標準問題集化学の使い方

◯ 難関大化学の登竜門、化学重要問題集の効果的な使い方と成績を伸ばす扱い方

◯ 化学の暗記ならこれ!化学一問一答について特徴や使い方を教えます

共通テスト対策はこちらから。

◯ 【共通テスト化学基礎】直前からでも独学でケロリと高得点を取るためのコツと攻略法

◯ 共通テスト化学で絶対に8割を超えたい受験生が知っておくべき得点のコツ


上位国公立大学を目指すのであれば必ずしもすべて終わらせる必要はありませんが、ぜひ辞書的な使い方で持っておいて欲しい参考書があります。化学の新研究に関してはこちらをご参考に!

◯ 受験化学界の聖典「化学の新研究」を使って難関大の化学で合格点を取る方法

最難関の問題集もご紹介しておきます。

◯ 東大・京大・東工大などに対応!化学の最難関問題集「化学の新演習」の使い方

このページの受験カレンダーは最難関レベルを対象としてはいないですが、東工大の化学についてもご紹介します。

◯ 現役東工大生に聞いた!東工大の化学を対策する上で知っておきたい勉強法や参考書

物理

引き続き新しい分野を習うたびにそこを固めていきましょう。それと同時並行で、夏休みまでに基礎を固めた熱や波動分野をより完璧にしていってください。
12月中旬までにすべての分野で共通テスト最低7割くらい取れるレベルを目標にしてください。使う問題集は、東大東工大など難関国公立大学をめざすならば「名問の森」や「重要問題集」、上位国公立大学を目指すならば5-8月でご紹介した「良問の風」など自分に合った問題集を選びましょう!

◯ 【物理・重要問題集】問題数・レベル・使い方…徹底解説します!

◯ インプットが終わったら始める物理の定番問題集「名問の森」の特徴と使い方

目安として12月中旬までは二次試験や私大の勉強を続け、12月中旬から共通テスト本番までの1ヶ月は共通テスト対策に特化してください。過去問や模試演習で弱点発見→参考書で補強を繰り返します。また共通テスト独特の問われ方に慣れることでも得点アップを期待することができます。

少しレベルは上がりますが、東大や東工大の物理対策はこちらの記事を参考にしてください。

◯ 【東大物理】現役東大生解説!合格のための参考書や勉強法・過去問の使い方

◯ 現役東工大生に聞いた!東工大の物理を対策する上で知っておきたい勉強法や参考書


生物

いよいよ受験も近付いてきていますね!まずは共通テストの過去問か実戦問題集、センターの過去問を数年分解いてみましょう!出題のされ方、時間はどのくらいなのかを知っておくことが大切です。

◯ いつから対策を始める?共通テスト生物の概要と高得点を取るための攻略法

◯ 【共通テスト生物】今から試験本番までにやっておくべき3つの勉強

◯ センター生物で8割5分取るためにはどんな参考書を使えばいいですか?(受験生からの相談)

◯ 【共通テスト生物・生物基礎】直前からでも独学で着実に高得点を取るコツと対策法すべて

こちらを使っていきましょう!国公立を目指すのであれば10月くらいから応用的な問題集も使っていきましょう!標準問題精講もおすすめです。

◯ 厳選された良問で難関大対策!生物選択者なら「生物重要問題集」で演習を繰り返そう


社会

国語と同様に、1月から共通テスト範囲の復習を始めます。共通テストでは75点を目標にしたいですが、もし対策に不安があるようなら対策を始める時期を12月中旬くらいまで早めましょう。この時期に行う社会の対策は8月に使った参考書や共通テスト過去問の復習となります。5~8月でご紹介した記事を同様に参考にして勉強を進めてください。





国公立理系
高校3年1月-入試本番


国公立大学理系



上位国公立大学理系志望8月まで


1月以降はどの科目も過去問演習→復習の繰り返しです。過去問で解けなかった範囲を、これまでに使ってきた参考書やノートに戻り復習し、過去問で志望校の合格点を取れるように対策をします。1月の第3週目に共通テストがあります。
共通テストが終わったら自己採点を行い、二次試験に向けての勉強を再開します。国公立受験者にとっても最も重要な追い込み期間となります。ここからの記事は記述対策が中心になります。過去問ノートなどを作りながら二次対策を進めてください。

◯ 大学合格を勝ち取った先輩たちは、センター直前期に何をしていたの?

◯ 大学合格を勝ち取った先輩たちは、センター試験でどんなことに気をつけていたの?共通テストで気をつけてほしいこと

◯ 12月からで良い?共通テスト対策と二次対策の正しい切り替え時期

◯ 【高3生必見】ほんとに知ってる?共通テスト受験のあれこれ!

◯ 【入試の流れ、言える?】意外と知らない国公立入試の仕組み、教えます。

◯ 【注:直前に読んでください!!】受験前日にすること6選。

◯ 大学入試当日、試験会場に何を持って行けばいい?最低限持っていきたい11のリスト

◯ 共通テストリサーチA判定の落とし穴。D判定、E判定からの逆転を目指せ!


国公立大学の二次試験は前期日程が2月の最終週、後期日程が3月の第2週に行われます。前期日程の合格発表が3月の第1週~10日頃、後期日程の合格発表は3月の第3~4週に行われます。そこで晴れて合格することができれば、4月から大学に入学です!

イクスタは独学の受験生の皆さんを応援しています!イクスタのサービス内には独学の受験生に役立つ様々なコンテンツを用意しているので、ぜひ受験生活に役立ててくださいね!